「確かに」って英語で何と言う?会話をスムーズにする相槌表現5選

相手の言ったことに共感したとき、「確かに」「そうだね」といった言葉を使うことがありますよね。自分が話している時も、こうした相づちがあると会話が楽しくなるものです。

では、英語で会話している時は、どんな単語を使ったら気持ちを表現できるのでしょうか?もちろん相づちなしで本題に入っても問題ありませんが、より自然に会話をつなげたいなら知っておいて損はありません。

この記事では、「確かに」を表現できる英語を5つ、例文と共にご紹介します。それぞれの微妙なニュアンスについても詳しく解説するので使い所もバッチリ覚えましょう!

また、「確かにそうなんだけど…」とワンクッションおいてから自分の意見を伝える言い回しも併せて紹介します。

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提案や意見に賛同する5つの表現

まずは、相手の話に共感していることを表現できる英語を例文から確認しましょう。簡単な単語ばかりなので、いったん覚えてしまえば、使いこなすのは難しくありません。

ただ、言葉は相手との関係性によって使い分けが必要な場合もあります。例えば、日本語で「確かに」と言うときも「そうなんだよね」や「おっしゃる通りです」など表現はさまざまですよね。

同じように英語でも、日常会話やビジネスシーンそれぞれにふさわしい単語があります。こうした細かいニュアンスも覚えておくと、より自然な会話ができるようになるでしょう。

なお、例文の中には使い回しのきく単語やイディオムが登場します。関連する表現についても解説するので、学習の参考にしてみてくださいね。

ではさっそく、今すぐ使える5つの表現を学んでいきましょう。

Sure 確かに

Sure(確かに、まあそうですね、まさに、もちろん)

Sure
確かに、まあそうですね、まさに、もちろん
[例文1]
Aさん:It’s a big decision. I’ll need time to think.
重大な決断ですから、少し考える時間が要りますね。
Bさん: Sure. You should sleep on it.
まあ確かにそうですね。じっくり考えてみてください。

「それが事実であるかはさておき私もそう思う」というような、相手に寄り添うニュアンスを表現できます。相手の言い分には一理あると思った時や、相手の意見を認めたくない気持ちはあるものの認めざるを得ない時などに使われます。

また、似た言い回しとして「For sure.」で「確かに」と言うこともあります。「その通りです」という意味に当たります。

Sureは相手の依頼に対して「もちろんいいですよ」という意味としても使われますし、非常に良く耳にする表現ですね。

[例文2]
Aさん: I don’t really like the author, but his books are worth reading.
私は作者のことはあまり好きではありませんが、彼の本は読む価値がありますよ。
Bさん:Sure.You have a point.
確かに。一理あります。
[例文3]
Aさん: The deadline is too unrealistic. It’s impossible.
この期限はおかしいです。不可能ですよ。
Bさん: Sure. Let’s rethink our schedule.
そうですね。スケジュールを考え直しましょう。
[例文4]
Aさん: I think we should ask for Suzuki-san’s opinion.
鈴木さんの意見を聞いた方がいいと思います。
Bさん: For sure.
おっしゃる通りです。
【覚えておきたい単語&イディオム】
sleep on it(一晩寝かせて考える)
rethink(考え直す)

Right(確かに、その通り、そうですよね)

Right
確かに、その通り、そうですよね
[例文1]
Aさん:I’m curious whose idea will be chosen in the meeting.
会議で誰のアイディアが採用されるのか気になります。
Bさん:Right. I couldn’t sleep well last night.
確かにそうですよね。昨夜はよく眠れませんでした。

Rightは「That’s right.」「You are right.」の省略で、「あなたは正しいよ」と相手に賛同する表現です。日常会話でよく使われる言葉ですし、映画やドラマでも頻繁に耳にします。

素直に相手を認めるときにはもちろん、「Okay, you may be right(うんうん、そうかもしれないですね)」のように強く意見を主張する相手を軽く流すときにも使えます。

[例文2]
Aさん: You told me that you were coming at 6.
6時に来ると言っていましたよね。
Bさん: Right. I’m sorry.
そうですよね。すみません。
[例文3]
Aさん: It must be hard to bring up a child single-handedly.
子供を独りで育てるのは大変でしょうね。
Bさん: Right. I wish I could help him.
確かに。何か助けになれたらいいのですが。
[例文4]
Aさん:We should have finished this task first.
このタスクを先に終わらせておくべきでした。
Bさん: Right. Let’s be careful next time.
確かに。次からは気をつけましょう。
【覚えておきたい単語&イディオム】
be curious (気になる)
single-handedly(独りで、独力で)

good point 確かに

Good point(確かに、ごもっともです)

Good point
確かに、ごもっともです
[例文1]
Aさん:We should discuss the matter privately beforehand.
この件に関しては事前に話し合っておきたいです。
Bさん:Good point. Why don’t you come to the meeting slightly earlier?
確かに。会議に少し早く来ていただけませんか?

