英語で退職の挨拶はどうするの?シーン別で使える英会話フレーズ10選を徹底解説

退職するとき外国人の上司や同僚に、英語でどのように挨拶したらいいか困っている方もいるのではないでしょうか。

失礼な挨拶をしてしまい、退職する際に相手に悪い印象を残したくないですよね。

そこで本記事では、英語で退職の挨拶をするとき、感謝を伝える簡単なフレーズとおさえておきたいポイントを解説します。

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ビジネスの現場で退職の挨拶が重要な理由

退職する際は、相手に好印象を残す挨拶が非常に重要です。

退職した後もどこかで元上司や同僚と会う機会があるかもしれませんし、勤務していたときの取引先と今後も関わりがあるかもしれません。挨拶をしっかりしておくことで、これからの人間関係によい影響を与えます。

たとえ会社を辞める理由がネガティブであったとしても、その不満や愚痴は自分の中に収めておきましょう。最後にそのような話を聞かされても、相手は困惑するだけです。

退職の挨拶では、今までの感謝や楽しかった思い出のエピソードを、笑顔で伝えるようにしましょう。

最後にお礼を伝えて、握手してお別れするといいですね。

退職の挨拶を伝える英会話フレーズ(同僚編)

会社で顔を合わせる仲のよい同僚の外国人に、退職の挨拶を伝えるための英会話フレーズをまとめました。

退職理由によって、挨拶の仕方も変わります。

  • 自己都合で退職するときの挨拶
  • 転勤・異動で退職するときの挨拶

順番に見ていきましょう。

自己都合で退職するときの挨拶

転職や家族の都合で退職をするとき、同僚へ個別にお別れをする英会話フレーズです。

自己都合の場合、詳しい退職の事情を伝える必要はありません。

「退職しても連絡を取り合えると嬉しい」など、今後につながる言葉を添えましょう。

  • Today is my last working day.

(今日が仕事の最終日です。)

  • Thank you very much for your great help in the office.

(今までいろいろ助けてくれてありがとうございます。)

  • I have enjoyed working with you. 

(一緒に仕事ができてとても楽しかったです。)

  • I hope that we can keep in touch. 

(これからも連絡取り合えると嬉しいです。)

送別会を開いてもらったり、送別品をもらったりした場合は、そのお礼も付け加えるといいでしょう。送別会は「farewell party」、送別品は「goodbye gift」です。

Thanks also for the farewell party and goodbye gift.

(送別会や送別品もありがとう。)

転勤・異動で退職するときの挨拶

転勤や異動の場合は、退職しても同じ会社です。

「これからもよろしくお願いします」「出張などで近くに来たときはぜひ会いたいです」という挨拶がいいですね。

  • I will be transferred to the 〇〇 branch from tomorrow.

(明日から〇〇支社へ異動することになりました。)

  • I was happy to be a part of this team. 

(このチームで働けて楽しかったです。)

  • Thank you for always helping me. 

(いろいろ力になってくれてありがとうございました。)
I hope we can continue supporting each other. 

(これからもお互い助け合いましょう。)

  • When you come to 〇〇, please visit my office.

(〇〇に来たときはぜひオフィスにお立ち寄りください。)

転勤や異動の場合は、退職といってもお別れというイメージはありません。

それより離れても、引き続きお付き合いしていきたい気持ちを伝える挨拶がいいでしょう。

退職の挨拶を伝える英会話フレーズ(上司編)

お世話になった外国人の上司へ、退職の挨拶をする際に使える英会話フレーズです。

  • 自己都合で退職するときの挨拶
  • 転勤・異動で退職するときの挨拶

ひとつずつ解説します。

自己都合で退職するときの挨拶

転職や家族の都合で退職を決めたとき、お世話になった上司への挨拶です。

「温かくご指導いただき、本当にありがとうございました」「〇〇課長から学んだことは決して忘れません」など、心から感謝の気持ちを伝えましょう。

  • I’m leaving here tomorrow. 

