「提案」「提案する」の英語表現方法を覚えよう!ニュアンスの違いが大切

日常生活、ビジネスシーンで相手に提案をする機会はよくあります。

  • 同僚を食事に誘うとき
  • 提案書を提出するとき
  • 改善策を提示するとき

本記事では、上記のような場面で使える「提案する」の英語表現をまとめました。

正しく使い方を覚えて、シーンに合わせた使い分けができるようになりましょう!

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「提案」を英語で表現する方法5つ:名詞編

「提案」という英語表現を5つ紹介します。

表現によって「提案」の意味合いや強さが異なるので、例文を見ながらニュアンスも一緒に覚えましょう。

  • 積極的に提案をおこなう時に使う「proposal」
  • 状況を考慮して提案をする時に使う「suggestion」
  • 協力や援助を申し出る時に使う「offer」
  • ビジネス的な提案をおこなう場合に幅広く使う「proposition」
  • 会議などで正式に採択された提案「motion」

積極的に提案をおこなう時に使う「proposal」

proposalは積極的に提案をおこなう時に使う英語表現です。

日本語でも結婚を申し込むことを「プロポーズする」と言いますよね。この言葉はproposalから来ています。

提案する計画に対して、相手に意思決定を求めたり、承認を仰いだりする時に使う表現です。

[例文1]
It would be great if you could let us know what you think of our proposal by Thursday.
提案させていただいた内容について来週の木曜日までにご意見いただけると幸いです。
[例文2]
Our proposal has been accepted!
提案が通りました!
[例文3]
I’ve made a proposal and it would be great if we could go over it together.
提案書を作成しましたので一緒に見ていただければと思います。

状況を考慮して提案をする時に使う「suggestion」

suggestionはproposalと比べると控えめで、相手の状況を考慮して提案をする時に使います。

suggestionも「make」「put」「forward」などの動詞を付け加えることで「提案する」という意味になります。

[例文1]
Thanks for your suggestion. I’ll think about it.
提案ありがとう。検討してみるよ。
[例文2]
We came up with a good idea thanks to your suggestion.
あなたの提案のおかげで新しいアイデアが浮かびました。
[例文3]
I have a suggestion. Can I set up a meeting with you soon?
提案があります。会議を設定してもいいですか?

協力や援助を申し出る時に使う「offer」

offerは相手に対して何か協力や援助を申し出る時や、こちらから金額などの条件を出して提案を行う時に使える英語表現です。

offerはもともと「提案する」という意味で、make an offer(提案する)という表現もあります。

[例文1]
We’re planning to offer attractive benefits.
魅力的な福利厚生をオファーする予定です。
[例文2]
$200? The offer is tempting but I cannot make a decision today.
この商品が200ドルという提案は魅力的ですが、即決はできません。
[例文3]
We can offer our latest product at an even more affordable fee.
より安い価格で弊社の新製品を提案できます。

ビジネス的な提案をおこなう場合に幅広く使う「proposition」

propositionはビジネスの新コンセプトやパートナーシップなど、幅広くい意味で提案をおこなう場合に使われる表現です。

proposalほどの積極性はありませんが、suggestionよりは強い提案となります。

[例文1]
We made a proposition for a partnership to Gem Corp.
ジェム社にパートナーシップの提案をしました。
[例文2]
I have a proposition for a way to raise sales next year.
来期の業績アップのための提案があります。
[例文3]
In the first ten minutes of this meeting, I’d like to have Kenji go over his proposition.
本日の会議では、ケンジさんから提案があるので、お話いただこうと思います。

会議などで正式に採択された提案「motion」

motionは「動き」という意味ですが、「経営会議など改まった場でされう動議や提議」という意味で使われることもあります。

[例文1]
The motion failed, unfortunately.
残念ながら提案は却下されることとなりました。
[例文2]
Most board members seconded the motion.
ほとんどの役員が提案を支持しました。
[例文3]
A vote was called for the motion, and the decision was made through a show of hands.
提案に対して投票がなされ、挙手によって決議されました。

「提案する」を英語で表現する方法4つ:動詞編

先ほど紹介した表現は動詞をつけることで「提案する」という意味になります。

ここでは「提案する」という意味になる動詞を4つ紹介します。

  • 積極的な提案「propose」
  • 相手の意思・意見を尊重するニュアンス「suggest」
  • 相手の求めているものを提供する「offer」
  • 正式に採択された提案をする「motion」

