「目指す」って英語で何と言う?目標について話す時に使う英語表現

ビジネスで英語を使う方は目標について語る機会が少なくないはずです。でも「目指す」と一言でいっても、使用するシーンや目標の大きさなどにより、適した単語やフレーズは異なります。

今回の記事では、ビジネスと個人的なシチュエーションそれぞれで使う「目指す」や「目標」を意味する英語表現を紹介します。目標設定を行う際のポイントも合わせて解説するので、ぜひ役立ててくださいね!

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「目指す」を英語で言うと?

ここでは、「目指す」を意味する単語やイディオムについて解説します。

aim (〜を目指す)

aim
〜を目指す
[例文1]
We aim to increase our sales by 30%.
30%の売上増加を目指しています。
[例文2]
First, we’ll aim for cost reduction by 10%.
まずは10%の経費削減を目指します。
[例文3]
Our aim is to increase sales by 200 million yen.
我々の目標は2億円の売上アップです。

aim には「狙う」という意味もあり、目標に向けてがんばる様子をイメージするとよいでしょう。

また、得られる結果だけでなく、その過程も大切にするニュアンスを含みます。aim to〜 で「〜することを目指す」、aim for〜 で「〜を目指す」という意味になり、名詞で使う場合は「目標」という意味になります。

go for (〜に向かって進む、〜を目指す)

go for
〜に向かって進む、〜を目指す
[例文]
The event was a big success, but our booth was too small. We’ll go for a larger space next year.
イベントは大成功に終わりました。しかし、ブースが小さ過ぎたので、来年はもっと広いスペースを目指しましょう。

go(行く)とfor(〜の方向に)を組み合わせて、「〜に向かって進む」「〜を目指す」という意味で使われます。aimよりもそこまで大きくない目標を表現します。

ちなみにGo for it!は、これから何かをやろうとしている人に対して「がんばれ!」「応援してるよ」という激励の言葉なので、ぜひ覚えておきましょう!

ビジネスで使う「目指す」の英語表現

ビジネスシーンでは目標設定を行い、それを達成するために話し合う場面が多くあります。ここでは、aimなどの単語を使わずに伝えられる、「目指す」を意味するフレーズを紹介します。

will を使って「目指す」を表現

will は「強い意志」を表す単語です。Willを使って、目標を達成する意志を表現することができます。

[例文1]
We will deliver better services to our customers.
お客様により良いサービスを届けられるようにします。
[例文2]
We will cut costs by 10% and raise the profit margin.
コストを10%カットし、利益率をあげていきます。
[例文3]
We’ll do whatever it takes to double the number of subscribers next year.
会員の倍増を目指して、あらゆることをやっていこうと思います。

must を使って「目指す」を表現

Must は「〜しなければならない」という意味になり、会社や上司など、上から義務付けられた目標や、達成できなかった場合の損失が大きい時に使われる表現です。そのため、絶対に目標を達成しようという強い意志を表します。

[例文1]
In order to get our bonuses, we must achieve this stretch goal.
ボーナスをもらうには、このストレッチ・ゴールを達成しなければなりません。
[例文2]
We must reduce overtime to under 20 hours a month.
社員の残業時間を20時間以下に減らさなければなりません。
[例文3]
We must resolve this issue within this week.
この問題は今週中に解決しなければなりません。

goal を使って「目指す」を表現

Goal は「目標」「目的」という意味の単語ですが、日本語でも「ゴール」という表現を使うのでイメージしやすいですね。Our goal is〜 というフレーズを用いて、自分たちが目指すことを表現しましょう。

[例文1]
Our goal is to increase the market share by 5%.
私たちの目標は、市場シェアを5%増やすことです。
[例文2]
The goal is to hire 17 new employees by the end of the year.
目標は、年末までに新しい従業員を17人雇うことです。

補足:企業として何かを述べる時は「we」を使う

ビジネスシーンで、企業やチームとして何かを述べる際には、主語に「we」を使います。企業全体、部署、プロジェクトチームなどのまとまりで仕事をすることが多く、「we」を使うことで、個人ではなく、会社として意見や目標を述べていることが伝わります。