(明日で会社を去ることになりました。)

  • I would like to say thank you for all the support and guidance while I was working with you.

(在職中のご支援とご指導、誠にありがとうございます。)

  • Working here has been such a great experience for me. 

(ここで働いたことは、自分にとってかけがえのない経験となりました。)

  • I will always remember you.

(あなたのことは忘れません。)

日本語の挨拶で「あなたのことは忘れません」は違和感があるかもしれませんが、英語ではよく使われます。

上司にとって部下から「忘れない」と言われることは、大変光栄なことですね。相手に好印象を与えるので、積極的に使うとよいでしょう。

転勤・異動で退職するときの挨拶

転勤・異動での退職は、これからも引き続きお世話になる可能性があります。

「新天地でも、全力を尽くして参ります。」「今後ともご指導よろしくお願いします」など今後につながる言葉を伝えるといいでしょう。

  • I will be assigned to the 〇〇 office from tomorrow.

(明日から〇〇支社へ配属されました。)

  • But I will keep on trying my best in my new place. 

(新天地でも、全力を尽くして参ります。)

  • Thank you for your continued guidance.

(今後も引き続きご指導よろしくお願いいたします。)

  • I am going to miss you a lot. 

(お会いできなくなるのは寂しいです。)

部下を別の場所へ送り出す上司は、親鳥のような気持ちです。いままで育ててくれた上司に、「安心してもらえるよう新天地で頑張る」と新たな意欲を伝えてください。

退職の挨拶を英語で伝えるときに使える英会話フレーズ(メール編)

退職をする前に同僚や上司、取引先へメールで挨拶を送るときに使える英会話フレーズです。

英語メールではある程度決まった英会話フレーズがあるので、覚えておくと便利です。

  • 件名の書き方で使える英会話フレーズ
  • メールの書き出しで使える英会話フレーズ
  • 上司に送る際に使える英会話フレーズ
  • 同僚に送る際に使える英会話フレーズ
  • 社外の取引先へ送る際に使える英会話フレーズ
  • 結びに使える英会話フレーズ

通常の英語メールの書き方は、こちらの記事で解説しています。

参考記事:【保存版】悩まず書ける!英語メールの書き方の5つのポイント

ここでは退職のための英会話フレーズを見ていきましょう。

件名の書き方で使える英会話フレーズ

退職メールで使える、件名の書き方の例をいくつか紹介します。

  • Farewell greetings

(退職のあいさつ)

  • My Farewell Day

(本日退職します)

  • My last day

(本日が最終日です)

  • Last working day to the team

(このチームで最後の日となりました)

  • Thank you and Goodbye

(ありがとうそしてさようなら)

  • Saying goodbye 

(さようなら)

件名を見ただけで、「この人今日退職するのか」とわかるよう、シンプルにわかりやすく書きます。

上司に送る際に使える英会話フレーズ

上司に向けて送る、退職メールの英会話フレーズです。

  • I am writing to you that today is my final day here at 〇〇 company.

(〇〇会社の最後の日となりましたので、メールでご挨拶させていただきます。)

  • I want to thank you for teaching me so many things all the past years. 

(いままでたくさんの教えをいただき、誠にありがとうございます。)

  • I will forever be grateful to you.

(今後もこの感謝はずっと忘れません。)

  • Your support and encouragement helped me to improve myself.  

(いつもご支援と励ましをいただいたおかげで、自分自身を向上できました。)

「I am writing to you~」は英語メールでよく使われる書きはじめのフレーズです。

退職メールだけでなくどのような場面でも使えるので、覚えておくと便利でしょう。

同僚に送る際に使える英会話フレーズ

同僚に送るときに使える、退職メールの英会話フレーズです。

  • This will be my last message to you.

(最後のメッセージとなりました。)

  • Thanks to all for being so nice to me over all these years.

(いままで良くしていただきありがとうございます。)

  • I am lucky that I’ve had the opportunity to work with this team.

