「締め切り」はdead line? due date? ニュアンスを理解して使いこうなそう!

ビジネスでよく使われる「締め切り」の表現。

「締め切り」という表現で思いつくのは「deadline」や「due date」という方も多いのではないでしょうか。

しかし、ビジネスの場では他の表現も多く使われます。

この記事では「締め切り」の英語表現や例文、締め切りにまつわる表現や会話例などを紹介します。

それぞれのニュアンスを理解して、適切に使い分けられるようになりましょう!

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「締め切り」を英語で表現すると?

今回紹介する「締め切り」の英語表現は、以下の2つです。

ニュアンスや例文もそれぞれ紹介するので、ひとつずつ理解していきましょう。

  • 必ず守らなければならない期限・最終期限「deadline」
  • 借りているものの返却や予定納期「due date」

必ず守らなければならない期限・最終期限「deadline」

deadline
必ず守らなければならない期限・最終期限

deadlineは「限界線」「死線」という意味で使われる表現。
「締め切り」という意味でも、頻繁に使われる英語表現です。

deadは「死」、lineは「線」という意味で「必ず守らなければならない期限」「最終期限」というニュアンスになります。

締め切りをあらわす英語表現「deadline」は、メールなどで略語としても使われます。

「D/L」「DL」と記載されるので、覚えておくと便利ですよ。

[例文1]
When is the deadline for the application?
申し込みの締め切りはいつですか?
[例文2]
We won’t make it to the deadline. Can we extend it?
締め切りに間に合いません。締め切りを延ばしてもらうことはできますか?
[例文3]
Please make sure you complete it by the deadline.
必ず納期に間に合わせてください。
[例文4]
When’s the deadline for the first draft?
第一稿の締め切りはいつですか?
[例文5]
Has a deadline been set?
締め切りはもう設定されていますか?

借りているものの返却や予定納期「due date」

due date
借りているものの返却や予定納期

due dateも「締め切り」と訳しますが、deadlineと比べるとやわらかい表現です。

due dateは、以下のようにさまざまな場面で使われます。

  • 課題の提出
  • 借りているものの返却
  • 予定納期

「期限は設定してあるが遅れてしまう可能性もある」というニュアンスを持っており、柔軟性のある期限を表します。

顧客向けに「締め切り」「期限」を提示する場合、deadlineでは表現が強すぎるため、代わりにdue dateを使うこともあります。

「出産予定日」という意味もあるので覚えておきましょう。

[例文1]
The due date is this Friday but I don’t think we’ll make it.
締め切りは金曜日なのですが、間に合いそうにありません。
[例文2]
It’s already passed the due date.
期限はもう過ぎてしまいましたよ。
[例文3]
When is the due date for the payment?
入金締め切り日はいつですか?
[例文4]
The trainer said the due date for the assignment was the 21st.
講師の方が課題の提出期限は21日だとおっしゃってました。

締め切りをあらわす前置詞「by」

締め切りをあらわす前置詞のbyは「〜までに」という意味を持ち、締切日や時間をあらわす時に使われます。

byと一緒に使われる動詞は、send(送る)やarrive(到着する)などの瞬間的な動作をあらわす動詞が多いです。

play(遊ぶ・スポーツをする)のような動作に連続性があるものとは、ほとんど使われません。

[例文1]
By when should I make this document?
この資料はいつまでに作成すればいいですか?
[例文2]
I need to write a report up by noon.
正午までに完成させなければならないレポートがあるんです。
[例文3]
Your package should arrive by the 18th.
18日までには到着する予定です。
[例文4]
I need to get to the client’s office by 1 pm, so I plan to leave early.
1時までに取引先の本社に行かなければならないので、早めに出発する予定です。

誤解しやすい「by」と「until」を正しく使い分けよう

byと似た表現にuntilがあり、この2つは混同しやすいため、ここで整理しておきましょう。

それぞれの例文も紹介するので、参考にしてください。

byは期限をあらわす

「ある時点までに動作が完了していること」を示す「by」。「締め切り」や「期限」をあらわす表現で「〜までに」と訳します。その時点までに動作が完了することだけを言及しており、それまでに動作が完了することももちろんあります。

[例文1]
Andy should be back at the office by 3 pm.
アンディさんは3時までに帰社する予定です。
[例文2]
Could you write up a summary of the meeting by 6 pm today?
ミーティングの概要を、今日の午後6時までにまとめてもらえますか?
[例文3]
I’ll get everything done by 11:30. Do you want to have lunch together?
11時半までに仕事を片付けるから、一緒にランチに行きませんか?

