英語で「もちろん」はOf course? 場面に応じた表現を覚えてスマートな返事をしよう!

ビジネスの場では「もちろん」と返答する機会が多々ありますが、いつもOf courseを使っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では「もちろん」の英語表現を9種類まとめました。ビジネスシーンに合わせた単語やフレーズを選べるよう、例文を通してつかいどころを掴みましょう!

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「もちろん」を意味する9の英語表現

まずは「もちろん」を意味する9の英語表現を紹介します。それぞれの英語表現におけるニュアンスの違いだけでなく、具体的な例文も載せているので、実際のビジネスの場でぜひ活用してみてくださいね。

Of course(もちろん、当然)

Of course
もちろん、当然

Of courseは日本語の「もちろん」とニュアンスが同じで、答えが明白である(言うまでもない)時に使える英語表現です。そのため相手から当然の事実を聞かれたり、断る理由がないお願いをされたりしたときは、Of courseと答えて問題ありません。ただし、その場合は相手へ「当たり前だろ!」「くだらないことを聞くな!」といった印象を与えないよう、「もちろん」のあとに一言添えたり、柔らかい言い方や笑顔を心がけることが大切です。

[例文1]
Aさん: Can I borrow your phone?
電話をお借りしてもいいですか?
Bさん: Of course. Feel free.
もちろん。どうぞ自由に使ってください。
[例文2]
Aさん: Do you mind if I used your pen?
ペンをお借りしてもいい(嫌ではない)ですか?
Bさん: Of course not! Anytime.
もちろん(嫌じゃありません)!使いたい時はいつでもどうぞ。
[例文3]
Aさん: Did you hear the prime minister is going to resign?
総理大臣が辞任するって聞きましたか?
Bさん: Of course. That’s big news.
もちろん。驚きましたよ。
[例文4]
Aさん: Aren’t you tired?
お疲れじゃないんですか?
Bさん: Of course I am! But I need to finish this up by tomorrow.
もちろん疲れましたよ!でもこれは今日中にやらないと。

Sure(もちろん、いいですよ)

Sure
もちろん、いいですよ

Sureは友人や取引先、上司など相手を選ばない英語表現で、カジュアルな場からフォーマルな場まで幅広いシチュエーションで使えます。「当然」の意味が強いOf courseに対して、Sureは「いいですよ(賛同)」や「喜んで(承諾)」のニュアンスで使うことが多いです。

[例文1]
Aさん: Can you pass me the menu?
メニューを取ってもらえますか?
Bさん: Sure. Here you go.
もちろん。どうぞ。
[例文2]
Aさん: Hey let’s go out for a drink tonight!
今夜飲みに行こうよ!
Bさん: Sure!
もちろん!
[例文3]
Aさん: Can you come to my client’s together next week? I have a feeling they’ll ask some technical questions.
来週取引先にご同行願えますか?ちょっと専門的な質問をされそうでして。
Bさん: Sure. I haven’t been there for a long time.
もちろん。あの会社に行くのは久しぶりですね。
[例文4]
Aさん: Could I take off early today? I have something important at home.
今日は早退してもいいですか?大切な家の用事があるのです。
Bさん: Sure. Just don’t forget to clock out.
もちろん。打刻だけ忘れないようにしてくださいね。
例文5]
Aさん: Could you drive me to the airport?
空港まで連れていってもらえますか?
Bさん: Sure, no problem.
もちろん、いいですよ。

No problem(もちろん、問題ない)

No problem
もちろん、問題ない

No problemは、「もちろん」の少しくだけた言い方です。「問題ないよ」や「喜んで」のニュアンスが強く、相手が何かお願いをしてきた時や、申し出を断ってきた時の返答としてよく使われます。No problemは基本的に誰に対しても使えますが、少しカジュアルな印象になることは覚えておきましょう。

[例文1]
Aさん: I’m sure I’ll ask for your help again.
また次回もよろしくお願いします。
Bさん: No problem. Anytime.
もちろん、いつでもOKです。
[例文2]
Aさん: Sorry, something’s come up. Could we move our meeting to Friday?
すみません、ちょっと急用ができてしまって、打ち合わせを金曜日に動かせますか?
Bさん: No problem.
もちろん、問題ないですよ。
[例文3]
Aさん: Hey, are you busy right now? I need to go buy some supplies. Can you come with me?
今お忙しいですか?買い出ししないといけないのですが、付きそってくれませんか?
Bさん: No problem. Are we leaving now?
もちろんです。今行きますか?

