「〜していただけますか」を英語で言うと?9つのフレーズと例文集

ビジネスシーンでも日常会話でも「〜していただけますか」とお願いする機会は多いですよね。どんなことをお願いするのか、相手は誰なのかによって英語表現では使い分けが必要です。また、さまざまな表現方法を知っておけば、英会話の幅が広がりますよ。

こちらの記事ではさまざまな「〜していただけますか」の英語表現とニュアンスの違いを例文を通してお見せします。


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「〜していただけますか」を表現するフレーズ

具体的な英語表現のニュアンスや違いを紹介する前に、「〜していただけますか」を意味する基本的なフレーズを紹介します。

これらの表現は学校で習う表現ですので、知っている人も多いでしょう。

・Please〜.
・Can you 〜?
・Will you 〜?
・Could you 〜?
・Would you 〜?

英語でお願いをするなら、Please〜をつけた表現が一番簡単ではありますが、「〜してください」という指示のニュアンスになってしまいます。丁寧な表現を意識したいなら、Pleaseよりもほかの4つの表現のほうが丁寧です。

Can you / Could you とWill you / Would youの違いは、前者は対応が可能かどうかを聞いているのに対し、後者は相手の意思を確かめているという点です。

また、過去形のCould you / Would youの方がCan / Willよりも改まった印象になります。

それでは、それぞれの使い方を詳しく解説していきます。

Please〜 で「〜していただけますか」を表現する

Please〜
〜してください。 / 〜していただけますか。

Please〜?は「〜していただけますか」よりも、「〜してください」というニュアンスになり、指示や命令を丁寧に衣を着せる目的の英語表現です。主にメールなどで使われます。

口頭で使うこともできますが、 イントネーションによっては上から指示している、または相手と距離があることを示すような冷たい印象になりがちなので、使う際は注意が必要です。

[例文1]
A: If I get a call when I’m away, please pick it up.
私がいない間に電話がかかってきたら代わりに出ていただけますか。
B: Sure, no problem.
わかりました。大丈夫ですよ。
[例文2]
A: Thank you for coming all the way here. Please come in.
お待ちしておりました。どうぞお入りください。
B: Thank you.
ありがとうございます。失礼します。
[例文3]
A: Please finalize the plan within today.
今日中に企画案の確認をしていただけますか。
B: I understand. Will do ASAP.
かしこまりました。できるだけ早く確認します。
[例文4]
A: If you have any questions, please feel free to contact us.
ご質問などありましたら、お気軽にご連絡ください。
B: Thank you very much. We certainly will.
ありがとうございます。よろしくお願い致します。
[例文5]
A: The manager would like to speak to you.
鈴木さん、マネージャーが話したいそうです。
B: I see. Please excuse me for a moment.
かしこまりました。(話していた人に対して)すみません、少々お待ちいただけますか。

Can you …?で「〜していただけますか」を表現する

Can
〜してもらえますか? / 〜していただけますか?

Can you〜?は、依頼にしたことを相手が「できるかどうかを尋ねる」時に使います。「できるならお願いしたい」というニュアンスを含んでいます。「〜していただけますか?」というよりは、「〜してもらえますか?」という意味が近いです。

文中、もしくは文末に pleaseをつけてより丁寧な印象にすることが可能です。

[例文1]
A: Can you walk me through the new system?
このシステムの使い方を教えてもらえますか?
B: I’d love to, but I’m not that familiar with it either.
私もあまり詳しくないんです。
[例文2]
A: Sorry for the short notice, but can we have a quick meeting?
すみません、軽くミーティングしたいのですが、今ちょっとお時間ありますか?
B: No problem. Can you give me 5 minutes, please?
わかりました。あと5分だけ待っていただけますか。
[例文3]
A: Can you give me the address of the shop you were talking about the other day?
この間教えてくれたお店の場所を教えてもらえますか?
B: Sure. Let me send it now.
いいですよ!お店のホームページのURLも送っておきますね!
[例文4]
A: Can you please send me a copy of the materials from the last meeting?
前回の会議の資料を送ってもらえますか?
B: Of course! I’ll email them to you.
いいですよ。探すので少し待ってくださいね!
[例文5]
A: Can you email the client the delivery date?
クライアントに納期についてのメールを送っていただけますか。
B: Right away!
わかりました。すぐに送っておきます!