untilは開始から終了までの期限をあらわす

「until」は「〜まで」の意味として使われる表現で、以下のように「ある時点まで何かが継続する」ことを示します。

untilにはwork, play, live など継続性のある動作を示す動詞がよく使われます。

[例文1]
She’s on leave until next Wednesday.
彼女は来週の水曜日まで休暇を取っています。
[例文2]
Could we wait until the president arrives?
社長が到着するまで待ってもいいですか?
[例文3]
We can’t use the elevator until it’s fixed.
エレベーターは修理が終わるまで使えません。

「締め切り」にまつわる英語表現

「締め切りに間に合う」など、よく使う締め切りにまつわる表現を紹介します。

ここで紹介する表現を丸ごと覚えておくと、会話中でもスムーズに英語が出てくるはず。

自分でも例文を作ってみると、使いこなせるようになるでしょう。

「締め切り」を表現する動詞

・締め切りに間に合う / meet a deadline, make it to a deadline

[例文]
The schedule is tight, but let’s try to make it to the deadline.
スケジュールがタイトですね。締め切りに間に合うように頑張りましょう。

・締め切りに遅れる / miss a deadline

[例文]
Unfortunately, we missed the deadline by two days.
残念ながら締め切りに二日遅れてしまいました。

・締め切りが過ぎている / it’s overdue

[例文]
I was given a warning because my report was overdue.
レポートの締切が過ぎていたので怒られてしまいました。

・締め切りに間に合わない / can’t meet a deadline, can’t make it to a deadline

[例文]
At this rate, we’re not going to meet the deadline.
このままのペースでは締め切りに間に合いません。

・締め切りが近づく / have a deadline coming up soon

[例文]
We need to make a decision right now. We have a deadline coming up.
そうこうしている間に締め切りが近づいています。

・締め切りを延長する / extend a deadline

[例文]
Would it be possible to extend the deadline?
可能でしたら締め切りを延長していただけますか?

締め切りに関する職場の会話例

職場で締め切りを設ける場合の会話例を紹介します。

応用できる表現を使用しているので、ビジネスシーンでの会話に役立ててください。

Mami: Anthony, could I bother you for a minute?
アンソニーさん、今少し話せますか?

Anthony: Sure, what’s up?
もちろんです。何かありましたか?

Mami: The product proposal you submitted the other day made it to the finals.
先日あなたが提出した新商品の企画が、最終選考まで進みました。

Anthony: Really? That’s amazing!
本当ですか?嬉しいです!

Mami: Everyone was very impressed. The final screening will be next month and there are a few points I’d like you to revise by then.
とても評判が良かったですよ。最終選考は来月なので、それまでに見直したい点がいくつかあります。

Anthony:Of course. Shall we set up a meeting?
もちろんです。ミーティングを設定しましょうか?

Mami: That’ll be great. We’ll discuss the due date then, too.
そうしましょう。締め切りについてもその時に話しましょう。

【英語学習のTIPS】英語を学ぶことでビジネスパーソンとしても成長できる

英語を使いこなせるようになると、ビジネスでの活躍の場が広がります。

しかし、英語を学ぶことで得られるものはそれだけではありません。

英語を使って仕事をすれば、自分とは異なる国で育った人と接し、異なる文化に触れることにもつながります。

国や文化が違えば、考え方や常識、価値観、コミュニケーション方法なども異なります。時には、日本では考えられないような考え方や価値観に直面することもあるでしょう。

これらを吸収出来れば、より広い視野で物事を見たり、考えたりできるようになります。

世界の日本語人口と世界の英語人口を単純に比較しても、英語を使って交流できる人の数は14倍に膨れます。

また、さまざまな国の人と関わりながら仕事をするためには、文化や考え方を理解した上でコミュニケーションをとる必要があります。

「コミュニケーション力」と一口にいっても求められるものは多く、たとえば以下のようなスキルが必要です。

  • 相手に伝わりやすく、かつ丁寧な会話力
  • 信頼関係を築く力
  • 周囲を巻き込む力
  • 異なる価値観を尊重する姿勢

これらのスキルを培うことは、ビジネススキルの向上にも直結します。

ビジネスパーソンとして少しでも成長したいと思う方は、英語学習を通してスキルアップを目指してみませんか。

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「締め切り」の英語表現 まとめ

同じ「締め切り」でも何の締め切りかによって、締め切りに対する重要度は変わってきます。

以下のように使い分けるとよいでしょう。

  • 必ず守らなければならない締め切りは「deadline」
  • ある程度柔軟性があるものは「due date」

「日々の生活の中で英語に触れる機会がない」という方には、オンライン英会話がオススメです。

覚えた単語やフレーズを講師との会話の中で積極的に使う(アウトプットする)ことで、知識として定着しやすくなりますよ。

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