「ちなみに」の英語表現5つとビジネスシーンで使うポイント

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ちなみに 英語

会話の中で、内容を補足したい時に使う「ちなみに」ですが、同じ意味の表現は英語にもいくつかあり、ビジネスシーンでもよく使われています。

今回の記事では、ビジネスシーンにおける「ちなみに」の使い方を、適切な場面や、使う際の注意点などを交えながら解説していきます。また、すぐに使える「ちなみに」の英語表現を例文を使った例文を用意したので、実際の会話で使うイメージをするのに役立ててください。

「ちなみに」の意味は?

「ちなみに」の正しい意味や効果的な使い方をご存じでしょうか。ここでは、「ちなみに」の意味や使えるシーンについて解説します。

「ちなみに」は前文の補足をしたいときに使用する

「ちなみに」は、前の会話について補足したい情報がある時やより話を膨らませることで、今している話の価値をさらに上げたい時に使います。たとえば、「ちなみにこの調査データは30代女性100人のアンケートを元にしています」など、と付け加えることで説得力が増します。

プレゼンや学会での発表など比較的長い話をロジカルにする際に、重要なメッセージと補助的な情報を整理して伝える時によく使われます。

ビジネスシーンでも使えるの?

「ちなみに」は以下のようなビジネスシーンの英語コミュニケーションでもよく使われます。

  • 企画の説明をする際などに、根拠を補強するため
  • プレゼンで小難しい話をしている最中に、ふっとユーモアを取り入れるため
  • 本題とは直接的に関係ないものの、社内の政治的な理由などでどうしても言っておきたいこと・言わなければならないことを話にねじ込むため
  • 専門的な話をしている最中により身近な話題を関連づけることで聴衆の関心を保つため

「ちなみに」の使い方はアイディア次第。英語コミュニケーションの目的達成の手段が増えるので、ぜひ語彙に加えたいところですね。

「ちなみに」を表す英語5選

上記で解説した「ちなみに」の表現は、英語でも使うことができます。ここでは、「ちなみに」を表す英語のフレーズをご紹介します。

For your information(ちなみに、ご参考までに)

for your information

For your information
ちなみに、ご参考までに
 
Our profits recovered starting in 2015. For your information, this was the year our president came on board.
利益は2015年から回復傾向にあります。ちなみに、この年は社長が就任された年になります。

相手にとって有益となる情報を「念のためにお知らせしておきますね」というニュアンスで使われるフレーズです。会話だけでなく、ビジネスメールなどでも目にする機会が多く、メールの文面などでは「FYI」と略語で表記されることが多いのも特徴です。

また、メールの件名に「For your information」、「FYI」などとあれば、「メールの内容はあくまで参考情報なので特に返信は不要です」といったニュアンスを含みます。こちらは文頭、文末、さらには文中に挟む形でも使えるフレーズです。「Just for your in-formation(略:JFYI)」と”Just”を加え、「頭の片隅に置いておいてほしい」程度の情報であることを強調することもあります。

[例文1]
For your information, the No.5 Exit of ABC station will be the nearest exit from our company if you come by train.
ご参考までに、電車でお越しになる場合は、ABC駅の5番出口からが弊社に一番近いです。
[例文2]
Just for your information, this is the website I mentioned in the meeting.
ちなみに先ほどの会議でお話ししたウェブサイトはこちらです。

As a side note(補足すると、ちなみに申し上げますと)

As a side note
補足しますと、ちなみに申し上げますと
 
Thanks to this project, we were able to grow the number of inquiries. As a side note, we also improved the cost per acquisiton by 16%.
この施策により、見事問い合わせの数を伸ばすことができました。ちなみに申し上げますと、問い合わせ獲得のコストも16%改善しております。

発表やプレゼンなどで改まった雰囲気で「ちなみに」と言いたい時におすすめなのが「As a side note」です。「side note」には「注記」「追記」などの意味があり、「As a side note」で「ちなみに」「補足すると」といった意味合いになります。同じ意味で「On a side note」というフレーズもありますが、使用頻度は劣ります。

[例文1]
We found out that the number of visitors has become significantly less at 5 of our stores, and we suspect this is due to the increased competition. As a side note, we had 5 consecutive rainy weekends in May and June.
5つの店舗で来店者数が大幅に減っていることがわかり、競争の激化が要因であると考えています。ちなみに補足しますと、5月と6月にかけて5週間連続で週末に雨が降っています。
[例文2]
As a side note, we also found that our mail magazine had been getting weak responses.
ちなみに申し上げますと、メルマガからの反響はほとんど無いと言うことがわかっています。
[例文3]
As a side note, the data also suggests an interesting relationship between packaging and cus-tomer loyalty.
ちなみにこのデータはパッケージングと顧客ロイヤリティーの間に興味深い関連性があることも示唆しています。
【覚えておきたい単語・イディオム】
get weak responses(反響があまりない)
suggest(示唆する)

Just for the record, …(念のためにですが、…)

Just for the record, …
念のためお伝えしておきますが、ちなみにはっきりさせておくと
 
Just for the record, Mr.Johnson is the director of our public relations department.
念のため言っておきますが、ジョンソンさんは広告課の部長です。

直訳すると「記録のために」という意味になる「Just for the record」。前述したことにはっきりと補足しておきたい場合や、自分の意見や立場などを明確に付け加えておきたいときなどに使えるフレーズです。

[例文1]
Just for the record, the decision is in my hands.
ちなみに決定権は私にあります。
[例文2]
The president has already rejected this idea, just for the record. So we’re wasting our time discussing it.
ちなみにはっきりさせておくと、社長はすでにこの案を却下しています。この話は続けるだけ無駄です。
【覚えておきたい単語・イディオム】
the decision is in (someone’s) hands(決定権は(人)にある)
reject(却下する、拒否する)
waste time(時間を無駄にする)