Will you…?で「〜していただけますか」を表現する

Will you 〜?
してもらえますか? / していただけますか?

相手に依頼を受けてくれる意思があるかどうかを確かめる表現です。たとえば、ある作業を何回も経験している部下に再び依頼する時などの状況に使われます。

依頼していることをできるかどうか聞いているCan you〜?とは厳密には意味が異なりますが、ほとんどの人は違いを意識して使ってはいません。

またCan you〜?同様、「〜してもらえますか?」と少しカジュアルな表現になります。

[例文1]
A: I need help prepping the meeting room. Will you help me?
会議室を準備するのを手伝ってもらえますか?
B: Sure I will.
もちろん!
[例文2]
A: Will you excuse us for a minute?
少しお時間いただけますか?
B: Of course. Take your time.
はい、ごゆっくり。
[例文3]
A: Will you get something at the convenient store for me too?
コンビニで私の分も何か買ってきていただけますか?
B: Sure, I’ll get you a packed lunch or something.
いいですよ!何かお弁当を買ってきます。
[例文4]
A: I have to attend an emergency meeting so I can’t join the sales team meeting today. Will you cover for me?
明日急に打合せが入ったので、代わりに営業会議出てもらえる?
B: I see. No worries! Just send me the meeting materials if there are any.
いいですよ!会議の資料などあれば共有してください。
[例文5]
A: Will you introduce me to your client next time you visit them? I’ll come along.
次回の打ち合わせに同席するので、クライアントに紹介してもらえますか?
B: Absolutely. I’m meeting them again next Thursday. Will that work?
わかりました!次回の打合せは来週の木曜日ですが、来られますか?

Could you…?で「〜していただけますか」を表現する

Could you〜?

Can you〜?を改まった印象にした表現です。さらに文中や文末に〜, please?をつけて、より丁寧なニュアンスにできます。

[例文1]
A: Could you come to my desk tomorrow morning?
明日の朝、私のデスクまで来ていただけますか?
B: Sure. I’ll be there by 10 AM .
はい、では10時までには伺います。
[例文2]
A: Could you please give us the estimate by tomorrow?
明日までに見積もりをいただけますか?
B: Noted on this.
かしこまりました。
[例文3]
A: Could you sweeten the deal a bit?
大量注文すれば値引きは可能ですか?
B: Let me talk to my supervisor.
そちらにつきましては、一度上の者と相談させてください。
[例文4]
A: Could you please sign your name here?
こちらにご署名をいただけますか?
B: Sure. Right here?
はい。ここですか?
[例文5]
A: I just sent you a file . Could you please check?
先ほど資料をお送りしました。確認していただけますか?
B: Got it! Let me have a look, and I will get back to you.
かしこまりました。内容を確認してまたご連絡いたします。

Would you…?で「〜していただけますか」を表現する

Would you…?
日本語訳

Will you〜?を改まった印象にした表現です。Could you〜?と同じように文中、もしくは文末に〜, pleaseをつけるとより丁寧な表現になります。

[例文1]
A: Would you please tell us some of your strengths?
あなたの強みを教えていただけますか?
B: One of my strengths is resilience.
私の強みは何事も諦めないことです。
[例文2]
A: Would you please suggest another design?
別のデザインもご提案いただけますか?
B: Certainly. We will get back to you in 3 or 4 days.
承知しました。3〜4日ほどお時間をいただければと思います。
[例文3]
A: Would you tell me the WiFi password?
WiFiのパスワードを教えていただけますか?
B: Sure. It’s written on that wall.
はい、あちらの壁面に記載してあります。
[例文4]
A: Would you make enough copies for everyone, please?
全員分のコピーを用意していただけますか?
B: No problem. How many people will be at the meeting?
承知しました。会議には何名参加するのでしょう?
[例文5]
A: Would you translate this document into English when you have time?
お時間あるときにこの資料を英語に翻訳していただけますか?
B: Sure, I’ll work on it today.
かしこまりました。今日取り掛かります。

より丁寧な「〜していただけますか」の表現

ここまで「〜していただけますか」の基本的な表現を紹介しましたが、より丁寧に伝えられる表現もあります。

Would you mind ~ing?で「〜していただけますか」を表現する

Would you mind ~ing?
〜していただけますか?

