英語で自己紹介 – ビジネスシーンや新入社員挨拶で使える例文フレーズ【音声付き】

ビジネスのシーンで英語の自己紹介をしなくてはいけない場面はいきなりやってきます。相手が外国人で言語が英語となると積極的に挨拶できない方は多いです。

その原因は「ちゃんとした英語が話せないと恥ずかしい」という考えにあります。

しかし、ビジネスで自己紹介をしっかりできないと、第一印象が良くありません。いくらあなたが日本の職場で、同僚の評価が高くても、外国人からは「挨拶もできないのか」と思われてしまうからです。

自己紹介の目的はお互いのことを良く知るための場なのです。この目的は英語に堪能でなくても、シンプルに丁寧で、効果的な挨拶は、少しのコツで可能です。

また、Bizmatesの講師である Hika Ito が登録者30万人のYouTuber 英語コーチ-イングリッシュおさるさんとよくあるビジネスシーン、名刺交換や電話対応で使えるフレーズを紹介しています。

留学なしでビジネス英語を話せるようになりたい方はぜひ参考にしてください。

本日はオンラインビジネス英会話のビズメイツで英語教材プログラムを開発しているHika Itoが,ビジネスの自己紹介をしっかり行うコツを紹介いたします。

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目次

1.英語がまったくできない方にもできる効果的でカンタンな自己紹介
2.本当の自己紹介は自己紹介後のスモールトークにある
3.英語の自己紹介時の名刺交換について
4.新入社員の場合の自己紹介
5.英語のメールで自己紹介
6.ビジネスシーンでの英語の自己紹介のまとめ

1.英語がまったくできない方にもできる効果的でカンタンな自己紹介

英語を全く勉強してない方でも、最低限のコツで外国人に良い印象をもってもらう自己紹介は可能です。いくつかのコツを事前に理解するだけ自己紹介の印象がグンっと変わります。

それでは、6つのカンタンなコツを解説いたします。

①挨拶前に相手の目を見ながら微笑む

まずは挨拶前に相手の目をみて微笑みましょう。

これは日本人同士の挨拶とあまり変わりませんが、第一印象は極めて重要です。会った瞬間から、自己紹介は、はじめっているのです。メラビアンの法則というのがあります。下記の図をみてください。

メラビアンの法則とは、どの要素がコミュニケーションの決め手になるかを分析した有名な法則です。顔や表情が55%を占めています。この事から、顔や表情が一番大切だということがわかります。

②自分から積極的に挨拶する。

相手から何か言ってくるのを待つのではなく、自分から挨拶をしましょう。

このコツはペースをつかむ上で重要で、英語力が低い方は相手から話しかけられると何を言っているのかわからないことが多いのですが、英語力が低くても、自分から話しかけることで、ペースを自分である程度握ることができます。

ですから英語力が低い方こそ、自分から挨拶してペースをつかみましょう。

③自分の名前のゆっくり言う

”My name is Takashi Suzuki.”と言う場合、”Takashi Suzuki”のところを特にゆっくり言いましょう。外国人は日本語の名前になじみがないという理由と、自分の名前を覚えてほしいという思いを伝えることができるからです。

④”Please call me Taka.”のように、ニックネームを伝えて親密度をアップ

日本の挨拶と文化が違いますが、初対面で、

「私の名前は田中貴司です、Takaと呼んでください。」

日本語にすると、初対面では違和感がありますが、英語の挨拶では自然です。

以下のように挨拶しましょう。

My name is Takashi Suzuki. Please call me Taka.
Nice to meet you.

⑤”Nice to meet you.”と言うタイミングで自分から手を差し出す

日本人は握手の習慣があまりないので、握手のタイミングがぎこちないことがありますが、名前を名乗り、そのあとの”Nice to meet you.”というタイミングと同時に手を差し出すと自然です。

⑥握手の握る強さ、握る時間

握手に慣れていないと、力がなく軽く触れる程度の握手になりがちです。下記にビジネスの握手のポイントをまとめました。

◆握手のポイント

(1)目を合わせる
(2)笑顔
(3)やや強く、深めに短く握手する

(1)から(3)のポイントを押さえれば、しっかりした握手ができます。ただ(3)は国によって、習慣がかわることもあります。この方法で問題ありませんが、各国の握手の仕方をカンタンに紹介します。

世界の握手の握りの違い(一部です)
・アメリカは強めで短い
・イギリスは柔らかく長い
・フランスは柔らかく短い
・インドは非常に長く会話の間も握手は続く
・韓国は一番偉い人から握手をする
・ブラジルはさよならのときも握手をする
・モロッコでは女性同士、男性同士しか握手しない
・ロシアではビジネス以外は、性別が同じでないと握手しない