個人的な「目指す」を表現する時

ビジネス以外でも、個人的に目標を設定したり、何かを決断したりする場面がありますよね。ここでは、個人的な目標を表現する便利なフレーズを紹介します。

decided toを使って「目指す」を表現

decide to〜で「〜することを決断する」という意味になります。「〜することを決めた」という意味から、「目指す」というニュアンスも含みます。

[例文1]
I decided to start jogging this year.
今年はジョギングを始めることにしました。
[例文2]
I decided to change my job.
転職をすることに決めました。

determined to を使って「目指す」を表現

Decideよりも決心する度合いが強い場合はdetermineを使うとよいでしょう。「〜してみせる」という意味合いになります。

[例文1]
I’m determined to get an A on my next health exam.
次の健康診断でA評価をもらってみせます。
[例文2]
I’m determined to get everything done before I leave on vacation.
旅行に行く前にやることを全部終わらせてみせます。

have toを使って「目指す」を表現

Have to〜は「〜をしなければならない」という意味です。不本意ではあるけど、誰かに助言されてやらざるを得ない状況で使います。

[例文1]
I have to stop smoking and drinking.
タバコとお酒をやめないと。
[例文2]
I’m not getting enough sleep. I have to stop using my smartphone in the middle of the night.
睡眠不足が続いているので、夜中にスマホを見るのをやめないと。
[例文3]
I’ve got a D judgement in my health check. I have to reconsider my eating habits.
健康診断でD判定が出てしまいました。食生活を見直します。

I’m going to try to を使って「目指す」を表現

「できるかわからないけどやってみる」といったニュアンスで目標達成を目指す意志を述べたい時にはI’m going to try to を使います。

[例文1]
I’m going to try to ask her out.
彼女を誘ってみようと思います。
[例文2]
I’m going to try to apply for the marketing position.
マーケティング職に応募してみようと思います。

plan を使って「目指す」を表現

Planは「計画する」という意味の単語です。目標を達成するために、具体的な計画がある場合などに便利な表現です。

[例文1]
I plan to save 50,000 yen every month.
毎月5万円貯金するつもりです。
[例文2]
I plan to participate in the Tokyo Marathon. I need to prep for it.
マラソン大会に出るつもりです。今から特訓しないと。
[例文3]
I plan to get 10 phone appointments this week.
今週は電話アポを10件獲得するつもりです。

vow to を使って「目指す」を表現

「vow to〜」には「〜を誓う」という意味があります。特に、目標や抱負などを述べる際によく使われます。年末年始や新しい期を迎える際に使えます。

[例文1]
I vow to make my new business work.
新しい事業を必ず成功させます。
[例文2]
I vow to be a better father.
まともな父親になります。

何かを目指すときに強調・補足できる英語のイディオム

ここまでは「目指す」の英語表現について見てきましたが、ここでは何かを目指すときに強調・補足できる英語のイディオムを紹介します。

have one’s eye on~
目をつけている

いつか手に入れたいもの、実現したいことなどが決まっている時に表現します。ちなみにHave one’s eye on(もの・こと)だと、何かに興味がある状態を表しますが、have one’s eye on(人)だと「(人を)注意深く見る」「(人を)見守る」と、違い意味になります。

[例文]
I’ve had my eye on those designer shoes. I’m going to get them soon.
あの靴にずっと目をつけていたんです。そのうち手に入れます。
at all costs
何が何でも

「at all costs」は、「何が何でも」「ぜひとも」という意味のイディオムです。どんな手段を使ってでも目標を達成したい、ほしいものを手に入れたい時に使います。

[例文]
I’m going to get that concert ticket at all costs.
どんなことをしてでもコンサートチケットを手にいれるつもりです。
reach/shoot for the moon
達成困難な目標を目指すこと

月ははるか宇宙の高いところにあり、それを目指す(打つ)ことは難しいですよね。このことから、達成するにはとても困難な課題や目標に挑戦することを表現する際に使われます。

[例文1]
Does he realize he’s shooting for the moon?
彼には無謀な目標だという自覚があるのでしょうか?
[例文2]
Aim For The Moon. If You Miss, You’ll Land Among The Stars.
月を目指しなさい。たとえ辿り着けなくても、どこかの星に着陸するだろう。(何かを目指すなら、できるだけ大きな目標を目指すことが大事。なぜなら、たとえその目標を達成できなくても、価値あることを達成し、今よりも成長していることは間違いないから)

直訳すると上記のような訳になりますが、意訳すると「高い目標を目指せば、たとえ達成できなかったとしても今より高いところにたどり着く」という意味になります。何か大きな夢を達成するために頑張っている友人や同僚に向けて送るメッセージとして使えそうですね。

「目標」を英語で言うと?