お願いする時に相手の迷惑にならないか、少し下手に出ながら丁寧に依頼できる表現です。

この表現を使う時に注意したいのが、もし相手にWould you mind ~ing?で何か依頼された時の答え方です。「いいですよ」と答える時はNoと答えます。Yesと答えると断っていることになるので慣れが必要です。

[例文1]
A: Would you mind checking my proposal?
この提案書をチェックしていただけますか?
B: Not at all. I’ll go through it later today.
もちろんです。午後に目を通しておきます。
[例文2]
A: Would you mind checking your email after this meeting? I’ve sent you the data you requested.
この会議の後、 メールをご確認いただけますか?ご依頼のデータをお送りしました。
B: Not at all. Will do.
承知しました。
[例文3]
A: Would you mind giving me access to your Google Drive folder?
グーグルドライブのアクセス権限を与えていただけますか?
B: Actually, yes. I don’t think I’m supposed to share it with anyone outside the company.
ちょっと難しいですね。社外の方に共有してはいけない決まりになっているんです。

I was wondering if you could…. で「〜していただけますか」を表現する

I was wondering if you could…
〜していただけますか? / 〜していただきたいのですが…

「相手に依頼したいけどダイレクトにお願いするのはちょっと…」という時に使える丁寧で控えめな表現です。遠慮しがちな印象で依頼できるので、覚えておきたい表現です。

[例文1]
A: I was wondering if you could lend me your pocket WiFi tomorrow.
明日ポケットWiFiを貸していただきたいのですが…
B: No problem. I’ll put it on your desk later.
いいですよ。ご自由にお使いください。
[例文2]
A: I was wondering if you could talk to our manager about my heavy workload.
上司に私の業務量について話していただきたいのですが…
B: Of course. Could you give me more details?
もちろんです。詳しく教えていただけますか?
[例文3]
A: I’m really having trouble planning my project. I was wondering if you could give me some advice.
プロジェクトの企画が本当に難しくて…少しアドバイスをいただけますか?
B: Sure. I’ll be free after 1 PM.
はい、午後1時以降なら空いてますよ。

Would it be possible to〜?

Would it be possible to〜?
〜していただけますか? / 〜していただくことは可能でしょうか?

こちらも遠回しに依頼ができる表現です。特に、難しそうなことが可能かどうか打診する時につかいます。

[例文1]
A: Would it be possible to have the invoice ready by the 15th?
15日までに請求書をご用意いただくことは可能でしょうか?
B: Yes, we should be able to send it to you tomorrow.
承知いたしました。明日にはお送りできます。
[例文2]
A: Would it be possible to have the contract signed and returned by mail?
こちらの契約書にサインの上、返送していただくことは可能でしょうか?
B: Yes, I’ll read through it and send it back to you.
かしこまりました。内容を確認して、返送いたします。
[例文3]
A: Would it be possible to ship the parcel this week?
今週中に荷物を発送していただくことは可能でしょうか?
B: Yes, we should be able to ship it in a day or two.
はい、今日明日に発送できるはずです。

I would be grateful if you could…. で「〜していただけますか」を表現する

I would be grateful if you could 〜.
〜していただけますか? / 〜していただけると幸いです。

かなり丁寧に依頼できますが、口頭で使うと大袈裟な印象を与えます。基本的にメールなどの文書でのみ使うようにしましょう。

[例文1]
I would be grateful if you could give us an update on progress at the end of the month.
月末に進捗をご連絡いただけますと幸いです。
[例文2]
I would be grateful if you could push back our meeting to next week.
会議を延期させていただけますと幸いです。
[例文3]
I know it’s been hectic these days, but I would be grateful if we could discuss the contract face-to-face.
お忙しいことと存じますが、契約について対面で議論させていただけますと幸いです。

【英語学習のTIPS】英語はニュアンスが複雑

今回は「〜していただけますか」の英語表現を紹介しました。同じ意味を持つ表現でもこれだけさまざまなフレーズがあり、それぞれ伝わるニュアンスが異なることがわかりましたね。

自分の意思と異なる伝わり方をしないようにするには、たくさんの英語に触れ、実際に会話の中で学んだ英語を試し、相手の反応を見ることが大事です。

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まとめ

たくさんある「〜していただけますか」の表現の中で、最初はどれを使えばよいか迷ってしまう人もいるかもしれません。基本のフレーズを使う時に迷ったら、Could you〜?もしくはWould you〜?を使いましょう。慣れてきたら、それ以外の表現もマスターし、使い分けできるように目指してみてください。

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