海外駐在のメリット5つとデメリット3つ│海外駐在で通用する英語力をつける勉強法も紹介!

この記事をご覧の方のなかには「いつかは海外で仕事をしてみたい」「駐在として海外で暮らしてみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、海外で暮らしたり、働いたりすることに憧れを抱く一方で、実情がどのようなものか疑問に思っている方も多いかもしれません。

そこで、この記事では海外駐在に興味があるという方のために、

  • 海外駐在について
  • 海外駐在のメリット
  • 海外駐在のデメリット

について紹介します。

実際に駐在で海外へ行く前にメリットやデメリットを知っておくことで、現地での生活がさらに充実したものになりますよ。

「いつか海外駐在員として働きたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。

海外駐在員に必要な英語力を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。短期間で英語力が向上する習慣も紹介しています。

参考記事:海外の駐在員に求められる英語力はどのくらい?短期間で英語力の向上が狙えるオススメの習慣3選

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海外駐在とは

海外駐在とは「海外への転勤により海外で働くこと」を意味する言葉です。

日本の企業が海外に支部や支店を置いたり、現地法人を設立したりしたところに、日本から従業員が派遣されます。彼らが「海外駐在員」です。

駐在員の赴任期間は決まっていることが多く、期間が終わると日本へ帰国することがほとんど。しかし、企業によっては、現在の赴任先から別の赴任先へ直接移動となる場合もあるようです。

給料は日本の給与水準により、日本企業から支払われます。物価が安い国への駐在だと、かなりよい暮らしができますね。

駐在員の給料は日本での給料の1.5〜1.8倍ほどになることが多いため、海外駐在時は収入アップが見込めます。

参照文献:海外駐在員の処遇制度設計(PDF)

海外駐在になることが多い職種は以下の4つです。

  • 営業職
  • 会計職
  • 技術職
  • 生産管理職

赴任期間は3〜5年が一般的。
短いと2年というケースもあり、従業員を派遣する企業により期間はかなり幅があります。

自分の会社の海外駐在期間については、周りに聞いて情報収集してみるとよいでしょう。

海外駐在のメリット5つ

海外駐在のメリットはこちらの5つです。

  • 語学力が向上する
  • 異文化理解力が身につく
  • マネジメント能力が向上する
  • 生き方や働き方の選択肢が増える
  • 給与がアップする可能性が高い

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

語学力が向上する

駐在先には現地従業員がいるため、駐在員には英語が必要とされる場面があります。

取引先の人との会話や日常生活はもちろん、日本人の多い環境であっても、英語を使う場面が多くあります。このため、海外駐在により「実用的な英語力」が高まるでしょう。

ただし、周りに日本人が多い環境の場合、日本語を話して終わってしまったというケースもたまに見られます。

語学力の向上を目指すなら、会社の外では現地の人との交流をもつことが大切です。

  • 現地従業員と会社の外でも一緒に出かける
  • 現地従業員と家族ぐるみの付き合いをする
  • 趣味の集まりやコミュニティーに参加し、現地の友達をつくる
  • 現地のお店の常連になり、お店の人と仲良くなる

