初めての英語のプレゼンで聴衆をグッと惹きつける!6つのテクニック

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presentation

英語のプレゼンテーションをする機会はある日、突然やってきます。

「来週、外国人に英語でプレゼンをすることになった!」
「学会の発表を英語でしなくてはいけない!」

英語でプレゼンテーションをしたことがない方は、ものすごく緊張しますよね?

しかし、英語で外国人と話した経験があるのでしたら、プレゼンをしたことがない!というのはウソかもしれません。なぜなら筆者は「1対1の会話」も「プレゼンテーション」もわかりやすく相手に伝えるという点では共通しており、同じコミュニケーションであると考えているからです。

会話と違いプレゼンでは大勢に対して話すので、相手の人数が多くなるほど内容が伝わりにくくなりますが、本日紹介する6つのプレゼンのテクニックを使えば、聴衆の興味・関心をグッと惹きつけることができるでしょう。

本日はオンラインビジネス英会話のBizmatesで英語教材プログラムを開発している日系カナダ人のHika Itoが、初めての方でも聴衆を引き込むことができる英語のプレゼンテーションのテクニックを詳しく紹介いたします。 

プレゼンテーションの6つのテクニック

①プレゼンのオープニングでは背景を語る!
②聴衆の興味を惹きつけるにはゆっくり話す!
③聴衆が聞き取りやすい「わかりやすい」話し方とは?
④聴衆をプレゼンに参加させる方法とは?
⑤聴衆の心を動かす!プレゼンの締め方とは?
⑥プレゼン上手に思われる質疑応答のテクニックとは?

①プレゼンのオープニングでは背景を語る!

一般的なプレゼンテーションのオープニングは、下記の①~④の流れになります。

 ◆一般的なプレゼンのオープニングの流れ

①挨拶:  Hello everyone.
②自己紹介:  My name is Taro Suzuki and I work in HR at ABC Company.
③目的:  I’d like to make a presentation about my company.
④概要:  I have three points. First, our business. Second, our people. And finally, your future.

<日本語訳>

①挨拶:  みなさん、こんにちは
②自己紹介:  私は鈴木太郎です。ABCカンパニーで働いています。
③目的:  自社を紹介したいと思います。
④概要:  本日は3つのテーマがあります。一つ目は私たちの業界について、二つ目は我々の従業員について、最後にあなたの未来について話します。

 

この①~④の流れは間違ったものではありません。

しかし、オープニングパートは、聴衆の興味や期待を醸成(ドキドキ)させるためのパートですから、これだと当たり前すぎて、面白くありません。プレゼンのオープニングでは「ウケ」をとったりして、聴衆の興味を惹きたいと考えますよね?

ですから、オープニングパートでは「なぜ、プレゼンテーションをすることになったのか」その背景を少し説明するだけで、聴衆の興味をグッと引き寄せることができます。

具体的には下記のようになります。

◆聴衆を惹き付けるプレゼンテーションのオープニングの例

先ほどの例文に赤字部分を追加

①挨拶:  Hello everyone.

②プレゼンの背景:  When I was preparing for this presentation, I was thinking about how I felt when I was job hunting as a university student. After 15 years of working at ABC Company, I now realize the most important thing is whether the corporate culture matches you. So, that’s what I’d like to explain today.

③自己紹介:  My name is Taro Suzuki and I work in HR at ABC Company.
④目的:  I’d like to make a presentation about my company.
⑤概要:  I have three points. First, our business. Second, our people. And finally, your future.

