英語で頻度を表す副詞の一覧|パーセンテージと例文で具体的に解説

「英語で頻度を表す副詞って何だろう」「頻度を表す副詞の具体的な使い方がわからない」と悩んでいませんか?

「頻度」の表現を使いこなせると、話す内容にも説得力が増します。

本記事では、英語で頻度を表す副詞をわかりやすく解説します。

わかりやすい目安としてパーセンテージで頻度の高低を示しており、例文もあるため具体的な使い方をご理解いただけると思います。

頻度を表す副詞の使い方がわからない方はぜひ参考にしてください。

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頻度を表す副詞とは?

頻度を表す副詞とは?

頻度とは「何かが繰り返し行われる度合い」のことです。

「よくわからない」という方は、日本語で考えてみるとわかりやすいですよ。

頻度を表す副詞は、日本語だと以下などがあります。

  • いつも
  • よく
  • たいてい
  • ときどき
  • たまに
  • あまり
  • めったに
  • 全然

日本語で話すときに使う「いつも〜する」「たまに~する」「めったに〜しない」などが「頻度を表す副詞」ですね。

副詞の使い分け方に明確な定義はありませんが、それぞれどの言葉のほうが頻度が高いか・低いかといった違いがあります。

英語も同様に「いつも」「たまに」「全然ない」などの副詞があり、それぞれどの言葉のほうが頻度が高いか・低いかを覚えなければ使いこなせません。

以下では、それぞれの副詞について詳しく解説していきます。

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頻度を表す副詞一覧

頻度を表す副詞一覧

「頻度を表す副詞」と言われても、どの副詞がどのくらいのパーセンテージになるのかピンとこない方が多いかもしれません。

「頻度を表す単語と言えばalwaysとusually、neverくらいしか使ったことがない」という方もいるかもしれません。

誰でも一目でわかりやすいよう、頻度を表す副詞の種類とパーセンテージを表にまとめました。

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副詞 日本語訳 パーセンテージ
always いつも 100%
generally/usually たいてい、普段は 90%
normally/frequently 頻繁に、とてもよく 80%
often しばしば、よく 70%
sometimes ときどき 50%
occasionally たまに 30%
seldom/hardly/rarely あまりない、ほとんどない 10%
hardly ever/almost never ほぼまったくない 5%
never 全然ない 0%

それぞれの副詞の詳しい使い方は、以下で例文とともに解説していきます。

【ビジネスで役立つ!】頻度を表す副詞の使い方と例文

【ビジネスで役立つ!】頻度を表す副詞の使い方と例文

頻度を表す副詞の使い方は以下の通りです。

  • always(いつも)
  • generally/usually(たいてい、普段は)
  • normally/frequently(頻繁に、とてもよく)
  • often(しばしば、よく)
  • sometimes(ときどき)
  • occasionally(たまに)
  • seldom/hardly/rarely(あまりない、ほとんどない)
  • hardly ever/almost never(ほぼまったくない)
  • never(全然ない)

順番に見ていきましょう。

それぞれの頻度を表す副詞について、ビジネスに関連した例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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always

alwaysは日本語の「いつも」にあたる副詞。

頻度を表す副詞の中で一番多く、パーセンテージは100%です。

「いつも〜している」「常に〜している」と言いたいときに使う副詞です。

  • She is always late for the meeting.(彼女はいつも会議に遅刻します。)

alwaysでは100%を表しますが、almostをつけて「almost always(ほとんどいつも)」にすると少しだけ頻度を下げられます。

  • She is almost always late for the meeting.(彼女はほとんどいつも会議に遅刻します。)

generally/usually

alwaysの次に頻度が高いのが「たいてい、普段は」にあたるgenerally/usuallyです。

中学英語で習うため「usuallyはよく使う、馴染みがある」という方も多いでしょう。

頻度を表すパーセンテージは90%です。

  • He is generally tired when he comes back from work.(彼はたいてい仕事から帰ってくると疲れています。)
  • Meetings usually start at 10:00.(会議はたいてい10時に始まります。)

90%のパーセンテージを表す副詞は、他にも「nearly always」や、上記で紹介した「almost always」があります。

normally/frequently

generally、usuallyの次に頻度が高いのが「頻繁に、とてもよく」にあたるnormally/frequentlyです。

頻度を表すパーセンテージは80%。

frequentlyはやや改まった感じで使うことが多いです。

  • Please contact me frequently.(頻繁に連絡をください。)
  • Does this trouble happen normally?(このトラブルは頻繁に起こるのですか?)

「頻繁に、とてもよく」を表す副詞は、「very often」と言い換えることもできます。

often

normally/frequentlyの次に頻度が高いのが「しばしば、よく」にあたるoftenです。

頻度を表すパーセンテージは70%です。

  • We often go out for lunch.(私たちはしばしば外にランチを食べに行きます。)
  • I often have to work overtime.(私はしばしば残業をしなければなりません。)

veryを付けて「very often」にすると、上記で紹介したように80%の頻度になります。

  • I have to work overtime very often.(私は頻繁に残業をしなければなりません。)

sometimes

oftenの次にくるのが「ときどき」にあたるsometimesです。

頻度を表すパーセンテージは50%なので、ちょうど真ん中あたりの割合になります。

  • He sometimes forgets to bring the material.(彼は時々資料を持ってくるのを忘れます。)

sometimesに似ているものに「sometime」がありますが、sometimeは「いつか」という意味になります。
sが付くか付かないかで意味が大きく変わるため、注意が必要です。