Good point は、「ごもっともです」と相手の意見や指摘に同調する時に使います。また、自分が忘れていたことや考えていなかったことを指摘された時に「いいこと言いますね」と関心していることを相手に伝える際にも使えます。

「I can see your point.」なら「言いたいことは分かります」と、相手を諭す際の枕詞として、相手の指摘を受け入れる素ぶりを見せるための表現に変わります。

[例文2]
Aさん: Do we really need 3 hours for this discussion?
この議論に3時間も必要でしょうか?
Bさん: Good point. I’ll keep it to 2 hours.
確かに、それもそうですね。2時間にとどめておきます。
[例文3]
Aさん:Why don’t we have our next meeting at 1PM tomorrow?
次の会議は明日の17:00にしましょうか?
Bさん: But that’ll be midnight for the people in New York.
でもそれだとニューヨークオフィスの方達にとっては真夜中になってしまいます。
Aさん: Good point. Let’s we make that 11AM.
そうでした。では11:00にしましょう。
[例文4]
Aさん: You know, I think we should head out soon. Our next meeting is in another building.
あの、次の会議は違うビルなのでそろそろ出た方が・・・
Bさん:Good point. Let’s start wrapping up the meeting.
それもそうですね。そろそろ会議をまとめましょう。
【覚えておきたい単語&イディオム】
privately(二人きりで)
head out (店などを出る)

Certainly(確かに、その通り、おっしゃる通り)

Certainly
確かに、その通り、おっしゃる通り
[例文1]
Aさん: The appreciation of the yen will continue for some more time.
もうしばらく円高が続くだろうな。
Bさん: Certainly. It’s a tough situation.
確かにそうですね。厳しい状況です。

Certainlyは、少しフォーマルな表現なので親しい友人の間で使われると少しよそよそしい感じがするかもしれません。

依頼に対する返答で使う場合は「かしこまりました」といったニュアンスになります。そのため、フォーマルさを演出したい場合は「Sure」ではなく「Certainly」を使うと良いでしょう。

[例文2]
Aさん:He deserves the prize.
彼はその賞にふさわしいですね。
Bさん: Certainly. There’s no one else.
おっしゃる通りです。他の人は考えられません。
[例文3]
Aさん: I feel this product is going to be a big hit.
この商品は売れそうですね。
Bさん: Yes, certainly. I feel it too.
確かに、いけそうですね。
[例文4]
Aさん: Could I get a cup of coffee?
コーヒーを1杯ください。
Bさん: Certainly, sir.(かしこまりました。)
【覚えておきたい単語&イディオム】
appreciation of the yen(円高)
deserve(〜するに値する)

Exactly 確かに

Exactly(その通り、まさに)

Exactly
その通り、まさに
[例文1]
Aさん: She is the best sales person in our company.
彼女はうちの会社で1番優秀セールスパーソンです。
Bさん: Exactly. She has a great personality too.
その通りです。それに人格も素晴らしいです。

Exactlyは「まさにその通り」と全面的に相手の言っていることが正しいことを表す言葉です。

自分の言いたかったことを相手が言ってくれた時や、「yes(はいそうです)」を強調したい際にぴったりの言葉です。

[例文2]
Aさん: I don’t think we can do all that in just 3 months.
そんなにたくさんのことを3ヶ月でできるとは思えません。
Bさん: Exactly. This is unrealistic.
その通り、非現実的です。
[例文3]
Aさん: So you think we should forget about expanding into China?
つまり中国への進出は諦めた方がいいということですか?
Bさん: Exactly. It’s too risky.
まさにその通りです。リスクが高すぎます。
[例文4]
Aさん:Our next step is to hold a kick-off meeting. Is that right?
次のステップとしては、キックオフミーティングするべきですよね?
Bさん:Exactly.
その通りです。
【覚えておきたい単語&イディオム】
have a good personality (人格が優れている)
unrealistic(非現実的):

