英語のリピーティング学習法 最大限の効果を得る手順や教材選びのコツも解説

仕事が忙しくて勉強時間が取れないけど、どうにかして英語力を上げたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

リピーティングは、忙しい社会人でもリスニング力とスピーキング力を効率よくアップできる学習法です。

本記事では、リピーティングの方法や失敗しない教材選びについて解説しています。

初心者でも確実にレベルアップできる学習手順とつまずきやすいポイントについてもまとめました。ぜひ参考にしてください。

★オンライン英会話継続のコツはこちら>>オンライン英会話を毎日受けた成功事例と3つのコツとは?

なお、独学での英語学習にで不安を感じている方には、英語のコーチングサービスがオススメです。

ビズメイツコーチングでは、あなたの課題や目標に合わせてプロが学習計画をプランニングします。

目標達成まで伴走するので、なかなか英語学習が継続できないとお悩みの方でも、確実にステップアップが可能ですよ。

>>Bizmates Coaching(ビズメイツ コーチング)

magazine_bnr_short

リピーティングとは?意味を解説

イヤホン

英語学習におけるリピーティングとは、英語音声を聞いた後に同じ文章をリピートする学習法です。

CDなどに収録された英語音声を使って、一文ごとに音声を止めてリピートしていきます。

リピーティングは、中学校・高校の英語の授業で体験したことがある方も多いのではないでしょうか。

リピーティングはリスニング力向上に非常に効果が高いことから、同時通訳者の訓練プログラムとしても取り入れられています。

リスニング力向上が期待できるトレーニングとしては、「シャドーイング」や「オーバーラッピング」もあります。

英語学習におけるリピーティングの効果

男性社員

リピーティングで得られるメリットや効果は以下の通りです。

  • スピーキング・リスニング力が向上する
  • 英語独自の抑揚やリズムが習得できる

順番に見ていきましょう。

スピーキング・リスニング力が向上する

何度も英文を聞くことで、リエゾン(英語特有の音声変化)が理解できるようになるため、リスニング力が向上します。

リエゾンにはいくつかの種類がありますが、ここでは「リンキング」を例に出して紹介します。

リンキングとは、連続する単語の末尾と先頭の音とが連結し、違う発音になる現象のことです。

たとえば、「Did you~?」の「d」と「y」が連結して「ジュー」のような音に変化することを言います。

リエゾンの知識を知らないと、簡単な英文でさえ聞き取れないことがあるので要注意です。

リスニング力をアップするには、リエゾンのルールを知り何度も英文を聞いて慣れることが重要です。

また、自分の出せる音は聞き取れることから、リエゾンを学習して正しい発音ができるようになると、リスニング力向上も期待できます。

英語独自の抑揚やリズムが習得できる

日本語は一つひとつの単語をハッキリと発音しますが、英語は強弱を使い分けて発音する特徴があります。

この強弱を抑揚と言います。

抑揚はリピーティングを何度も行うことで、徐々に身につくものです。

リピーティングを繰り返して抑揚やリズムを習得すれば、圧倒的に伝わりやすい英語を話せるようになるでしょう。

リピーティングのやり方や手順

方法

リピーティングのやり方や手順は以下の通りです。

  • 教材・テキストを選ぶ
  • 音声を流して全体像を理解する
  • 実際にリピーティングをおこなう
  • オンライン英会話を活用するのも手

順番に見ていきましょう。

教材・テキストを選ぶ

教材は、音声とスクリプトの両方がついているものを選びましょう。

音声を聞いてみて、聞き取れない部分を確認する際にスクリプトが必要です。

リピーティングの効果を最大限得るためには、自分のレベルに合った教材を選ぶことが大切。

目安としては、スクリプトの8割程度が理解できる内容にしましょう。

テキスト選びに失敗して挫折しないように、慎重に選ぶようにしてください。

ネットのレビューなどを参考に、実際に書店で内容を確認してから購入すると良いでしょう。

リピーティングは基本的にはシャドーイングの後に行うトレーニングですから、すでにシャドーイングをしている方は、その教材を使っても良いですね。

参考記事:英会話教材の選び方・使い方を徹底解説|オンライン英会話での活用方法も紹介

音声を流して全体像を理解する

リピーティングを開始する前に、一度全体の音声を聴いてみましょう。

1回では理解しにくいところもあるので、何度か繰り返し聴くことをオススメします。

話の大体の内容を掴み、リズムやイントネーションを確認することで、リピーティングに入りやすくなります。

この時、スクリプトは極力確認しないことが重要です。

リピーティングは、リスニング力向上のためのトレーニングです。

スクリプトを見てしまうと音に意識が向かなくなってしまい効果が半減してしまいます。

何度聞いても聞き取れない部分だけ、スクリプトを確認するようにしましょう。

実際にリピーティングをおこなう

全体の音声を聞いてある程度内容を理解できたら、リピーティングを開始しましょう。

まずは、ひとつ目の文章を聴いてから一時停止します。

スクリプトを見ずに、聴こえた英文を真似して発声します。

このとき、重要なのは、英語音声をそのまま再現するよう意識すること。

イントネーションや強弱を意識して、ネイティブになりきることでスピーキングが上達します。

オンライン英会話を活用するのも手

リピーティングは、ひとりでもスピーキング・リスニング力を向上できる効果の高い学習法です。

ただ、忙しい社会人の場合、じっくり教材を探す時間はとれないですよね。

また、学習をひとりで継続できるか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

そんな方は、オンライン英会話の教材をリピーティングに活用してみるのはいかがでしょうか?

