本当の英語力を測るには英語研修の目的に合わせた効果測定方法を見つけよう

英語研修を実施しているけど、社員の英語力は身に付いているのかどうか一番気になるところですよね。英語研修の効果測定を測るためのテストはいくつかありますが、果たしてテストのスコアがよいからと言って、ビジネスで通用する英語力が身に付いたと言えるのでしょうか?今回の記事では、英語研修の効果測定を測る方法と本当の効果とは、などについて解説していきます。

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英語研修での効果測定

英語研修の効果測定は、研修の目的に合った方法で行うのが基本です。例えば、海外の顧客からのメールに対応できるようになってほしい、という目的だったら、英語を話す必要はありません。なので、そのような場合は、英語の文章の読み書きができるようになるための英語研修を行い、効果測定としてはライティング力やリーディング力を測れるテストを実施するとよいでしょう。

もし、海外の顧客との交渉や商談ができるくらいのスキルを身につけてもらうことが目的だったら、英語を発話する機会を英語研修に取り入れて、効果測定もスピーキングやリスニングを中心に行う必要があります。

このように英語研修の目的に合わせて効果測定をすることが大切です。また効果測定から逆算して、どんな形で英語研修をするのかを検討することも効果的でしょう。そして、効果を測る方法はいくつかあります。その種類とメリットデメリットを次の章で紹介していきます。

英語力を測る6つの方法

英語力を測るためのテストはいくつもあります。研修の目的や何のスキルを身につけたいのかによって、効果測定の方法を選択するとよいでしょう。

英語力を測る方法1:TOEIC

1つ目はTOEICです。英語力テストで一番身近なテストではないでしょうか?英語力を測るために多くの人に受けられているテストで、合否はなく、10~990点のスコアで主に読み書きの英語力を測ります。

TOEICを受けるメリットは客観的に英語力を測ることができて、社内での評価のアップにつながるところでしょう。ただし、デメリットもあります。スコアをあげるための解答するテクニックを覚えて、本当の英語力が身についていない可能性があります。英語は勉強するものではなく、「使う」ものです。なので問題を解く力は身についても、英語を話せるようになるとは限りません。英会話力を測りたい場合は、スピーキング力とライティング力が測れる「TOEIC SW(Speaking & Writing)」が受けるのも選択肢としてあります。

英語力を測る方法2:TOEFL ITP・TOEFL IBT

英語力を測るのに「TOEFL」というテストもあります。TOEFLは、主に英語圏の大学などに入学するための英語力を測るテストです。TOEFLには「TOEFL ITP」と「TOEFL IBT」がありますが、違いは以下の通りです。

TOEFL ITP

  • 英語圏の学校に入学する際の試験として使用することができない
  • 主には大学入学時などのクラス分けの際に使用される
  • テスト内容は、リーディング・リスニング・文法の3技能

TOEFL IBT

  • 英語圏の大学などに入学するための試験として使用される
  • テスト内容は、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能

TOEFLのメリットは、TOEFL IBTであれば海外でも評価されて、かつリーディングとリスニングだけでなく、スピーキングとライティングの技能も測れるところです。反対にデメリットは、TOEFL IBTの用途は大学や大学院に入学するための試験で、環境などのアカデミックな内容がメインとなっているため、ビジネス向きではないところでしょう。

英語力を測る方法3:IELTS

IELTSは留学したり、海外で働く際に英語力を証明できる試験です。IELTSを受験するメリットは、スピーキングテストが1対1の対面式で受けるため、コミュニケーションの能力を測れるところや日本人にとって馴染みのある筆記テスト形式で受けられるところでしょう。ただ、スピーキングテストの内容は自己紹介やテーマに沿ったプレゼンテーションなどなので、ビジネスで交渉や商談するための英語力は測れない点ではデメリットといえるでしょう。

英語力を測る方法4:実用英語検定試験

実用英語検定試験(英検)は日本でよく知られているテストです。TOEICなどと違って、テストはスコアではなく、合否によって判断されます。また、入門レベルの5級から上級者の1級までレベル別に7段階に分かれています。英検のメリットは、レベルに合わせてテストを受けることができるため目標設定がしやすいです。また、面接形式でのスピーキングテストもあります。デメリットは、準1級や1級になると単語が難しくなり、実際の会話であまり使わないような単語が出てくるため実用性に欠ける可能性があります。

