Bizmates法人契約プラン導入事例 静岡ガス株式会社様
静岡ガスグループでは、2030年に連結経常利益130億円のうち約14%を海外事業で創出することを目指し(※)、南アジア・東南アジアにおける天然ガスや再生可能エネルギー事業の展開をはじめ、2024年のインド現地法人設立、2025年2月の米国シェールガス開発参画など、グローバル展開を積極的に推進しています。
こうした背景のもと、同社では単なる語学習得にとどまらず、実践の場で主体的に活用できる英語力と、それを支える“グローバルな意識”を育てる人材開発の重要性が高まっています。今回の研修は、その第一歩として位置づけられる取り組みです。
※「静岡ガスグループ 2030年ビジョン」
- 電気・ガス業
- 1001〜5000名
- 社員全体のグローバル意識改革
- グローバル・マインドセット研修
導入インタビュー
従来からの課題
海外事業拡大を見据えた、マインド醸成の第一歩
―貴社の従来の課題についてお聞かせください。
静岡ガス株式会社 田原 卓様
当社はこれまで、地域密着型のエネルギー企業として事業を展開してまいりましたが、近年は「グループ2030年ビジョン」のもと、海外事業の拡大を明確に掲げています。
その実現のためには、社員が海外事業を“自分ごと”として捉え、関心を持って前向きに関わる意識を育むことが重要だと考えています。
近年、海外事業が成長する一方で、これまではプロパー社員を中心に、海外事業や海外赴任を自らのキャリアとして描く機会が少なく、社員全体のグローバル意識の醸成や英語への苦手意識の払拭が課題となっていました。
そのため、英語に対する心理的なハードルを下げ、海外事業に関心を持つきっかけを増やすような取り組みの必要性を感じていました。
理想は、海外でのキャリア形成に意欲を持ち、自ら挑戦に手を挙げる社員を増やすこと。
また、現在は英語を業務で使用していない社員に対しても、「挑戦する風土」を醸成することを目的に、今回の研修プログラムを導入しました。
静岡ガス株式会社 田原 卓様
導入プラン
グローバルへの一歩を踏み出すために。社員の“挑戦マインド”を育てる研修
―導入プログラムの具体的な内容について教えてください。
静岡ガス株式会社 田原 卓様
5月に実施した研修には、幅広い部署から約20名の社員が参加しました。
英語を「学ぶ」ことよりも、“今ある英語力で自信を持って伝える姿勢”を身につけることを重視しています。英語をコミュニケーションの「ツール」として活用し、異文化を受け入れ、楽しむ“グローバル・マインドセット”を育むプログラムです。
研修は対面・7時間で実施し、参加者同士のディスカッションやグループワークを通じて、日本人特有の「間違いを恐れる」「完璧を求める」心理的ハードルを下げながら、文化・価値観・言語スタイルの違いを学べる構成となっています。
静岡ガス株式会社 田原 卓様
▼グローバル・マインドセット研修3つのポイント
1. マインドセットの転換:コミュニケーションツールとしての英語
英語を「テストのための科目」ではなく「意思疎通のためのツール」として活用する姿勢を育成します。
“間違えても伝われば大丈夫”という考え方のもと、自信を持って発言できるマインドセットへの転換を目指します。
2. 「フジ・イングリッシュ」:簡単な英語で意見を伝える練習
受講者の英語に対する苦手意識を払拭し、今の英語力でも「伝えることができる」という自信の体得を目指します。
3. グローバルな環境下での会話術:文化とコミュニケーション手法のつながりを理解
文化的背景の違いや、円滑な会話を続けるための実践的なテクニックを習得します。
導入後の効果
受講を通じて広がる“挑戦する風土”
―研修を経て、受講生から効果や反響の声はありましたか?
受講後の変化として、以下の2点が特に大きな成果だと感じております。
①英語をコミュニケーションのツールと捉えるマインドセットの変化
受講者のコメント:
「これまでは、英語を話すときに“完璧な文章を作らなければならない”というテスト的なマインドセットでしたが、研修を通して“英語は第二言語だから失敗して当たり前。大切なのは伝えること”という考え方を学び、自身の英語に対する意識が大きく変わりました。」
②英語へのハードルが下がり、積極性が向上
受講者のコメント:
「これまでは“間違えたらどうしよう”と不安で、英語を自ら発信することに大きな壁を感じていましたが、もっと気軽に考えてよいし、積極的に挑戦していきたいと思えるようになりました。」
―10月に実施した新入社員向けの研修についても教えてください。
研修風景
5月に実施した「グローバル・マインドセット研修」が非常に好評だったことを受け、10月には新入社員を対象に、「グローバル・マインドセット研修」と「異文化ギャップマネジメント研修」を実施しました。
若手のうちからグローバル意識を育むこと、そして海外という特別な環境に限らず、日常の業務においても“文化や価値観の違い(ギャップ)を楽しみながら挑戦できる人材”を育成したいーそんな想いが背景にあります。
新入社員にとっては初めての実践的なワークも多かったものの、
研修後には、
「完璧な英語でなくても伝わる。とにかく話してみようと思えた」
「中学レベルの英単語でも、ネイティブと意思疎通できることがわかり安心した」
といった前向きな声が多く寄せられました。
今回も非常に好評だったため、来年度の実施も検討しています。
研修風景
―本日は貴重なお時間をありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
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