Certainly(もちろんです、かしこまりました)

Certainly
もちろんです、かしこまりました

Certainlyは、「もちろん」の英語表現のなかでも比較的丁寧な表現です。日本語にすると「かしこまりました」のニュアンスが近く、上司やクライアントのような心理的距離が遠い相手に対して快諾の意味で使います。

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[例文1]
Aさん: Excuse me. Can I have some water?
(レストランにて)すみません、お水をもらえますか?
Bさん: Certainly.
かしこまりました。
[例文2]
Aさん: Could you prep for tomorrow’s presentation?
明日のプレゼンテーションの準備をお願いできますか?
Bさん: Certainly. I’ll work on it right now.
はい、もちろんです。今すぐ準備を始めます。
[例文3]
Aさん: Do you think you can take minutes during the next meeting?
次のミーティングでは議事録を取ってくれますか?
Bさん: Certainly.
もちろんです。
[例文4]
A: We shouldn’t raise the price to cover the increased cost, should we?
上がったコストを補うために価格をあげるのはダメですよね?
B: Certainly not. We need to think of another way.
もちろんダメです。別の対処法を考えなければなりません。

By all means(もちろんです、どうぞ)

By all means
もちろんです、どうぞ

相手が何かをする許可をもらえないか聞いてきた時、By all meansと言うことで「どうぞどうぞ」と促すことができます。

[例文1]
Aさん: May I demonstrate how to use it?
この機械の使い方を今から実演してもいいですか?
Bさん: By all means, please.
もちろんです、ぜひお願いします。
[例文2]
Aさん:I think we’ll have a lot of luggage after the exhibition. Can I use a taxi?
展示会の帰りはちょっと荷物が多そうなので、タクシーを使ってもいいですか?
Bさん: By all means. You’re going to be exhausted.
もちろんです。きっとその日は疲労困憊ですよ。
[例文3]
Aさん: Could I come to work at 7:00 tomorrow? I need to set the conference hall up.
明日は朝7時に出社してもいいですか?会議の準備をしなければいけません。
Bさん: By all means. Will you need help with that?
もちろんです。手助けは必要ですか?
[例文4]
Aさん: Can I take this book home? I want to read it over the weekend.
この本を持って帰ってもいいですか?週末に読んでおきたいです。
Bさん: By all means. Let me know how you like it.
どうぞどうぞ。感想を聞かせてくださいね。

Absolutely(もちろん、その通り)

Absolutely
もちろん、その通り

Absolutelyは、「完全に」「絶対的に」という意味を持つ単語です。この単語の意味から分かる通り、「完全(絶対)にそうだよ」と強めな「もちろん」のニュアンスを表します。また、Absolutelyの後にnotをつけることで、「もちろん(完全、絶対に)違う」と強い否定の意味を表すことが可能です。

[例文1]
Aさん: I need to finish this by tomorrow, don’t I?
これ、明日までに終わらせないとダメですよね?
Bさん: Absolutely. I’ll check it first thing tomorrow morning.
もちろんです。明日の朝一番に確認します。
[例文2]
Aさん: Wasn’t it your son’s birthday today? Are you working overtime?
今日はお子さんの誕生日でしたよね?残業はするんですか?
Bさん: Absolutely not. I’m going home right at 6:00.
絶対にイヤです。6時きっかりに帰りますよ。
[例文3]
Aさん: Could I smoke here?
タバコを吸ってもいいですか?
Bさん: Absolutely not. This building is non-smoking.
絶対にダメです。この建物では喫煙が許可されていません。
[例文4]
Aさん:Am I right?
私の言っていることは正しいですか?
Bさん: Absolutely.
もちろん、その通りです。
[例文5]
Aさん: We’ve been discussing for over two hours now. Can we take a short break?
もう2時間も議論していますね。すこし休憩を挟みましょうか?
Bさん:Absolutely.
もちろんです。

Definitely(もちろん、その通り)

Definitely
もちろん、その通り

Definitelyは、Absolutelyと同じくらい強いニュアンスの英語表現。「絶対に」や「間違いなく」など、100%の自信を持って「もちろん」と言いたい時に使います。DefinitelyもAbsolutelyと同様に、後ろにnotをつけることで「絶対に違う」という意味を伝えられます。