積極的に現地の人との関わりをもつようにすれば、英語を話す機会が増えて語学力アップに繋がりますよ。

異文化理解力が身につく

異文化理解力とは「相手の文化や習慣を深く理解する」こと。

外国で仕事をしながら生活をするには、その国の文化や習慣を理解し受け入れることが大切です。

「日本の常識は世界の非常識」と言われるように、日本では普通だったことが海外ではまったく通用しないことも多くあります。

これは実際に、海外に住んでみないとわからないことですよね。

また、日本は世界一の「ハイコンテクスト」文化の国であると言われています。

ハイコンテクストとは、言葉以外の表現に頼るコミュニケーションのこと。
「空気を読む」「行間を読む」などもハイコンテクストの一例です。

一方、さまざまな人種が生活している国はローコンテクスト文化。
知識やカルチャーの知識がなくても、思ったことや考えを言葉にすることでわかり合おうとする文化です。

海外では「自分の考えや思ったことをはっきりと口にする」ことが大切になります。

駐在員として日本とは違う環境に身を置くことで、現地の文化や習慣を理解し尊重できる力が身につきますよ。

転職が有利になる

海外での駐在を経験することで、その後の転職が有利になるケースが多いです。

なぜなら企業の採用担当者は、海外勤務の経験があることで異文化への対応能力、マネジメント能力の高さを評価してくれるからです。

考え方や習慣の違う人たちをまとめる「リーダーシップ」が高く評価される場合もあります。

海外赴任後に転職を考えている方は、駐在期間のうちに企業や転職エージェントにアピールできる経験を増やしておくとよいでしょう。

生き方や働き方の選択肢が増える

日本とは言葉や文化、習慣が違う国で生活することで、日本にいる時には気づかなかったことに敏感になります。

日本のよい点だけでなく、悪い面にも気づくようになるでしょう。

【良い点】

  • キレイなトイレがどこにでもある
  • コンビニで24時間何でも買える
  • 接客サービスが丁寧

【悪い点】

  • 都心だと他人との距離が遠い
  • 空気の読み合いがツラいこともある
  • 給料が上がりにくい

このような点に気づく人がいるかもしれません。

日本での生き方や働き方と大きく違うことを肌で実感することで視野が広がります。
今までも当たり前だと思っていたことが通用しないという感覚は、海外で生活してみないと味わえません。

視野が広がることで、今後の生き方や働き方の選択肢が確実に広がりますよ。

給与がアップする可能性が高い

駐在員の給料は日本の企業から支払われるため、日本の給料水準となります。

日本で働いていたときの給料に「海外で働くための給与や手当」が加算され、日本での給料の1.5〜1.8倍ほどの金額になることが多いです。

日本の給料に加算される給料や手当は以下のとおり。

  • 海外基本給料
  • 住宅補助
  • 教育費補助
  • 自動車貸与
  • ハードシップ手当
  • 医療費補助
  • 海外別居手当
  • 海外勤務給、など

ハードシップ手当とは、駐在先の国と日本との生活環境の差が大きいほど増える手当です。たとえば、下記の国に駐在する場合には高いハードシップ手当がもらえます。

  • インド
  • サウジアラビア
  • 中南米の国
  • アフリカの国、など

海外駐在時でも日本のベースの給料は変わらないことが多いですが、海外基本給料やさまざまな手当がつくことで給与がアップします。

参照文献:海外駐在員の処遇制度設計(PDF)

海外駐在のデメリット3つ

海外駐在のデメリットは下記の3つです。

  • 慣れない海外生活でのストレスがある
  • 国によっては食事が合わない
  • 家族の生活にも影響がある

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

慣れない海外生活でのストレスがある

今まで海外で暮らしたことがない人にとって、はじめての海外暮らしは文化や習慣の違いからストレスになることも多いでしょう。

日本のように街やトイレがキレイではなかったり、列車やバスが時間通りに来なかったり、公的機関が機能していなかったり…。

海外では、日本のようにスムーズに行かないことが山のようにあります。

慣れないうちはスーパーに行くのも緊張したり、意思疎通ができずに買いたいものが買えないことがあるかもしれません。

どの国に住んでも、最初のうちは大変です。

日本のような便利な生活が当たり前だと思って海外に行くと、あまりの違いに衝撃を受けることも多いでしょう。

海外生活でストレスをためないコツは、その国の文化や習慣をそのまま受け入れること。
「日本はこうなのに、ここは…」と考えてしまうと、ストレスばかりがたまって現地での生活が楽しめません。