〜, by the way(ちなみに)

〜, by the way
ちなみに
 
Our meeting tomorrow will be on our campaign for next month, by the way.
ちなみに明日のミーティングのテーマは次月のキャンペーンについてです。

「By the way」は話題を膨らませたいときや、新たな情報を追加したいときなどに使われるおなじみの表現です。また、関連の薄い話題へ展開する際にも使うことができます。文頭、文末どちらにも付け加えることができますが、聞き手は以下のように、異なる意図として受け取るであろうことを覚えておきましょう。

  • 文頭にBy the way が来たら、話題が変わることを宣言してくれている
  • 文末にby the wayが来たら、その文章が補足情報であったことを伝えてくれている

ちなみに、メールなどでは「BTW」と略語して使用されることがあります。

[例文1]
Our president will be joining the marketing meeting today, by the way.
ちなみに今日のマーケティング会議には社長も出ます。
[例文2]
John’s in charge, by the way.
ちなみに担当者はジョンです。
[例文3]
BTW, the Philippine’s team will not be attending the meeting since Monday will be a holiday next week over there.
ちなみに来週月曜日はフィリピンの祝日なので向こうのチームは会議に参加しません。

Incidentally(ちなみに、補足すると)

by the way

Incidentally
ちなみに、ついでに、偶然にも、それに付随して
 
Incidentally, the building across the street is our group company.
ちなみに向かいのビルが弊社のグループ会社になります。

どちらかというと書き言葉として使われる「Incidentally」は、論文やビジネス文書などで目にする表現です。また、「ちなみに奇しくも」「偶然にも」といった意味合いも持ち、関連する情報を捕捉したり、話の世界観を広げたりする時に使われます。

[例文1]
Incidentally, this day is our company’s foundation anniversary.
ちなみに、奇しくもこの日は創業記念日です。
[例文2]
Incidentally, I found out that a new hotel would be built here next year.
ちなみに来年こちらに新しいホテルが建設されることがわかりました。
[例文3]
Incidentally, this candidate and I are from the same town.
ちなみに、この候補者は出身が私と同じ街でした。
【覚えておきたい単語・イディオム】
foundation anniversary(創業記念日)
candidate(候補者)

「ちなみに」を使うときに注意したい3つのポイントとは

よく使われる便利な表現「ちなみに」ですが、使う際には気をつけておきたいポイントがあります。実は、普段当たり前のように使っていた表現が、誤っているというケースが多いのです。ここでは、「ちなみに」を使うときの注意点について見ていきましょう。

「ちなみに」を多用しない

文章や会話の中で「ちなみに」は情報を追加したり内容を補足したりする時に使われるため、会話の中で伝えたい情報がいくつかある場合は、箇条書きにするなどして情報を整理してあげた方が相手も理解しやすくなります。

質問文で使用するのは誤り

「ちなみに」は前述した内容について補足したい場合に使うフレーズなので、本来自分から情報を提供する場面で使用します。そのため、質問文で使うのは誤った方法です。「これは北海道出張のお土産です。ちなみに、北海道に行かれたことはありますか?」といった文脈では、「ちなみに」ではなく「ところで」が正しい表現となります。英語でも同じで、こういった場面で「By the way, 〜?」と質問する場合は、「ちなみに」ではなく「ところで」の意味合いになります。

[例文]
A: … So we will only be using Meeting Room C and D for this conference.
…ということで、この会議では会議室CとDのみ使用します。
B: I see. By the way, are we going to have some refreshments?
承知しました。ところで、軽食はあるのでしょうか?

伝える情報はあくまで捕捉

「ちなみに」に続くのはあくまで補足的な内容なので、前述した内容よりも情報量が多い場合に使うのは適切ではありません。

「ちなみに」を使った長文の例

「ちなみに」は、お互い一言ずつ発話し合う日常会話よりも、報告や説明など、ビジネスで使うことの方が多くなります。そこで、今回ご紹介したフレーズが使われるタイミングをイメージしやすいように少し長めの例文を用意しました:

[例文]
Japan is not an ideal environment for people to learn how to speak in English. The Japanese language is a highly developed language and therefore you do not need English to live your daily life, gain academic or technical knowledge, or even entertain yourself.
Japanese people can do anything using their mother tongue and this is one of the reasons it is difficult for English learners to learn English naturally. People in India and the Philippines watch cartoons and read the news in English, and talk about them, in English, on a daily basis. They need English in their daily lives.
This is why over 92% of the population can speak English. As a side note, people in Norway live a similar lifestyle and 90% of its population speak English.
日本は英語習得には理想的な環境とは言えません。日本語があまりに発達した言語であるため、日常生活や、学問や技術的な知識の習得、それに娯楽に至るまで英語を必要としません。
日本人が母国語を使ってあらゆることができてしまうことが、英語を自然な形で習得できない要因のひとつになっています。インドやフィリピンの人々は日常的に英語のアニメやニュースを見て、それらについて英語で話しています。日常生活に英語はなくてはならないものなのです。
これが、国民の92%が英語を話せる理由です。ちなみに、ノルウェーでも同じように英語が必要なライフスタイルを営んでいるため、国民の90%が英語を話します。

まとめ

普段何気なく使っていた「ちなみに」ですが、正しい使い方を知ることでビジネスシーンでも活躍してくれるはずです。プレゼンや会議などで長く話をする場面では、重要な点と補足情報をはっきりと区別できるのがとても便利ですね。

こちらの記事では英語表現だけでなく、ビジネスシーンでの使い方のポイントも合わせてご紹介しました。より円滑なコミュニケーションを取るためにも、「ちなみに」を効果的に使いこなせるように実際の会話の中で練習しましょう!

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