<日本語訳>

①挨拶:  みなさんこんにちは

②プレゼンの背景:  今日のプレゼンの準備をしていた時に、自分が就職活動していた時を思い出していたのです。そしてABCカンパニーで15年働いて、ひとつ気づいたことが会社の文化が、自分に合うかという点が一番大切なことです。

③自己紹介:  私は鈴木太郎です。ABCカンパニーで働いています。
④目的:  自社を紹介したいと思います。
⑤概要:  本日は3つのテーマがあります。一つ目は私たちの業界について、二つ目は我々の従業員について、最後にあなたの未来について話します。

 

プレゼンテーションの聴衆によって、プレゼンを聞くモチベーションにはバラつきがあります。プレゼンを聞く前から背景を理解しているモチベーションの高い聴衆もいれば、付き合いでなんとなく参加したモチベーションの低い聴衆もいます。

ですから、最初のオープニングパートで、プレゼンの背景を説明することで意図や目的を明確にし、全ての聴衆に対して興味・期待を醸成させることができるのです。

プレゼンのオープニングパートの注意ですが、慣れていない英語でジョークを言うと、文化違いから、ジョークによって不快な気持ちにさせてしまうケースがありますので、英語に慣れていないうちはジョークを無理に入れずに、こういった手法で関心と興味を惹くことをおススメします。

②聴衆の興味を惹きつけるにはゆっくり話す!

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プレゼンテーションで一番やってはいけないのは、早口で話すことです。

日本人のビジネスパーソンのプレゼンでは大勢の前で、英語を流量に話すことに集中したり、緊張のため英語が早口になってしまう方が多く見受けられます。

ノンネイティブの方が早口で英語を話すと、ネイティブでも何を言っているのか聞き取りにくいことがあります。

一つ例を挙げますと、海外便の飛行機に利用するとノンネイティブの方が英語で「Attention please 」と艦内放送が流れます。カッコ良く流暢に聞こえるかもしれませんが、実はネイティブスピーカーの私でも非常に聞き取りづらい英語なのです。

私はいつも「重要なことをアナウンスしているのに、なんでゆっくり英語を話さないのだろうか?」と疑問に思っており、非常にわかりづらいのです。

プレゼンテーションも同様で、相手に伝わりやすいように、ゆっくり英語を話すことを意識してください。ゆっくり話すことができれば、流暢でなくとも聴衆が聞き取りやすくなるからです。

③聴衆が聞き取りやすい「わかりやすい」話し方とは?

メリハリがないプレゼンテーションは、聞く方は集中力を欠いたり、飽きやすいものになります。ですからメリハリをつけるためにも、わかりやすい話し方が重要なのです。では、どのように話せばわかりやすくなるのでしょうか?

具体的な例で説明します。下記はプレゼンテーションの内容の一部です。

1

<日本語訳>

ABCカンパニーについて基本的な話から始めましょう。ABCカンパニーはNoda Kazuによって1927年に設立されました。

 

では、この文章に「わかりやすい話し方」のテクニックを入れてみましょう。図を見ながら、音声を聞いてみてください。

◆わかりやすい話し方の2つのテクニック

①意味のまとまりで話を止める赤い線
②重要な単語を強く発音する青い線

2

 

音声を聴き比べれば、テクニックを使った話す方が、断然聞き取りやすかったと思います。

このように、意味のまとまりで「止める」ことで、聴衆には非常にわかりやすくなり、重要な単語を強く発音することで、メリハリがつきます。メリハリがあると興味・関心を惹きつけるプレゼンテーションになるからです。

プレゼンテーションの名人と言われる「スティーブ・ジョブズ」や「孫正義」も、この手法を使っています。下記のYoutubeの動画をご覧ください。このテクニックが使われていることがわかります。

◆スティーブ・ジョブズのプレゼン動画

英語のプレゼンテーションは、緊張のあまり早口になる日本人のビジネスパーソンの方が多いのです。ですから、このテクニックを使い、ゆっくり話すことで、英語のプレゼンテーションはずいぶん聞き取りやすいものになるのです。

④聴衆をプレゼンに参加させる方法とは?

プレゼンテーションとは、聴衆が1人であっても100人であっても、プレゼンターと聴衆のコミュニケーションであり、会話の延長と考えることができます。

ただし、プレゼンテーションは1対1ではなくは大勢の聴衆がいますから、全員と会話するのは不可能ですから、プレゼンテーションでは聴衆をプレゼンに参加させるテクニックを使います。

聴衆に「想像してください!」と投げかける

聴衆に「想像してください(考えてみてください)!」と投げかけてみましょう。このフレーズを使えば、プレゼンテーションに聴衆を参加させることができます。しかも、聴衆に集中力を呼び戻す効果があるのです。

では、具体例をあげます。下記に通常のプレゼンテーションと、「想像してみてください(考えてみてください!)」を使ったフレーズのプレゼンテーションを紹介するので、比べてみましょう。

◆通常のプレゼンテーション

Let me go over some of the features of our product.
It has an automatic locking system.