「せっかく海外で暮らすのだから今の生活を楽しもう!」と切り替えて過ごしてみましょう。

国によっては食事が合わない

駐在先の国によっては食事が合わないことも。

宗教の違いにより、今まで食べられたものが食べられなくなったり、お酒が飲めなくなったりすることもあります。

国によっては日本食が手に入りにくいことも…。

駐在は期間限定の海外暮らしなので、「〇〇は食べられない(飲めない)けれど、今だけのこの生活を楽しもう」と考えるのもよいでしょう。

今は多くの地域で日本食が手に入りやすくなったため、駐在先が決まったら周辺のレストランやスーパーを調べておきましょう。

前任者から仕事を引き継ぐ際、日本食が買えるスーパーやおいしい日本食レストランの情報をもらうのもよいですね。

家族の生活にも影響がある

駐在員が既婚者の場合、家族と一緒に現地に行くのか、単身で行くのかを決める必要があります。

子どもがいる場合は、子どもの学校をどうするのかという問題もあるため、ますます深刻です。

配偶者が日本で仕事をしている場合、仕事を辞める必要がありキャリアを中断しなければならない場合も。

単身者の場合でも、駐在の期間中に交際が終わってしまったり、結婚の機会を逃してしまうことがあるかもしれません。

海外で平均3〜5年間を過ごす駐在は、生活に大きな影響を与えます。

とくに家族がいる人は、駐在期間の家族のあり方を事前にしっかりと話し合う必要があるでしょう。

海外駐在で通用する英語力をつける勉強法3つ

海外駐在で通用する英語力をつける勉強法は3つです。

  • 業界用語を覚える
  • リスニングを強化する
  • 英語をたくさん話してフレーズを覚える

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

業界用語を覚える

ビジネス英語には、よく使う決まったフレーズがあります。

業界ごとによく使う単語も決まっているため、まずは自分の業界でよく使われるフレーズや単語を覚えていきましょう。

英語が苦手でも、仕事をする上で頻出する単語やフレーズをある程度知っていれば、最低限、現地の従業員や取引先の人とコミュニケーションを取ることができます。

業界や職務内容に合わせて必要な英単語や英語表現を学べば、効率的に必要な英語力を伸ばせますよ。

海外で働きたいけど、英語学習を何から始めていいか分からないという方は、この点を意識して学習を進めるとよいでしょう。

リスニングを強化する

読み書きは得意でも、リスニングが苦手な人、多いのではないでしょうか。

学校では読み書き中心の勉強をするため、耳が英語に慣れておらず、英語の発音が聞き取れないのです。

たとえ言いたいことを英語で言えても、相手が何を言っているのかわからなければ会話は続きません。

リスニングを鍛えるのは、聞いた英語を紙に書いていく「ディクテーション」という練習方法がオススメ。

難しすぎたり会話が速すぎるものは書くのが大変なので、まずはゆっくりした短い動画からはじめてみましょう。観たことがあって、内容を知っている映画などで、ディクテーションをするのもいいですね。

ディクテーションの方法や学習効果について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

参考記事:英語のディクテーションの正しいやり方とは?学習効果についても解説

英語をたくさん話してフレーズを覚える

海外駐在に行くならTOEICの勉強を…となってしまいがちですが、実はそれよりもスピーキングを練習する方が大切です。

自転車の乗り方の知識だけがあっても、実際に乗る練習をしないと、乗れるようにはなりません。英語も同じで、いくらインプット学習をしても、英語で話すトレーニングをしなければ話せるようにはなれません。

いざ現地に行ってから、英語があまり話せませんとなってしまうと、本業にも力が入らず、余計なストレスがかかってしまう可能性も。

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海外駐在をしたいと思っている方、海外での仕事の仕方や価値観の違いも学びたい方にはうってつけです。

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海外駐在のメリット・デメリット まとめ

海外で生活や仕事をするには、いろいろなメリット・デメリットがあります。

日本での常識が通用しないなど、とくに最初は気が滅入ってしまうこともあるでしょう。

しかし、日本にいては経験できない考え方やさまざまな価値観に触れられるため、ビジネスパーソンとして成長することは間違いありません。

海外駐在が気になっているなら、ぜひチャレンジしてみてください。

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