ここまでの自己紹介のコツ音声で確認します

では、ここまでのコツで英語の自己紹介の流れを一通り、スクリプトを音声にしましたので、テキストと音声で確認をして、自分でも音声の真似をして練習してみましょう。

声を出すのが一番ですが、声を出せない場所で練習する場合は、目を閉じて、心の中で声を出して、実際の挨拶だと思って練習しましょう。

あなた: Hi. My name’s Takashi Suzuki. Nice to meet you. Please call me Taka.(このタイミングで握手。握手はやや硬めに2秒ほど)
外国人: Nice to meet you, Taka. (名前はゆっくり言う。)My name is Sam Garvin. Call me Sam.
あなた: OK, Sam.

2.本当の自己紹介は自己紹介後のスモールトークにある

では、前半は英語がまったく話せない人向けの最低限に、良い印象をもってもらうための自己紹介の方法を紹介しました。しかし、効果的な自己紹介とは、自己紹介後のスモールトークにあります。

おそらくほとんどのビジネスパーソンは英語が得意ではなくとも、挨拶と自己紹介はなんとかできるはずですが、ここからのスモールトークが難しいと感じるはずです。その原因は外国人に何を話していいのかわからない。というところが原因です。

しかし自己紹介とは、単に自分だけではなく、相手の自己紹介の場でもあります。つまり自己紹介の目的とは、お互いの事をよく知るための場なのです。ほとんどの人が外国人との自己紹介を勘違いしています。

×よくある日本人の英語のビジネスの自己紹介の考え方
「なんとか、その場を失礼なく、恥ずかしくない挨拶を行う」

○正しいビジネスの自己紹介の考え方
「自分のことを相手に知ってほしい。相手のことも知りたい」

ですから、自己紹介の目的を「お互いのことをよく知る」という目的にした場合、自然に質問が出てくるのです。もし質問が思い浮かばないという人は、英語力の問題ではなく、自己紹介の目的が間違っているのです。

また質問を重ねると、お互いの共通点が必ず見つかります。共通点が見つかると、親近感が一気に深まりますし、何より共通点があれば、自然にあなたから話題が出てくるようになります。

スモールトークの秘訣は会話を続けることです。面接のように質問ばかりするのではなく、自分の感想や印象など、反応も入れてから次の質問をするのがベストです。

◆質問ばかりの悪いスモールトークの例

あなた: Where are you from?
外国人: Well, I was born in Vancouver, but I grew up in L.A.
あなた: How long did you live in Vancouver?
外国人: I was there until I was 6 years old. We moved to L.A. because of my dad’s work.
あなた: Is L.A. very different from Vancouver?
外国人: Yes, it is.

この例だと、まるで面接をやってるみたいで、相手に本当に興味あるのが伝わることができません。

次の例ではあなたがリアクションを入れながら、次の質問をいれる良い例です。

◆適度のリアクションも入れたスモールトークの例文

あなた: Where are you from?
外国人: Well, I was born in Vancouver, but I grew up in L.A.
あなた: Oh really? I visited Vancouver about 10 years ago. It’s a beautiful city. So, how long did you live in Vancouver?
外国人: I was there until I was 6 years old. We moved to L.A. because of my dad’s work.
あなた: I see. I would like to go to L.A. someday. Is L.A. very different from Vancouver?
外国人: Yes, it is, but they are both really nice cities. You should go to L.A. I think you’ll really enjoy it.

このように 自分の気持ちや意見を感じてることも伝えながら、質問してるため、外国人はあなたに良い印象を持ちます。

とはいえ、日本語では質問が浮かんでいても、英語でどのように質問していいのかわからない方もいると思いますので、自己紹介後の英語の質問の例文を紹介します。

◆ビジネスシーンの英語の自己紹介後のスモールトークの質問の例文

・Where are you from?

 

・How long have you lived there?

 

・When did you come to Japan?

 

・What do you do in your free time?

 

・Where do you work?

 

・Have you tried (sushi)?

 

・Have you seen (Tokyo Tower)?