(私どもの製品の機能を紹介しましょう。それは自動ロックシステムです。)

 

◆「考えてみてください!」と投げかけるプレゼンテーションの例

Let me go over some of the features of our product.
It has an automatic locking system.
Imagine accidentally forgetting your phone at a cafe. You don’t have to worry because it would automatically lock after 60 seconds.

(私どもの製品の機能を紹介しましょう。それは自動ロックシステムです。あなたが、カフェで携帯電話を忘れていると想像してください。60秒後に自動でロックされるため、心配ありません

 

2つの例文の差は、上記の赤字の部分だけですが、このフレーズを使うだけで、聴衆をプレゼンテーションに参加させることができ、聴衆を巻き込むことになるのです。

⑤聴衆の心を動かす!プレゼンの締め方とは?

どんな素晴らしいプレゼンをしても、8割は忘れられるものですから、それを踏まえてプレゼンテーションの最後のパートは、良い印象が残るようにしなければなりません。

◆普通のプレゼンテーションの締め方

Let me wrap up my presentation.
So, today I explained our business, our people, and our culture.
Thank you.

<日本語訳>

そろそろまとめたいと思います。
本日のプレゼンテーションは、私たちの会社、従業員、そして我々のカルチャーについて話しました。
どうも、ありがとうございました。

 

せっかくの締めにも関わらず、これだと強い印象を聴衆に与えることもできませんし、プレゼンをして終わりになってしまいます。そうならないためにも、締め方のテクニックを紹介します。

プレゼンテーションの締め方のテクニック

(1)印象を強く与える(プレゼンの背景とつなげて、強い印象を聴衆に伝える)【赤色
(2)聴衆にプレゼンテーション後のアクションを促す青色

◆テクニックを使ったプレゼンテーションの締め方

Let me wrap up my presentation.
So, today I explained our business, our people, and our culture.
So, did I make the right decision to join ABC Company 15 years ago? Absolutely YES.
Not because of the salary. Not because of its stability. It’s because the culture
fits me.
And if you think our culture is right for you, we hope you apply to ABC Company.

<日本語訳>

そろそろまとめたいと思います。
本日のプレゼンテーションは、私たちの会社、従業員、そして我々のカルチャーについて話ました。
最終的に私がABCカンパニーを選んでどうだったのか?「もちろん良かったです!」これだけは自信をもっていえます。それは会社の文化が私とぴったり合ったからです。
もし、あなたも合うと思ったら、ぜひ応募してみてください。

 

この2つのテクニックを使えば、プレゼンテーション後に強い印象を残すことができます。そして、商品やサービスを宣伝するための場合は、必ず聴衆にアクションを促すことを忘れないでください。

⑥プレゼン上手に思われる質疑応答のテクニックとは?

質疑応答の際、プレゼンテーションを上手く見せるテクニックがあります。一つずつ紹介いたします。

挙手の中から質問者を選ぶとき、質問者の服装に触れて指名する

これはカンタンなテクニックですが、この振る舞いができるだけで「プレゼン慣れしているな~」と違いを生み出すことができます。

質疑応答は手を挙げる人が多ければ、質問者を特定できず指名するのが遅れ、運営がもたつくことがよくあります。

こうならないためにも、質問者の服装に触れて指名するのは、時間の限られたプレゼンテーションでは、運営をスムーズにすることにもなるのです。具体的には下記のように指名しましょう。

Yes, the woman with the black glasses? (はい、そこの黒いメガネをかけた女性の方、どうぞ!)

 

Yes, the gentleman in the blue shirt? (はい、そこの青いシャツを着た男性の方、どうぞ!)

