「まとめる」を英語で言うと?まとめるものによって使う表現が異なる

複数のものを一つにしたり、わかりやすくしたりする際、「まとめる」という言葉をよく使いますよね。

英語では何をまとめるのかによって、表現を使い分けます。そこで今回は、「話をまとめる」「荷物をまとめる」「情報や資料をまとめる」に分けて、それぞれに適したフレーズを例文とともに解説します。

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「話をまとめる」の意味で使う英語表現

まずは「話をまとめる」という英語表現から確認していきましょう。マスターすれば、会議などで効果的に使えるようになりますよ!

In short(つまり、整理すると、話をまとめると)

In short
つまり、整理すると、話をまとめると

In shortはshort(短い)という単語からもわかるように、少ない言葉で話の内容をまとめる時に使います。ビジネスシーンでも会議や文書などでよく使われます。In shortの後ろはできるだけシンプルな一文を添えるようにしましょう。

[例文1]
In short, we have to redo the project.
つまり、プロジェクトは白紙になったということです。
[例文2]
In short, the only problem we have left is the budget.
まとめると、残る課題は予算だけです。
[例文3]
In short, you mean we have to find a replacement for Luis. Am I right?
整理すると、ルイスさんが辞めてしまうので新しく人を雇う必要があるということですね?

Basically(要するに、整理すると、まとめると)

Basically
要するに、整理すると、まとめると

Basicallyは物事の根本的な部分や、最も重要なポイントについて述べる際に登場します。長く続いた話をまとめる際に「要するに」と使うニュアンスです。

[例文1]
Basically, you are free to take a day off anytime as long as you inform your boss.
要するに、上司に報告さえすれば自由に休みを取っても大丈夫です。
[例文2]
Basically, he wants us to plan an office party to celebrate our company’s 10th anniversary.
まとめると、彼は創業10周年記念に社内パーティーを企画してほしいそうです。
[例文3]
Basically, anyone is subject to advancement regardless of their age.
要するに、年齢に関係なく誰にでも昇進のチャンスがあると言うことです。

To summarize(まとめると、整理すると)

To summarize
まとめると、整理すると

To summarizeは、会議などの議論や報告書の終わりに、重要な点を簡潔にまとめる際に使われます。「いろいろな情報を伝えたけれども、一番伝えたいことをまとめると」という意味なので、To summarize と聞こえたら、「情報の要約を話してくれる」と思って、より耳を傾けてみましょう。

[例文1]
To summarize our discussion, we want to find a new market to expand our customer base.
議論をまとめると、新規顧客を獲得するために新たなマーケットを開拓するということになりますね。
[例文2]
To summarize the survey results, employee satisfaction rose we encouraged our employees to work from home.
アンケートを整理すると、在宅ワークの推奨によって社員満足度が上がりました。
[例文3]
To summarize what we’ve discussed, the success of a project depends greatly on who the leader is.
意見をまとめると、リーダーの人選がプロジェクトの成否を左右するということです。

To sum up(まとめると、整理すると)

To sum up
まとめると、整理すると

To sum upはTo summarizeを略した表現です。意味は同じですが、To sum upは口頭で使われることが一般的です。ぜひTo summarizeとセットで覚えて表現の幅を広げていきましょう。

[例文1]
To sum up, we need a new supplier to continue selling this product.
要点をまとめると、この商品の販売を継続するには、新たな仕入れ先が必要だということです。
[例文2]
To sum up, there are 3 things we must do immediately.
整理すると、早急にやらなければならないことは3つです。
[例文3]
To sum up, it looks like it will take around half a year for our business to take off.
まとめると、黒字化にはあと半年ほどかかりそうです。

What I’m trying to say is(何が言いたいかというと、まとめると、要するに)

What I’m trying to say is
何が言いたいかというと、まとめると、要するに

What I’m trying to say isは直訳すると「私が言おうとしていることは~です」となります。話が長くなったり、混乱してきたりした時に自分の考えを整理して、「要するに」とまとめるニュアンスです。会話の途中で、相手がこちらの話をわかっていなさそうだなと感じた時が使い所です。

[例文1]
What I’m trying to say is that I would like to decline this offer.
何が言いたいかというと、今回のご提案は辞退させていただきたい、と言うことです。
[例文2]
What I’m trying to say is that I want to try to make the proposal again.
要するに、諦めずにまた企画を提出したいと思っています。
[例文3]
What I’m trying to say is would you like to have lunch with me sometime soon?
要するに、今度どこかで一緒にお昼に行きませんか?