スモールトークでよくあるパターンは何かを褒めて質問する場合もありますいきなりどちらからいらしゃったんですか?と聞くのも不自然な点があるので、何かを見つけて、それを褒めて質問すると自然です。それも自分が得意か詳しいテーマだとより良いです。

◆褒めてから質問するスモールトークの例文

あなた: I like your watch. Is that an Omega?
外国人: Yes, it is. It’s a diver’s watch.
あなた: Yes, it’s the Seamaster series, right?
外国人: Yes, that’s right. You know very well.
あなた: I collect watches. I don’t have an Omega, but I would like to get one someday. They are very expensive. Do you have any other watches?
外国人: Yes, I also have…

スモールトークでは相手のペースでは無く、自分のペースでコントロールすることです。これが出来れば、立派なEnglish Speakerです。

3.英語の自己紹介時の名刺交換について

日本人はまず名刺交換をしますが、海外は事情がことなります。海外では基本的には必要と思う時しか名刺を渡しません。ですから自己紹介後に別れるタイミングで、「この人と連絡を取りたい」というメリットや必要性が生じた時に、名刺交換をするものです。基本的にはアメリカ文化の考え方ですが、多くの英語の国のビジネスの基本的な考え方となっています。

海外ビジネスでは名刺のマナー・ルールがあり、日本と考え方が異なるので、下記のポイントを押さえておきましょう。

海外の名刺交換のポイント

1.すぐに名刺を渡さない。基本的には聞かれたら、渡すものです。または連絡する必要がある時だけ渡します。

2.会話の最後に渡します。会話した後にこの人と関係を続けたいと思う人にしか渡さないので、会話の最後に名刺を渡すのか、渡さないのかを決めます。

3.名刺交換したら必ず連絡をします。名刺をもらったということは、必ずメールをするということになりますから、メールやFacebookで挨拶を欠かさないようにしましょう。

連絡とる必要があると思った時の名刺交換の例文

外国人: So what do you do?
あなた: I’m an accountant specializing in foreign businesses in Japan.
外国人: Really? Well, my company is planning to open its first branch office in Japan. Would you be able to help us with that?
あなた: Oh yes. Let me give you my card. You can contact me directly at this number.

名刺をくださいと聞かれた時の名刺交換の例文

外国人: So are you from Tokyo?
あなた: Yes, that’s right.
外国人: Really? I’m actually visiting Tokyo next month. It’s my first time there.
あなた: I’m sure you’ll love Tokyo. There’re so many things to see and do.
外国人:Yeah, I’m really excited about going. Do you think you’ll have time to meet with me while I’m there?
あなた: Sure. I’d be happy to show you around.
外国人: Great. Could I get your business card?
あなた: Sure. Let me write my personal e-mail address on the card for you.

4.新入社員としての自己紹介

例えば、今日が新しい会社の初日で、新入社員(中途)としていろんな人に自己紹介をしなければいけないというシーンがありますよね?ではどのように英語で自己紹介すればいいのでしょうか?

本日は2つのシチュエーションの自己紹介を紹介します。

1.上司がみんなの前で、新入社員(新メンバー)のあたなを紹介する時

日本人でよくあるのは自信なさそうにして、下を向いて、

「まだ何もわかりませんが~」
「いろいろミスをするかもしれないですけど~」

など自分を落とすような話し方で自己紹介する方が多いと思います。日本では問題ありませんが、海外では一番良くないパターンです。ですから日本式に挨拶すると「本当にダメな人なんだな~」と思われるかもしれません。

ですから、前向きな気持ちで、リスペクトされる内容で自己紹介をしましょう。では例文を紹介します。

外国人: Hi, everyone. Can I have a minute? We have a new member on our team, Takashi Suzuki. Please give him a warm welcome. Taka, can you briefly introduce yourself?

あなた: Hi, everyone. I’m really happy to be here. (カンタンな挨拶)
あなた: My name is Takashi Suzuki. Please call me Taka. (名前をゆっくり言う)
あなた: My background is in online marketing. I’ve worked in several industries including IT, manufacturing, and medical equipment.(自分の経験やスキルをカンタンに説明)
あなた: I’m hoping to apply my experience and skills to help achieve our goals. Thank you.(簡単に自分の目標を言う)

2.新入社員の自分から、自然に挨拶するときの自己紹介

もう一つのよくある自己紹介のシチュエーションはエレベーターやロビー、休憩スペースで、声をかけられたり、自分から声をかける場合です。

基本的には新しい会社に入社した場合は、自分から積極的に声をかけて、自分の会社の中のネットワークを作る事がビジネスで成功するために大切です。そこで、だんだん会社の中で気があう人や実力のある人がわかってくるからです。

例えば下記のように、お昼の時にお弁当を食べてる方がいたら、気楽に声をかけるのもいいでしょう。

あなた: That looks great. Did you make it yourself? (声をかける理由を使って話しかける)
外国人: Thank you. Yes, I did.
あなた: Is that beef? (会話を少しふくらませる)
外国人: No, it’s pork. It’s a Chinese dish.
あなた: I see. Maybe I should bring my own lunch next time. My name’s Taka, by the way. I joined the marketing department just last week. (自己紹介をする)
外国人: Hi Taka. I’m Justin. I’m in finance.
あなた: OK, it’s nice to meet you, Justin. I’ll let you enjoy your lunch. I’ll see you around. (あまり長い時間をかけないで、話を終える)

 

◆自分から声をかける質問フレーズの例文

Is this seat taken?