英語力を測る方法5:Versant

Versantはロンドンの会社が開発したリスニングとスピーキングのテストです。主に日常会話の英語力を測ります。Versantのメリットは、英語でのコミュニケーション能力を測れるところです。ただコミュニケーション能力を測るだけでなく、「会話のわかりやすさ」や「文章構成」「語彙」「流暢さ」「発音」といったスキルにわけて採点されるため、自分の弱点が明確になります。ですが、英語のスピーキング力は筆記テストに比べて対策する機会がなかなか無いため、独学で勉強するのは難しいところがあるでしょう。また、「流暢さ」「発音」が全体のスコアの多くを占めているため、この2つを苦手としている人はなかなかスコアがあがりません。そのため、会話力があっても、スコアが上がらず、英語学習に対してモチベーションが下がってしまう恐れがあります。

テストのスコアが高ければ英語学習の効果が出たと言えるのか?

テストで高いスコアをとることは、英語力を測るために重要です。ですが、スコアがアップすれば英語力が身についたと言えるのか、今一度考える必要があるでしょう。その理由として、英語テストのスコアが高いからと言って、すぐに海外で商談や交渉できるレベルまでに到達しているとは限らないためです。「英語研修成功=テストのスコアアップ」ではないことに注意しましょう。

英語力のアップだけではなく「英語を使ってどうするのか」が重要

「英語研修成功=テストのスコアアップ」ではないとなると、一体何をもって成功と言えるのでしょうか。英語はひたすら単語や文法を覚えるだけでは、本当の意味での英語力は身につきません。そして、英語を習得するには1000時間もの時間を要します。そうなると、「英語研修は意味ないのではないか?」と思ってしまいますよね。

英語研修で最も大切なのは「英語学習の習慣化」なのです。そして「英語を使って何をするのか」「英語を使ったコミュニケーションで効果を出す人材にするためにどうするのか」を考えて英語研修を導入することが、より効果的な研修になります。英語研修を導入し、研修後も英語学習を習慣化できた際に、本当の意味で英語研修の成功と言えるのではないでしょうか。

英語学習を継続できる機会を作る

とはいえ、英語研修の効果を測る機会がないと、英語学習のモチベーションを保つことはできないですよね。ですが、ただ英語のテストを受けるだけでは、高いスコアがとれた際に満足してしまい、そのまま学習を辞めてしまう恐れがあります。英語は運動と同じで、継続し続けないと英語力は落ちていくばかりで、研修後も学習し続けなければ意味がありません。そのため、英語学習を継続できるような機会を作ることが重要なのです。

例えば「Bizmates TEST」では、英語研修の効果を測定することができます。ですが、ただ測定するのではなく、実際に英語を話すための瞬発力と相手を問わずコミュニケーションの目的を達成する能力を測ります。具体的な測定内容は以下の2点です。

  1. 基礎的な英文法を無意識レベルにまで修めているか
  2. 「シンプル・丁寧・効果的」なコミュニケーションを心がけているか

ビジネスシーンではスピードかつ簡潔さが求められます。英語で上記のようなことが対応できるかどうかを測定するテストになっています。このテストは365日24時間受験が可能なので、忙しいビジネスマンでもスキマ時間で測定できます。また研修前と研修後に受講して実力の変化を測るので、英語学習の効果すぐにわかります。常に自分の実力を測れる機会があれば、継続して英語学習を続けることができるのではないでしょうか。

「Bizmates」のオンライン英語研修と「Bizmates TEST」に関するお問い合わせはこちら

https://www.bizmates.jp/inquiry-corp/

まとめ

英語研修の効果測定をする方法はいくつかありますが、果たして本当に英語力が身に付いているのかどうかはわからないところです。「本当の英語力を測定するための方法がわからない」「英語テストを何度か受けてもらっているけど、コミュニケーションをとれるまでに至っていない」などと悩んでいる方はぜひBizmatesにお問い合わせください。



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