(このチームで働く機会が与えられて、本当に幸せでした。)

  • Saying goodbye is quite difficult. 

(さようならをいうのは難しいです。)

  • Keep in touch.

(また連絡ください。)

退職すると会社のメールは使えなくなります。メッセージの最後に、自分の個人メールを入れておけば、今後も連絡が取り合えます。

社外の取引先へ送る際に使える英会話フレーズ

自分が担当していた社外の取引先へ、退職の挨拶メールを送るための英会話フレーズです。

後任が決まっていたら、その紹介も入れておきましょう。

  • I am sorry to inform you that today is my last day working in 〇〇company.

(残念ながら本日〇〇会社勤務の最終日となりました。)

  • I would like to thank you for your support over the last 〇 years.

(◯年間、ご支援いただき誠にありがとうございます。)

  • Working with you was a wonderful experience. 

(お仕事でたくさんの貴重な経験ができました。)

  • I enjoyed the period working with you.

(在職中ご一緒に仕事ができて大変光栄でした。)

  • I want to introduce Mr. 〇〇.

(後任の〇〇をご紹介します。)

  • He will take over my place. 

(今後彼が仕事を引き継ぎます。)

  • You can reach him at 〇〇@ 〇〇.com.

(後任のメールアドレスは〇〇@ 〇〇.comです。)

取引先など仕事に関わってきた方に対して、一緒に仕事ができた喜びを伝えておくといいでしょう。今後の取引先と会社の関係性も維持でき、自身も仕事する機会があったときに、よい印象を持ってもらえます。

結びに使える英会話フレーズ

退職の英語挨拶メールで、最後に伝えたい英会話フレーズを紹介します。

  • Thank you again for your help and support.

(いま一度、いままでのご助力、ご支援ありがとうございました。)

  • I am looking forward to seeing you again someday.

(またいつかお会いできる日を楽しみにしております。)

  • Wishing you and 〇〇company all the best,

(みなさまと会社のご多幸をお祈りいたします。)

メールの結びは、以下の3つがよく使われます。

フォーマルな順に紹介します。

  • Sincerely,

(真心を込めて)

  • Regards,

(敬意を込めて)

  • Best wishes,

(幸運を祈ります)

上記は日本語の「敬具」のような使い方です。上司や外部向けには「Sincerely,」、同僚へは「Regards,」「Best wishes,」の使用をオススメします。

その他の結びの言葉や、それぞれの詳しい使い方について以下の別記事で解説しています。

参考記事:【保存版】ビジネスでつかう英語メールの結びと締めの言葉

英語で退職の挨拶を行う際に気をつけるポイント

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、立ち去るときイマイチな印象を与えないよう退職の挨拶は気持ちよくしたいですよね。

正しい英語で伝えようとして、棒読みのような挨拶になってしまっては感情が伝わりません。英語がうまくなくても、感謝を丁寧に伝えるよう、気持ちを込めることが大切です。

英語で挨拶をする際、難しい英語を使う必要はありません。自分の知っている単語やフレーズで、最大限の感謝を表現できればいいでしょう。

ただし相手に誤解される英語の挨拶にならないよう気をつけてください。

たとえば、相手から「Please keep in touch.(連絡してね)」と言われたとき「Okay」と答えるのは要注意です。

「Okay」には、乗り気ではないが承諾するというニュアンスがあります。そのため相手は「本当は連絡したくないんだな」と感じてしまうかもしれません。

最後に悪い印象を与えないよう、使用する英会話フレーズには注意してください。

まとめ

退職するときそのまま使える英会話フレーズをシーン別、相手別に解説しました。

最後に気持ちよく会社を去れるよう、挨拶はしっかり決めたいですね。

感謝の気持ちをあらわす言い方は「Thank you」だけではありません。

たとえば、

  • I am so grateful.
  • I appreciate it.
  • It was so kind of you.

など、上記のようにさまざまなバリエーションを使って、感謝の気持ちを伝えられます。

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