 

I really like your jacket. Where did you get it?

 

Can you tell me where the water cooler is?

 

That’s my favorite drink. Is there a vending machine on this floor?

 

Are you having a busy day?

 

Where is everyone? It’s so quiet.

 

Are you almost finished for tonight?

5.英語のメールで自己紹介

ビジネスの自己紹介は対面とは限りません。むしろ、メールでの自己紹介の方が世の中多いでしょう。本日は英語のメールでの自己紹介をパターンにわけて例文を紹介いたします。また自己紹介ではないですが、部下を紹介する例文もあわせて紹介いたします。

◆同じ会社内で、国が異なる場合のメールでの自己紹介の例文

日本側の担当者が変更になった趣旨のメールを海外の担当に送付するメールです。社内のメールなので「Dear ○○」だと固いので、「Hi ○○」という形で良いでしょう。そしてすぐに何のためにメールを書いているのかを伝えます。

Hi, Greg.

I’m writing to let you know that I will be taking over Yuka Sato as the contact person for the Japan office for the L23 project.

From here on, please e-mail your questions to me at this e-mail address.

I look forward to working with you.

Regards,

Taka

Takashi Suzuki
Marketing Assistant
AAA Japan

 

◆誰かの紹介で、相手に何かをお願いする場合のメールでの自己紹介の例文

違う会社に送るメールなので、「Dear」を使って丁寧に書きます。同じ会社の場合は自分の名前はわざわざ言いませんが、違う会社の場合は、名前と自分の仕事をカンタンに紹介します。

自分の目的と、次のステップを明確にメールに書きましょう。そして失礼がないようにメールを締めます。

Dear Mr. Johnson,

My name’s Takashi Suzuki, head of marketing at AAA Japan., a Japan-based online business English school.

My friend, Takeshi Ibata with Forusers Corporation, suggested that I contact you about consulting services for web marketing.

I would be happy to hear more about your company’s services.

Could you let me know when would be the best time for us to meet?

Looking forward to having a chance to work with you.

Sincerely,

Takashi Suzuki
Marketing Assistant
AAA Japan

ビジネスシーンでの英語の自己紹介でよくある質問

相手の印象に残るような自己紹介をするためにはどうすればいいでしょうか?

第一印象を良くすることから始めましょう。
コミュニケーションを行う上で、顔や表情が最も大切であるという研究結果があります(メラビアンの法則)。
まずは相手の目を見て笑顔で挨拶をすることで、相手の印象にも残りやすくなります。

ビジネスにおける自己紹介で、気を付けるべきことはありますか?

自己紹介においては、所属部署や仕事内容を伝えることも必要ですが、まずは自分の名前や出身地、ニックネームなどを伝え、握手をすることで親密度をアップさせましょう。
国によって握手の仕方が違いますので、本記事で紹介している握手の仕方も参考にしてみてくださいね。

自己紹介の後、会話をうまくつなぐためのコツはありますか?

自己紹介後のスモールトークでは、相手に質問を重ね共通点を見つけることがコツです。ただ、質問攻めにすると相手が疲れてしまうので、自分の感想や意見を入れた表現を使いましょう。

6.ビジネスシーンでの英語の自己紹介のまとめ

いかがでしたか?本日はビジネスシーンでの英語の自己紹介をまとめてみました。

自己紹介の不安は「ちゃんとした英語を話さないといけない」という考えから浮かびますが、目的を「お互いのことを知る」に置いた場合、自然に話ができるようになるのです。

そして、あなたから質問するという姿勢は、英語ができなくても、相手はあなたに好意を持つでしょう。ですから自己紹介はあなたから、話しかけ、どんどん質問しましょう。自己紹介がうまくいけば、あなたは「もっとビジネスで英語を使いたい」と思うようになるはずです。

まずはこの記事のテキストや音声を聞き、練習して自己紹介をマスターしましょう。


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