 
そのほかの使える表現

簡単な単語のみで相手の意見などに同意する言葉には、これまで紹介した5つ以外にも次のようなものもあります。

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  • Absolutely: 「絶対そう!」といった風に、強く同意するときに使います。
  • Definitely:Absolutelyとほぼ同じニュアンスです。
  • Obviously: 相手の発言内容が正しいことが明白な場合に使います。
  • True:「真実である」の意味通り、それが正しいときに使うフレンドリーな返答です。
  • Totally:「ほんとそう!」といったニュアンスの、とてもカジュアルな若者言葉です。

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同意しつつも、自分の意見を言いたい時

ビジネスにおいても日常生活においても、いつも相手の意見に賛同するだけとは限りませんよね。時には、相手と少し違う意見を持っていることもあるでしょう。

そんな時は、相手の意見に同意しつつ、ソフトに自分の意見を伝えられる表現を使いたいところです。ここでは、上手にディスカッションを進められる「確かにそうなんですが…」という言い回しをいくつか紹介します。

I do agree with you, but…(あなたの意見には賛成です。ただ…)

I do agree with you, but…
あなたの意見には賛成です。ただ…
[例文]
Aさん: This software will help everyone work faster.
このソフトを導入すればみんな仕事がはかどりますよ。
Bさん:I do agree with you, but not everyone will be willing to switch over, I don’t think.
全くもってその通りですが、みんながみんなこれに切り換えるとは思えません。

「あなたの意見には私も完全に同意なのですが…」というように相手を立てることができます。「do」を入れることで、この後「but」が続くことを相手に暗に伝えます。発音するときは「do」の音量を上げるのではなく、音程を上げるのがポイントです。同じ意図で使われる表現として、以下のものもあります。

You are absolutely right, but…
本当におっしゃる通りなのですが…
You’ve got a point there, but…
確かにその通りなのですが…
【覚えておきたい単語&イディオム】
switch over(切り換える)

補足:強調の”do”

I really did pass the exam!
本当に試験に合格したんだよ!

「動詞が二つ入っているけど?」と疑問に思った人も少なくないでしょう。この「do」は続く動詞を強調する意味合いで使用されます。過去形にするときは「Did+動詞の原形」にしましょう。また、「is」の音程を高めることで、後に「but」が続くことを相手に暗に示すことができます。

That is true, but…
確かにその通りなのですが…
[例文]
Aさん:He is hard to please.
彼は気難しいぞ。
Bさん: That IS true, but we need to reach agreement somehow.
確かにそうですが、なんとかして同意を得なければなりません。

ビジネスでは意見を言い合うシーンは多い

ビジネスをスムーズに進めるためには、ディスカッションが欠かせません。時には、なかなか話がまとまらないこともあるでしょう。しかし、意見をそのままぶつけてしまっては悪印象を与えてしまい、かえって意見が通らなくなることも考えられます。

反対意見や指摘を述べる前には、ワンクッションおいて相手の意見に対する同意や共感を示すことが大切です。その上で自分自身の意見を述べるのが最も効果的であり、ビジネスコミュニケーションのマナーと言っても過言ではありません。

【英語学習TIPS】

社会人の方が英語を学ぶ目的の多くは、「英語を使ってキチンと仕事ができるようになる」であると思います。目的達成のためには、実は完璧な英語力は必要ありません。17億人以上いる世界の英語人口の70%以上は非ネイティブで、完璧な英語を話さないのですから。

日本で働くビジネスパーソンがさらに活躍するために必要なのは、完璧な英語ではなく、「シンプル・丁寧・効果的」な英語なのです。詳しくはこちらの動画で説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

「確かに」という意味を持つ英語はたくさんありますが、それぞれが微妙に異なるニュアンスを持っています。今回メインで紹介した5つの表現だけでも覚えておけば、相づちの幅が広がります。

また、ビジネスシーンでは特に「確かにそうなんですが…」といった言い回しが役立つ場面が多いでしょう。ビジネスでは特に大事な「丁寧にコミュニケーションをする」ための決まり文句のようなものなので、意見を出す時の口癖にしてしまうと良いでしょう。

シンプル・丁寧・効果的な英語を話すイングリッシュスピーカーを目指しましょう。


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