[例文1]
Aさん: Did you read the paper this morning? There was a story about us.
今日の新聞を読みましたか?私たちの会社が取り上げられていましたよ。
Bさん: Really? I’ll definitely have a look.
本当ですか?もちろん読みます。
[例文2]
Aさん: She seems like a good candidate.
彼女は候補者として有望そうですね。
Bさん: Definitely. We’ll call her back for a final interview.
その通りです。最終面接にお呼びしましょう。
[例文3]
Aさん: So you don’t trust what he says?
あなたは彼の話を信用しないんだね?
Bさん:Definitely not. I don’t trust him.
ええ、もちろん(絶対に)信用しません。
[例文4]
Aさん: Are you coming to the little get together tonight?
今日の飲み会は行くんですか?
Definitely. I’m looking forward to it.
Bさん:もちろん行きます。楽しみです。

Sure thing(もちろん)

Sure thing
もちろん、これくらい大したことないよ

Sure thingは誰かに何かしてあげた後、お礼を言われた時に返したり、何か依頼された時に快諾する時に使う言葉で、Sureよりもカジュアルで、口語的です。ウチとソトでいうソトの相手にはあまり使いません。

[例文1]
Aさん: Hey, thanks for the data.
あ、データを用意してくれてありがとう。
Bさん: Sure thing!
もちろんです!
[例文2]
Aさん: Thank you for helping me set up the meeting room.
会場準備を手伝ってくれてありがとう。
Bさん: Sure thing.
もちろんです。
[例文3]
Aさん: Can you take this book upstairs?
この本を上の階に持っていってくれますか?
Bさん: Sure thing!
もちろん!
[例文4]
Aさん: Could you tell everyone that I’ll be a bit late?
遅れて参加します、とみんなにお伝え願えますか?
Bさん: Sure thing!
もちろんです!

You bet!(もちろん)

You bet!
もちろん!

こちらも、相手の依頼を快諾する時と、誰かにお礼を言われた時に「どういたしまして」の代わりに言うフレーズです。とてもくだけた表現なので親しい間柄で使うのが基本です。

[例文1]
Aさん: Thank you so much for your help. Can I come to you again when I have a question?
今回は大変助かりました。またわからないことがあったら質問してもいいですか?
Bさん: You bet!
もちろん!
[例文2]
Aさん: Can I rely on you to train up the new employees?
新人の教育はあなたに任せてもいい?
Bさん: You bet. Leave it to me.
もちろん。任せてください。
[例文3]
Aさん: Thanks for fixing my PC yesterday.
昨日はPCの故障を修理してくれてありがとう。
Bさん: You bet!
もちろんだよ(大したことないよ)。

前置きとして言う「もちろん」

「もちろん(言うまでも無く)~」などと、前置きとして使う「もちろん」を8パターン紹介します。「もちろん」の後ろに何かほかの文章を続けたい場合や、後ろの文章を強調したい場合はぜひ活用してみてくださいね。

Of course…but…
もちろん…ですが…
[例文]
Of course this won’t solve all our problems, but it will be a first step.
もちろんこれで全ての問題が解決するわけではありませんが、はじめの一歩になるでしょう。
That’s certainly true, but…
それはもちろん事実ですが、…
[例文]
That’s certainly true, but there are many other reasons we should be cautious about going ahead with the plan.
それはもちろん事実ですが、計画を進める前に慎重になるべき理由は他にたくさんあります。
You’re absolutely right, but…
もちろんその通りですが…
[例文]
You’re absolutely right, but we need to consider our employees’ feelings too.
もちろんその通りですが、従業員の気持ちも考えなければなりません。
Definitely
それはもちろん
[例文]
You definitely have a point, but we should also listen to what other departments have to say.
それはもちろん一理ありますが、他の部署の意見も聞いて見なければなりません。
Clearly
もちろん、明らかに
[例文]
There’s clearly room for debate in releasing this new feature, but…
もちろんこの機能を足すことに対して賛否が分かれるのは火を見るより明らかですが…。
Obviously
もちろん、明らかに
[例文]
Obviously, we need to address your concern as soon as possible.
もちろん(明らかに)、あなたの懸念事項は早く解決すべきです。
Needless to say
言うまでもなく
[例文]
Needless to say, this week will be a crucial week.
言うまでもなく、この一週間が勝負です。

英語学習はインプットよりもアウトプット

この記事では「もちろん」の表現を紹介しました。

「もちろん」を意味する英語表現はいくつかあり、それぞれでニュアンスが異なりましたね。

シチュエーションに合わない英語表現を使えば、場合によっては相手へ失礼な印象を与える可能性があるので注意しましょう。

相手へどのような印象を与えるのかは実際に会話しないとわからないと思うので、ぜひ英語を話す人と会話し、どんどんアウトプットして「知ってる英語」を「使える英語」にしていってくださいね。

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