「目標」を英語で表すことでも何かを目指していることを伝えることができます。

goal(目標)

goal
目標
[例文]
Our goal this year is to achieve a 12% increase in sales.
今年の目標は、売上を12%増やすことです。

target(目標)

target
目標

「的」という意味ですが、転じて「目標」という意味でも使われます。

[例文]
Our target’s too high to the point it’s demotivating.
目標が高すぎて、やる気をなくしちゃいます。

objective(目的、目標)

objective
目的、目標

どちらかというと「目的」の意味で使用されることが多いですが、具体的な数字といっしょに言うと、「目標」と言う意味になります。

[例文]
The objective of this project is to set up a webpage that will get us 10 inquiries a month.
このプロジェクトの目標は、問い合わせを月間10件獲得できるWebページを作成することです。

mark(目標)

mark
目標

「印」や「的」という意味が転じて「目標」の意味で使われます。具体的な数字といっしょに言います。

[例文]
We need to hit the 25 million yen mark by the end of the month.
月末までに2,500万円の目標に到達しなければなりません。

stretch(困難な課題)

stretch
[動]〜を能力一杯に働かせる[名]困難な課題

ビジネスシーンでよく使用されるstretch goal(ストレッチ目標)とは、「能力よりも少し高く設定した目標」を指します。がんばらないと手が届かない程度の目標であることを明確にするためにこう呼称することがあります。

次の例文のように、A stretch は「大変なこと」「無理そう」と言いたい時に使う表現です。

[例文]
That’s bit of a stretch.
それはちょっと大変ですね。

英語学習もビジネスも「SMART」な目標設定をしよう

何か達成したい目標があるのならば、その目標をより具体的に設定することで、自分のやるべきことが見えてきます。またビジネスにおいては、より具体的に達成基準や必要とする期間を設定することで、効率的に仕事を進めることができるでしょう。

具体的な目標を設定するためにぜひとも活用したいのが「SMARTの原則」。「SMART」とは「Specific」「Measurable」「Achievable」「Relevant」「Time-bound」の頭文字を組み合わせた言葉で、英語が使われる職場で働かれている人は耳にすることや、人事評価の一環として記入する機会もあると思います。

S=Specific(具体的か)

Specific は「具体的」という意味の単語です。商品名などの固有名詞などをつかって目標を明確にすることが大事です。たとえば、漠然と「売上を上げる」など抽象的なものではなく、「商品Aの関東地方での売上」などとします。

[例文]
I aim to increase the sales of A-56G in the Kanto region this quarter.
今期は、関東地区でA-56Gの売上を伸ばします。

M=Measurable(測定可能であるか)

Measurable とは、計測可能かどうかを表す指標です。目標達成条件を具体的な数値で表します。

[例文]
I aim to increase the sales of A-56G in the Kanto region by 20% this quarter.
今期は、関東地区でA-56Gの売上を20%伸ばします。

A=Achievable(実現可能であるか)

Achievableは、実行可能かどうかを表す指標です。目標が現実的であることを確認します。ちなみに、achievableの代わりにattainableを使用する場合もあります。

[例文]
I aim to increase the sales of A-56G in the Kanto region by 20% this quarter, which is 4% higher than the growth I marked last year.
前期の売上の上昇率が16%であったのに対し、今期は関東地区でA-56Gの売上を20%伸ばします。

R=Relevant(関連性があるか)

Relevantとは関連性があるかを示す指標です。いくら理想的な目標を掲げても、自分の仕事からあまりにもかけ離れたものでは意味がありません。実際に自分の仕事と関連性があるかどうかを見極めて目標設定を行いましょう。

[例文]
As a sales rep of the medical camera division, I aim to increase sales of A-56G by 20% this quarter, which is 4% higher than the growth I marked last year.
医療カメラ事業部の営業として、前期の売上の上昇率が16%であったのに対し、今期は関東地区でA-56Gの売上を20%伸ばします。

T=Time-bound(時間制約のある)

Time-bound の指標を用いることで、目標達成の期限を設定します。あまりにも長期的なプランだと、途中でモチベーションダウンにつながる可能性も。期限を設定することで、集中力を持続させられるでしょう。

[例文]
As a sales rep of the medical camera division, I aim to increase sales of A-56G by 20% by the end of this quarter, which is 4% higher than the growth I marked last year.
医療カメラ事業部の営業として、前期の売上の上昇率が16%であったのに対し、今期末までに関東地区でA-56Gの売上を20%伸ばします。

【英語学習のTIPS】

英語では、日本語そのままの意味で英単語を使うとは限りません。今回紹介したように、「目指す」を意味する単語は「aim」だけでなく、「will」や「go for」などを使っても表現することができましたね。

英単語をひとつずつ学習しようとするよりも、「何を言いたいか」毎に、適切な文章を繰り返し反復練習することで身につけるべきです。

会話を聞いたり、会話に参加しない限り、「自分が何を言えるようになりたいか」はなかなか発想として浮かびません。英語は座学ばかりしていても話せるようにはならないのです。

オンライン英会話を活用し、日本に住みながら英語を日常的に話す環境をぜひ整えてみてください。

まとめ

目標設定を行う場合は、決意を表明する、やる気を伝える、確実さをアピールするなど、使用するフレーズによってニュアンスの異なる英文を作ることが可能です。ビジネスシーンでは、具体的なプランを盛り込むことで、より目標達成への早道となるでしょう。

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