オンライン英会話の予習復習にもなりますし、一石二鳥です。

ビズメイツのオンライン英会話なら、あなたのレベルや興味にあった教材を準備しているので、選ぶ手間なくリピーティング学習をはじめられます。

また、レッスンでトレーナーにリピーティングをしたいと依頼すれば、教材の内容を読んでもらえるので、レッスンの中でもリピーティング学習ができますよ。

ひとりでコツコツするよりも、誰かと一緒に取り組んだ方が継続しやすい方にはオススメです。

リピーティングができるビズメイツのレッスンは、以下の通りです。

  1. 「Bizmates Program」「Other Programs」

予習復習に最適な「Video Lesson」を1レッスンにひとつご用意しているので、それを見ながらレッスン教材の内容をリピーティング学習できます。

>>「Video Lesson」の詳細はこちら

  1. Discovery

レッスンでトレーナーにリピーティングを依頼すれば、お手本音声として教材の内容を読んでもらえ、フィードバックももらえます。

効率よくリピーティングを学習に取り入れたいなら、オンライン英会話でトレーナーにサポートしてもらうのも手ですね。

>>オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates

リピーティングが難しくて覚えられない時の対処法やコツ

tips

リピーティングが難しくて覚えられない時の対処法やコツは以下の通りです。

  • 教材のレベルを調整する
  • 短い単語で区切って覚える
  • 文章が長い場合は意味も把握する
  • 音声とほぼ完全一致になるまで繰り返す

順番に見ていきましょう。

教材のレベルを調整する

音声が聞き取れずにリピーティングができない際は、スクリプトを確認してみてください。

スクリプトを見れば内容がわかる場合、リエゾンの知識不足や音声速度の問題なので、慣れれば聞き取れるようになるでしょう。

しかし、スクリプトを確認した際に、知らない単語が多すぎる場合は教材自体を見直した方がよいです。

目安としては、スクリプトの8割程度が理解できる教材がオススメ。

リピーティングの効果を最大限発揮させるためにも、自分のレベルに適した教材を選ぶことが重要です。

短い単語で区切って覚える

基本的には一文ごとにリピーティングしていきますが、一文ごと覚えられない場合もありますよね。

そんな時は、一文をさらに短く区切ってみましょう。

区切る場所に決まりはないので、自分の覚えられる範囲でOKです。

ただ、単語単位で区切ろうとするとリエゾンを無視してしまい、英語らしい発音ができなくなる部分があると思います。

リエゾンの部分は、ひとつのまとまりとして区切らないよう意識しましょう

一文ずつにこだわらず、できる範囲で取り組むのが継続のコツです。

文章が長い場合は意味も把握する

およそ2秒のリピーティングに段々と慣れていったら、聴き取る英文を長くしていきましょう。

文章が長くなれば、記憶する量が増えるのでリピーティングの難易度も上がります。

長い文章に取り組む場合は、日本語で先に意味を把握しておくのがオススメ。

英文を記憶する助けになります。

音声とほぼ完全一致になるまで繰り返す

リピーティングで大事なのは、一文を言い切れることもそうですが、リピートした英語が自然かどうかも重要です。

リピーティングの成功は、音声と同じように発声すること。

リズムやイントネーションがおかしかったり、抑揚のない発声にならないよう自然な発声を意識して練習したいですね。