「荷物をまとめる」の意味で使う英語表現

続いて「荷物をまとめる」の英語表現を紹介します。

Pack(まとめる)

Pack
まとめる

Packは荷物をスーツケースやバッグ、箱などにまとめることを意味します。Pack upも同じようなシーンで使われるので、知っておくとよいでしょう。PackをUnpackにすると「荷物を開ける、梱包を解く」という反対の意味になりますよ。

[例文1]
Is Harris leaving the company? I saw him packing his things.
ハリスさんが荷物をまとめていたのですが、退職されるんですか?
[例文2]
Oh no. I forgot to pack my lunch in my bag.
しまった。お弁当をカバンに入れるのを忘れてしまいました。
[例文3]
I‘m transferring, and I have to pack my things up.
転勤が決まったので、荷物をまとめて引っ越さないといけません。

「情報や資料をまとめる」の意味で使う英語表現

ビジネスシーンでは複数の情報や資料が飛び交うことも多いですよね。そこで最後に、「情報や資料をまとめる」際の表現について紹介します。

Put together(まとめる)

Put together
まとめる

Put togetherは、数ある情報や資料、考えなどを統合して一つにまとめる時に使われます。また、人をまとめてグループやチームを結成する際に用いることもあります。

[例文1]
Miranda has put together data on the competition.
ミランダさんが競合に関するデータをまとめてくれました。
[例文2]
Could someone help me put together this information?
この情報量をまとめるのを、誰か手伝ってくれませんか?
[例文3]
Mr. White has put together a strong team with people of diverse backgrounds.
ホワイトさんはバックグラウンドの異なる人をまとめて、よいチームを作りましたね。

Gather(集める、まとめる)

Gather
集める、まとめる

Gatherは、散らかっているものを一か所に集めるニュアンスで使われます。Gatherの対象は、荷物だけでなく情報や資料、人でもかまいません。

[例文1]
I was asked to gather some documents for our client meeting this afternoon.
午後のクライアントとの会議の書類をまとめるように言われました。
[例文2]
I would like to make a toast. Can everyone gather around this table?
乾杯したいので、皆さんこのテーブルの周りに集まってください。
[例文3]
I was asked to gather information on our company resources for next year.
来年の会社のリソースについてまとめるように言われました。

Compile(まとめる)

Compile
まとめる

CompileもPut together同様、「(情報や資料などを)まとめる」の意味です。Put togetherと比べ少しかしこまった表現になります。「複数の情報などを編集して一つにまとめる」といったイメージです。

[例文1]
Could someone compile the results of the campaign?
キャンペーンの結果について、誰かまとめてくれませんか?
[例文2]
This report is really easy to understand. Do you know who compiled it?
この報告書は非常にわかりやすいですね。まとめたのは誰ですか?
[例文3]
I heard the president is going to compile our company history into a book.
社長が創業からの歴史を1冊の本にまとめるらしいですよ。

【英語学習のTIPS】英語は効果的な学習法で続けられる

英語が話せるようになりたくて、一ヶ月間休まずに学習を続けたとします。毎日頑張って学習したことで、ある程度の結果を期待してしまいますよね。しかし、残念ながら一ヶ月の学習では英語を話せるようにはなりません。英語学習者の中には、こうした短期的な努力に結果が伴わずモチベーションが下がり、「そもそも自分には英語が向いていないんだ」と諦めてしまう人も少なくありません。

せっかく始めた英語学習をここで挫折してしまうのはとてももったいないです。英語をマスターするためには、やはりコツコツと長期的に学習することが不可欠です。一般的に、実用的なレベルの英語力を身につけるために必要な「英語に触れ、話した時間」は、少なくとも半年間から一年間ほどかかります。英語に不自由しないレベルに到達するには、数年間英語を使用した経験が必要です。

ただ、これだけ時間をかけて毎日学習するとなると、気が重くなってしまいますよね。そこで大切なのが、日々の負担を軽くし、英語学習を日常の一部にすることです。短い時間でもとにかく続けられる学習法を取り入れることが大切です。また、継続して学べるように、モチベーションを維持する工夫をするのもおすすめです。これまで英語を学習しても続かなかったり、なかなか成果が見えなかったりした人の多くは、英語力がないわけではなく、学習方法自体が合っていなかったのかもしれません。

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まとめ

日本語では「まとめる」の一言でさまざまなシーンに対応できますが、英語の場合はまとめる対象が何であるかによって使う単語・フレーズが変わります。最初は「この場合は、どの単語だっけ?」と迷ったり、混乱したりすることもあるかもしれませんが、焦らずに習得していきましょう。身近な表現から覚えていけば、自然と上達していきますよ!

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