スペラファーマ株式会社様

―貴社の従来の課題についてお聞かせください。

当社は昨年7月、グローバルに高く評価される新薬を数多く生み出したCMC研究のエキスパートが、武田薬品からスピンアウトして設立しました。所属する武州製薬グループにおいて、研究開発から申請に至るすべてのCMCプロセスを担い、お客様ニーズに合ったサービスを提供しています。前身の武田薬品は、英語学習に限らず、社員教育が非常に充実した環境でした。
それゆえ、当社の従業員は、元より教育に対する意識や関心が高く、前社と同等の教育水準を維持することがモチベーションアップにも繋がると考え、教育環境を整える必要性を感じていました。加えて、CMC研究に従事する研究者たちは、普段の業務の中で英語を使う機会が多いため、先立つ課題は、英語学習のための基盤を作ることでした。

―ビズメイツのプログラムを導入した理由について教えていただけますか？

スペラファーマのグループ会社である武州製薬では、かねてよりBizmatesのオンラインレッスンを導入しており、その優れた内容については伺っていました。弊社に導入する決め手となったのは、まず、ビジネスに特化した英語学習プログラムであること。前項でも申し上げました通り、弊社の社員は業務で英語を使う機会が多いため、ビジネスの現場で活かすことのできる、Bizmatesの実践的なプログラムは、大変魅力的でした。

また、各自のスケジュールに合わせて、いつでもどこでも受講できること、そしてオンラインで高品質なマンツーマンレッスンが受けられることも大きなメリットでした。

集合研修の実施なども一案としてあったのですが、多忙を極める研究者を一ヶ所に集めるとなると、現実的にはかなり厳しいものがあります。それぞれが受講したい時に、場所を選ばずにレッスンを受けることができるBizmatesは、弊社の社員にとって最適なプログラムだと思いました。

―導入プログラムの内容と受講対象者の基準設定について、お聞かせください。

毎日25分の自己啓発プランを導入しています。受講期間は6ヵ月で、全社員を対象に募集を行い、すべての希望者が受講できる体制を取りました。例えば、上司の推薦を受けた人だけが受講できるなど、条件を限定するやり方もあるとは思うのですが、当社としては、意欲のある人には教育の機会を提供するというスタンスですので、このような仕組みを取り入れることにしました。受講を希望する人に迷いが生じることのないよう、プログラムの導入の決定やその内容について、いち早く情報を提供するなど、スムーズに学習に取り組むための環境づくりに力を注ぎました。

―プラン導入後の反響はいかがですか？

1期目のレッスン終了後、各受講者の受講率を確認したところ、その受講率の高さに驚きました。80％以上の受講率で学習を継続している者が多くおり、中には受講率100%を達成する者が複数見受けられました。 この結果に驚いたと共に、いかに社員が真摯に学習に取り組んでいるかということを再認識した瞬間でした。 1期目の受講期間が終了する前から、「次のプログラムはいつスタートするんですか？」という声が受講生からは多く上がっており、Bizmatesのニーズの高さを実感しています。
2期目を実施するにあたって、ビズメイツには1期目と同様にオープニングセミナーを開催していただきましたが、その際、受講率100％を達成した社員の一人と話をする機会がありました。「当初、レッスンを続けるのは大変だったけどだんだん楽しくなってきた。
Bizmatesのレッスンを受ける以外にも、今では空き時間に英字新聞を読んだり、TOEICにも挑戦するようになった」とのことでした。彼のように、意欲的に学習に取り組んでいる人が多い状況ですが、受講生のモチベーションを維持していくためにも、今後はフォローアップできる体制をさらに強化していく考えです。

―本日は貴重なお時間をありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。

社員さまの声

―現在のお仕事の内容を含めて、自己紹介をお願いします。

入社して20年、武田薬品で研究職に従事したのち、昨年7月より当社の製薬研究本部に在籍しています。現在は主任研究員として、プロセス化学の中でも不斉合成化学という分野を専門に、有機合成化学を用いた原薬開発の研究にあたっています。前社の頃から現在に至って、研究レポートは英語で書くため、業務の中で英語を使う機会は多いです。
また外国の顧客様もいらっしゃいますし、サイエンスカンファレンスなど、英語が公用語の学会に出席することもあるので、書くだけでなく話すという意味でも、日々英語に接する機会はあります。

―これまでの英語学習の経験についてお聞かせください。

10年以上前になりますが、通学型の英会話スクールに1年ほど通ったことがあります。週1回のマンツーマンレッスンに通いましたが、自身が受け身の姿勢で取り組んでいたこともあり、身につかなかったというのが正直な感想です。また前社の武田薬品では、TOEICに関する通信教育など、社員向けに提供している教育プログラムに取り組んできました。なるべく途切れないように、さまざまなプログラムを試しましたが、英語を学習することに対して、どこか億劫な感じでしたね。

―ビズメイツの受講スタイルについて教えてください。

平日は、毎日朝5時半から25分間のレッスンを受講しています。通勤に片道1時間ほどかかるので、以前は6時に起きて、6時半には家を出るというサイクルでしたが、Bizmatesのレッスンを始めてからは、起きる時間を30分ほど早めています。一方、休日の朝はできればゆっくり寝たいということもあり（笑）、家族と過ごす以外に自分の時間を見つけて午後などに受講しています。

―半年間、受講率100％を達成なさっていますが、続ける秘訣は何だったのですか？

毎日レッスンを受けないと気持ち悪いといいますか、何かを忘れているような感覚になるんですね。例えるなら“歯みがき”をするような感じで、英会話レッスンが習慣化した状態です。先ほどお話したように、今までの英語学習では気が進まず、能動的になれなかったのですが、Bizmatesのおかげで、「楽しく英語を学ぶ」という気持ちに切り替えられたことが、大きく関係していると思います。

―レッスンの効果についてはいかがですか？

冒頭でもお話したように、業務上で英語を使うのは研究レポートを書く時が主ではあるのですが、毎日25分英語で会話することが習慣になってくると、レッスンの時間以外にも「これは、英語でどんな風に表現するのかな」「こう言われたら、どう返したらいいんだろう」とふと考えることが増えたように思います。分からないことがあると、自分で調べるようになりましたね。特にリスニングについては鍛錬がまだまだ必要ですが、テレカンファレンスや外国のお客様に直接お会いする時も、レッスンを受ける前に比べると、自分の考えや想いを、臆せずに伝えることができるようになったと思います。

また、日本の学会ではレクチャーをさせていただくこともあり、道のりは長いかもしれませんが、今後の展望として、ゆくゆくは英語が公用語の学会でも、堂々と話せるようになれたら嬉しいです。また現在は、メインプログラムである「Bizmates Program」を主に利用していますが、英語で研究内容を発表するような機会があれば、「Assist lesson」を利用してトレーナーの方のチェックを受けてみたいですし、今後は「Discovery」で異文化ディスカッションにも挑戦してみたいと思っています。少しずつでも英語力を高めていけるよう、これからも生活の一部としてレッスンを継続していきたいと考えています。

―ありがとうございました。今後の山田様のご活躍をお祈り申し上げます。