  • Let’s go drinking after work sometime.(いつか仕事のあと飲みに行きましょう。)

occasionally

sometimesの次にくるのが「たまに」にあたるoccasionallyです。

頻度を表すパーセンテージは30%です。

  • This trouble happens occasionally.(このトラブルはたまに起こります。)

「very occasionally」を使うと「めったに〜ではない」という意味になり、さらに頻度が下がります。

  • This trouble happens very occasionally.(このトラブルはめったに起こりません。)

seldom/hardly/rarely

occasionallyより頻度が少なくなるのが「あまりない、ほとんどない」にあたるseldom/hardly/rarelyです。

頻度を表すパーセンテージは10%です。

「ない」という否定の意味になる単語ですが、否定文ではなく肯定文で使います。

間違えやすいので気をつけましょう。

  • She lives far from the office, so she rarely comes to drinking parties.(彼女は会社から遠くに住んでいるので、飲み会にはほとんど来ません。)

否定的な意味をもつ副詞を強調したい場合は、倒置法を使います。

倒置法を使う場合の語順は「副詞+(do、does、did、have、had)+主語+動詞」になります。

  • Hardly does she come to drinking parties even though she lives close to the office.(彼女は会社の近くに住んでいるにもかかわらず、飲み会にはほとんど来ません。)

hardly ever/almost never

seldom/hardly/rarelyの次にくるのが「ほぼまったくない」にあたるhardly ever/almost neverです。

頻度を表すパーセンテージは5%。

「全然ない」に一番近く、ほとんどない状態のときに使います。

上記で紹介した「seldom/hardly/rarely」と同じく否定の意味になる単語ですが、肯定文で使います。

notを入れないよう注意しましょう。

  • We have almost never worked overtime.(私たちはほぼまったく残業をしたことがありません。)

hardly ever/almost neverも倒置法が使えます。

  • Almost never do we work overtime.(私たちはほぼまったく残業をすることがありません。)

never

一番頻度が少なくなるのが「全然ない」にあたるneverです。

頻度を表すパーセンテージは0%。

まったくない場合や、一度もそれをしたことがない場合にのみ使います。

  • I have never heard of the bad reputation of our president.(私たちの社長の悪い評判を聞いたことがありません。)

【中学英語の復習】頻度を表す副詞の位置

【中学英語の復習】頻度を表す副詞の位置

頻度を表す副詞の位置は以下の通りです。

  • 一般動詞の前
  • be動詞の後
  • 助動詞の後
  • 文頭や文末

副詞の位置については、中学の英語の授業で出てきます。
知っているという方も、中学英語の復習としてもう一度確認しましょう。

一般動詞の前

一般動詞の文章の場合、頻度を表す副詞は「一般動詞の前」におきます。

一般動詞とは、動作や状態を表す時に使われる「be動詞以外のすべての動詞」のことです。

  • He often forgets the material.(彼はしばしば資料を忘れます。)
  • She sometimes sleeps during meetings.(彼女は時々会議中に寝ています。)

be動詞の後

be動詞の文章の場合、頻度を表す副詞は「be動詞の後」におきます。

  • She is sometimes late.(彼女は時々遅刻します。)
  • He is usually tired after working overtime.(彼は残業をしたあとはいつも疲れています。)

助動詞の後

助動詞がある場合、頻度を表す副詞の位置は「助動詞の後」になります。

助動詞とは、動詞を少し助ける(変化させる)単語です。
動詞を助ける単語なので、必ず動詞と一緒に使われます。

助動詞には、will・would・can・could・may・shouldなどがあります。

  • We should more often have meetings.(もっと頻繁に会議を開くべきです。)
  • I could hardly concentrate at work yesterday.(昨日は仕事中ほとんど集中できませんでした。)

文頭や文末

頻度を表す副詞を強調したいときには、文頭や文末におくこともあります。

  • Usually she doesn’t come to drinking parties.(通常、彼女は飲み会には来ません。)
  • Sometimes I go to work by bus instead of by train.(時々、私は電車ではなくバスで会社へ行きます。)

副詞によっては文中でしか使えないものもあるため、注意が必要です。

文頭や文末で使える副詞はこちら。

  • generally/usually
  • normally/frequently
  • often
  • sometimes
  • occasionally

以下の副詞は文中でしか使えません。

  • always
  • seldom/hardly/rarely
  • hardly ever/almost never
  • never

ただし、alwaysとneverは、命令文では文頭におきます。

頻度を表す副詞を覚えるにはアウトプットが必要!

頻度を表す副詞の覚え方は?

英語で頻度を表す副詞の学習には、感覚的な理解が重要です。

具体的なパーセンテージを目安にする方法もありますが、実際の使い方は経験と実践を通じて身につけることが効果的です。

たとえば、「ときどき」や「たまに」といった日本語の副詞も、私たちは頭で考えずに自然に使っています。

同様に、英語の副詞も実際に話す練習を重ねることで、自然と使い方が身につきます。

ただ、実際にどのような場合に使うのかは、実践の中で感覚として覚えるしかありません。

いかにたくさん英語を話し、感覚で覚えるのかが近道になるため、積極的に実践の機会を設けることが重要です。

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