積極的な提案や正式な提案「propose」

proposeはproposalと同様に、積極的な提案や正式な提案を意味する英語表現です。

相手に決定を求めるような強い提案を行う時に使います。

[例文1]
We are going to propose the idea in our meeting tomorrow.
明日の会議ではこの案を提案する予定です。
[例文2]
Let’s propose a different day.
別日を提案しましょう。
[例文3]
Based on thorough research, we’d like to propose an acquisition of either of these companies.
入念な調査を元に、これら2社のうちいずれかの買収を提案いたします。

相手の意思・意見を尊重するニュアンス「suggest」

suggest(提案する)は、相手の意思・意見を尊重するニュアンスで使われます。

「こうするのはいかがでしょう?」くらいの、アドバイスのようなニュアンスでよく使われる表現です。

[例文1]
I’m going to suggest having the welcome party at a new restaurant nearby.
近くにできたレストランでの歓迎会を部長に提案するつもりです。
[例文2]
I’d like to suggest that we all go home early today.
今日はみなさん早めに帰宅することを提案したいと思います。
[例文3]
I’ve been suggested that I take a look at a few properties near here.
この近くの物件をいくつか提案されたので、検討しています。

相手の求めているものを提供する「offer」

offerは名詞での使い方と同様に、相手の求めているものを提供する時、金額などの条件を出して提案する時に使える表現です。

[例文1]
If you’re interested in the property, why don’t you make an offer?
この物件が気に入っているんだったら、試しに買値を提案してみたら?
[例文2]
He offered to sell his laptop for 300 dollars.
彼は300ドルで中古のノートパソコンを買わないかと提案してきました。
[例文3]
When you negotiate a business partnership, it’s essential to make an offer that benefits both parties.
提携を提案するときは、双方にメリットのある提案をすることが大事です。

 

正式に採択された提案をする「motion」

motionは「正式に採択された提案をする」という意味で使います。

[例文1]
The negotiations were intense, and the negotiators motioned for a brief recess to regroup.
交渉が難航したため、交渉人たちは休憩を取ることを提案した。
[例文2]
The executive committee motioned to approve the budget proposal for the upcoming fiscal year.
執行委員会は、来る会計年度の予算提案を承認するように動議しました。

「〜はどうですか?」と提案するフレーズ5つ

「提案」や「提案する」の英語表現は、カジュアルな会話のなかではこれまで紹介した単語を使わずに相手に提案することもあります。

ビジネスシーンでもプライベートでもよく使われるフレーズを集めましたので、例文と一緒に覚えてみてください。

  • What about〜? / How about~?(〜はどうですか?)
  • Why don’t you〜? / Why don’t we~?(〜してみてはいかがでしょう?)
  • Why not〜?(〜してみてはいかがでしょう?)
  • You should / We should〜(〜すべきです)
  • You might want to〜(〜した方がいいかもしれません)

What about〜? / How about~?(〜はどうですか?)

What about〜? / How about〜?はどちらも「〜はどうですか?」という意味となりますが、微妙にニュアンスが違います。

  • What about~? :「〇〇はどう?」
  • How about~?:「〇〇はどう?」「〇〇するのはどう?」

 

[例文1]
A: Should we go ahead and have the meeting today, or do you want to postpone it?
結局今日ミーティングはどうしますか?延期しますか?
How about postponing it, since everyone’s out of the office today.
今日はみんな外出してしまっているので延期しましょう。
[例文2]
A: How about if we have lunch together?
今日一緒にランチを食べませんか?
B: Sounds good. I found a new restaurant just a few minutes from here.
いいですね!最近会社の近くに新しいお店を見つけたんですよ!
[例文3]
A: Let’s get going.
そろそろ行きましょうか。
B: What about Jack? He’s still cleaning up.
ジャックさんは?まだ片付けをしていますよ?
[例文4]
A: Did you invite Jane?
明日は懇親会ですね。ジェーンさんは誘いましたか?
B: Of course! What about Jack? Let’s invite him too.
もちろん!あと、ジャックさんも誘いませんか?

Why don’t you〜?/Why don’t we~?(〜してみてはいかがでしょう?)

「〜してみてはいかがでしょう?」というニュアンスの他、「〜しようよ!」「〜しない?」という前向きな、軽い提案に使います。

[例文1]
A: Why don’t we go shopping this afternoon?
午後は買い物に行かない?
B: I was thinking the same.
私も買い物したいと思ってた。
[例文2]
Why don’t we take a break for five minutes? We’ll be back at 10:45.
ちょっと休憩を挟みましょうか。10:45に戻ってきましょう。
[例文3]
That will probably look really good on you. Why don’t you try it on?
すごく似合いそう。試着してみたら?
[例文4]
I’m not feeling great today.
なんだか今日は体調が良くありません。
B: Why don’t you take the day off? I can cover for you if there’s anything urgent.
明日は休んだらどうですか?急ぎの仕事があればやっておきますよ。

[例文5]
A: Why don’t we have dinner together after work?
A: 今日仕事が終わったらご飯に行きませんか?
B: I have a lot to do tonight. Why don’t we go out tomorrow?
今日はちょっと色々やることがあって。明日はどうですか?