そのためには、やはり継続して練習する必要があります。

何度もリピーティングを行うことで、発音方法やイントネーション、フレーズなどが徐々に頭の中に蓄積され、自然な英語に近づけます。

リピーティングに関するよくある質問

ディスコースマーカーに関するよくある質問

リピーティングに関するよくある質問は以下の通りです。

  • リピーティングにおすすめの教材は?
  • 英語の長文を覚える必要はある?
  • リプロダクションとの違いは?
  • シャドーイングとの違いは?

順番に見ていきましょう。

リピーティングにおすすめの教材は?

初心者にはTOEICや英検の教材、中~上級者には海外ニュースやドラマなどをオススメします。

リピーティングができるアプリもあるのでスキマ時間に活用してみてもよいですね。

選択肢がありすぎて選べないという人は、オンライン英会話の教材を活用しするのも良いでしょう。

ビズメイツのオンライン英会話では、初心者から上級者まで、幅広いレベル別の教材・テキストをご用意しております。

選ぶ手間なく、自分のレベルや目標に合った教材で、オンライン英会話の予習復習もしながら、リピーティングがはじめられますよ。

英語の長文を覚える必要はある?

長いセンテンスをリピーティングできているのであれば、すでにその英文を聴き取れているので、とくに練習する必要はないです。

ただし、機械的に発声するのではなく音声と同じように発声できているかが重要です。

リズムやイントネーションを意識してリピーティングできているか確認してください。

完璧にリピーティングできているようでしたら、一段階上の英文にトライしてみましょう。

リプロダクションとの違いは?

聴いた英文のスクリプトを見ずに再現することをリプロダクションと言います。

リピーティングはスクリプトを見てもよい場合があるので、そこがリプロダクションとの違いになります。

リプロダクションは聞いた英文を自分で構築して再現する必要があるので、難易度はリピーティングよりも高いです。

シャドーイングとの違いは?

リピーティングが一文を聞き終えた後に発声するのに対し、シャドーイングは、音声の数秒後から影のように発声するトレーニング方法です。

音声を聞き終わってからではなく、流れている音声を追いかけるように発音します。

リピーティングと同じく、リスニングとスピーキングを同時に鍛えられる学習法です。

シャドーイングについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介

まとめ リピーティングは繰り返しが大切!コツを駆使して英語力を伸ばそう

講演中

リピーティングは、音声のイントネーションやリズムまで真似ることを意識すると自然な発声が身に付きます。

継続することでリスニング力とスピーキング力を同時に向上できる学習法です。

途中で挫折しないためには、自分に合った教材で勉強するのが重要。

教材を選ぶ際は、スクリプトの8割程度が理解できるものを選ぶようにしましょう。

「自分で選ぶ自信がない」「最短距離でリスニング力をつけたい」という方は、プロにまかせるのも手。

ビズメイツのコーチングサービスなら、プロのコンサルタントがあなたの課題や目標に合わせて学習計画をプランニングし、進捗を追いながらアドバイスするので、確実にステップアップが可能ですよ。

>>Bizmates Coaching(ビズメイツ コーチング)

magazine_bnr_short

  • オンライン英会話

Share

オススメのオンライン英会話の記事

Bizmates