 

Yes, the gentleman in the striped tie? (はい、そこのストライプのタイの男性の方、どうぞ!)

 

プレゼンターが質問者の質問を復唱した上で、回答する

例えば、下記のような質疑応答があったとします。

プレゼンター: Yes?
質問者: Where is your head office?
プレゼンター: In Tokyo.

<日本語訳>

プレゼンター: はい
質問者: 本社はどこですか?
プレゼンター: 東京です

 

間違ってはいませんが、回答としてシンプル過ぎますし、回答が自信になさそうに聴衆から見られてしまいます。この質疑応答にカンタンな2つのテクニックを使うと、この点が改善され、プレゼン上手に見えます。

◆質疑応答のテクニック

①質問を整理して復唱する(赤字
②質問の回答になっているか確認する(青字

では、先の質疑応答にこのテクニックを織り交ぜてみましょう。

プレゼンター. Yes, the gentleman in the blue shirt?
質問者: Where is your head office?
プレゼンター. Do you mean our global head office or our Japan head office?
質問者: Japan head office.
プレゼンター. Our Japan head office is in Tokyo.
プレゼンター. Does that answer your question?

<日本語訳>

プレゼンター. はい、そこの青いシャツを着た男性の方、どうぞ!
質問者: 本社はどこですか?
プレゼンター. それはグローバルでの本社ですか?それとも日本の本社のことですか?
質問者: 日本の本社です
プレゼンター. 私たちの日本の本社は東京です
プレゼンター. あなたの質問の回答になっていますか?

 

質問を再確認することで、質問者に意図を確認するだけではなく、周りの聴衆にも質疑応答を理解させやすいようにする効果があります。

このテクニックが使える方は、プレゼンテーションに慣れている感じを醸成でき、聴衆に対して信頼感を与えることができます

 

すぐに答えることができない難しい質問に対して

質疑応答を怖いと思っていませんか?プレゼンテーションの準備がしっかりできていれば、質問を恐れる必要はありません。自信を持って回答するべきです。

しかし、どうしてもすぐに回答することができない質問があった場合は、どうすればよいのでしょうか?

その場を取り繕ったり、ごまかそうとしてもその雰囲気が聴衆に伝わり、せっかくのプレゼンも台無しになります。そういった時は、素直に「今は答えることができませんので、プレゼンテーションの後に調べて回答します」と答えましょう。英語では下記のようなフレーズになります。

I’m sorry. I don’t have the answer, but I can get back to you after the presentation.(ごめんなさい、答えを持っていませんが、プレゼンテーションの後に調べて回答します)

 

また、回答の時間がない時は、下記のフレーズを使いましょう。

I’m sorry, but we’re running out of time. Can I get back to you after the presentation?(ごめんなさい、時間がなくなってしまいました。プレゼンテーションの後で回答します。)

 

ちなみに、企業秘密に関わることを聞かれたら、下記のように答えましょう。

I’m sorry, but that’s confidential information.(ごめんなさい、それは機密情報です)

 

すぐに回答できないことがあって、堂々としていないとせっかくのプレゼンテーションの信頼が揺らいでしまいます。あわてずに答えましょう。

 

英語のプレゼンテーションのまとめ

本日は聴衆を惹きつけるためのプレゼンテーションのテクニックを解説いたしました。しかし、記事を読み終えて、お気づきになったと思いますが、実は日本語のプレゼンテーションでも、使えるテクニックばかりなのです。

しかし、日本語では、このようなテクニックを使うことができるプレゼン上手のビジネスパーソンも、英語でのプレゼンに慣れていないことが原因で、こういったプレゼンテクニックを発揮することができないのです。

ですから、本日の紹介したテクニックやカンタンなフレーズを身につけていれば、必ず聴衆を惹きつけるプレゼンが行えますよ。

ちなみに、弊社Bizmates(ビズメイツ)では、プレゼンテーションに特化したオンライン英会話プログラムも提供しています。ぜひ、下記から無料体験レッスンを試してみてくださいね。

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