Why not〜?(〜してみてはいかがでしょう?)

Why don’t we / Why don’t you の略です。

[例文1]
There might be something we overlooked. Why not take a look at it again?
何か見落としがあったのかもしれません。もう一度見返してみるのはいかがでしょう?
[例文2]
I’m going in the same direction. Why not go together?
私も同じ方向に行くところです。一緒に行くのはいかがですか?
[例文3]
This looks like the perfect job for you. Why not apply?
このお仕事はすごく合ってそうですよ。応募してみては?

You should / We should〜(〜すべきです)

You should / We should〜は直訳すると「〜すべき」ですが、会話の中では「〜した方がよいよ」「〜しないと損だよ」というニュアンスで使われることが多いです。

「You should」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

参考記事:「した方がいい」を英語で言う7つの方法 | 表現によっては上から目線に?

[例文1]
A: What do you think I should wear tomorrow?
明日は何を着ればいいかな?
B: Short-sleeves will be fine during the day, but you should bring a jacket or something. It says it’s going to be cold in the evening.
半袖でいいと思うけど、ジャケットか何か持って行くべきだよ。夕方から寒くなるみたい。
[例文2]
A: Should I take the train or drive to your place?
あなたの家まで行くには電車と車どちらがよいかな?
B: You should drive here. I live quite far from the nearest station.
車の方がいいですよ!最寄駅から結構距離があるんです。
[例文3]
A: Shouldn’t we get started with our assignments?
研修の課題にもう取りかかったほうがいいんじゃない?
B: We should, but I just don’t feel like it right now.
わかっているんだけど、やる気がでなくて…。
[例文4]
We should start planning for the next year soon.
そろそろ来年の計画を立て始めた方がいいですよ。

You might want to〜(〜した方がいいかもしれません)

相手に軽く提案したい時に使えるフレーズです。You shouldは、知見のある人がない人に向かって言うニュアンスがあるため、やわらかく提案したい時はこの表現を使います。

「〜するといいかも」というようなニュアンスとなります。

[例文1]
You might want to check this book out if you’re studying English. I can lend it to you.
英語の勉強をしているならこの本を読んでみるとよいかもしれませんよ。よかったら貸しますよ。
[例文2]
We might want to leave early tomorrow. It’s a weekend so the traffic might be heavy.
明日はちょっと早く出た方がよいかも。週末だから渋滞しそうだよね。
[例文3]
A: It’s been a while since we heard that they were thinking of implementing a new system. I wonder if they have made any progress.
新しいシステムが導入されるって聞いてもうしばらく経ちますけど、あれはどうなったんでしょう?
B: It was announced this morning. You might want to read the memo.
今朝発表されていましたよ。告知を読んでみては?
[例文4]
A: They haven’t replied yet.
まだメールの返信が来ないんです。
B: You might want to make a call if you’re in a hurry.
急ぎなら電話したほうがよいかもしれませんね。

「提案」にまつわる英語表現

「提案」にまつわる英語表現を紹介します。日本語には提案、提案資料、提案書など様々な表現がありますが、英語ではどれも単純に Proposal でOKです。

・よい提案 / Good suggestion

[例文]
That’s a good suggestion. I think I’ll do that.
それはとてもよい提案ですね!その案を使わせていただきます。

・提案資料 / Proposal

[例文]
I’ve made some changes in the proposal.
提案資料に多少変更を加えました。

・提案内容 / Proposal

[例文]
We’ll consider your proposal within our team.
本日いただいた提案内容を持ち帰って、弊社で検討いたします。

・提案書 / Proposal

[例文]
We’ll send everyone our proposal by email soon.
提案書はのちほどメールで皆さま宛にお送りいたします。

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「提案」「提案する」の英語表現 まとめ

「提案」「提案する」の表現は、どの英語表現を使うかによって積極性が変わってきます。

イングリッシュスピーカーはあまり意識することなく使い分けていますが、これは実践で使う機会が頻繁にあるからです。会話の場面に身を置けば置くほど感覚的に適切な英語が使えるようになります。

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