英語のリスニング力が向上する5つのコツを解説!まずは聞き取れない理由を知ろう

英語のリスニングが苦手な理由は、単語や文法がわからない以外にも発音ルールや、文化的背景の知識不足があります。

また、英語を後ろから訳す癖も英語のスピードについていけない要因です。

今回は、オンラインビジネス英会話のビズメイツで英語教材プログラムを開発している日系カナダ人のHika Itoが、効果的にリスニング力を向上させる勉強法をお伝えします。

リスニングとヒアリングの違いや、映画で英語を学ぶ良し悪しなども解説します。

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英語のリスニングが聞き取れない理由とは?

英語のリスニングが聞き取れない理由は以下の5つです。

  • 最低限の単語や文法を知らない
  • スピードについていけていない
  • 発音ルールがわかっていない
  • 文脈や文化的背景への理解が足らない

順番に見ていきましょう。

理由1.最低限の単語や文法を知らない

わからない単語の羅列を何度聞いても聞き取れるようにはなりません。

発音された英語のスクリプト(英文)を見ても、何が書いてあるのか分からない場合、まずは最低限の単語や文法の知識を身につける必要があります。

まずは、基本となる中学レベルの単語と文法をザっと学習しなおすことから始めましょう。

そのうえで、自分に必要なボキャブラリーを足していくことをおすすめします。

理由2.スピードについていけていない

ゆっくり話してもらえば理解できるのに、速くなると聞き取れないという場合は英語脳ができていないことに原因があります。

リスニングでは、単語も文法もいちいち日本語に訳していては、早い段階でスピードが追いつかなくなります。

英語を英語のまま理解する英語脳を育てなければ、ネイティブのスピードにはなかなかついていけません。

聞き取れない単語や言い回しを、実際に何度も使うことで、日本語に訳さずとも英語のまま理解できるようになります。

また、日本の学校教育の英語を巻き戻して訳す癖が、リスニングでは弊害となります。

リスニングでは、リーディングと違って巻き戻して訳す時間はありません。

英語の語順のまま、前から前から意味をとっていく癖をつけたいですね。

理由3.発音ルールがわかっていない

英語には日本語にない音がたくさんある上に、以下のようなルールがあります。

  • 単語1つずつにアクセントがある
  • 音声変化(リエゾン)がある
  • 強弱がある
  • イントネーションがある

これらを意識して単語を覚えたり、文を聞いたりする必要があります。

特にリエゾンは、学校英語では習わないことが多いので実際の会話の中で慣れていく必要があるでしょう。

リエゾンの音の連結・脱落・同化のルールを知っているだけで、かなり聞き取りやすくなるはずです。

理由4.文脈や文化的背景への理解が足らない

日本人がよく使う「すみません。」は、謝罪の意味でもありますが、「ありがとう」と感謝の意味で使うことも多いです。

しかし、日本人が多用する「すみません」の英語訳は、必ずしも「I’m sorry.」にはなりません。

例えば、エレベーターでちょっと肩がぶつかった場合には、「I’m sorry.」ではなく、「Excuse me.」を使います。

また、エレベーターで先に乗った人が後の人のために「開」ボタンを押してくれている場面でも、日本人は「すみません」と言います。

しかし、英語ではこういった場合、「Thank you.」を使うのが普通です。

謝罪の意味での「I’m sorry.」は、真剣に謝りたい場合に使われ、日本人の感覚で連発していると、「あなたは、何も悪くないよ。」と、相手を焦らせてしまうかもしれません。

このような文化的な背景を理解していないと、その場に合った英語を選んで使うことができず、相手を混乱させたり、うまくコミュニケーションがとれなかったりします。

その国の文化を学ぶことも、コミュニケーションスキルをアップさせる大きな助けになってくれます。

英語のリスニング力を上達させるためのコツ

英語を勉強する女性

リスニング力を上達させるための具体的な5つのコツは以下の通りです。

  • まずはゴールを定める
  • 英単語・英文のボキャブラリーを増やす
  • 英語のまま理解するようにする
  • 発音を理解する
  • 読み上げられた全てを理解することは諦める

順番に見ていきましょう。

コツ1.まずはゴールを定める

まずは、どの程度まで聞き取れるようになりたいかゴールを決めましょう。

日常会話レベルなのか、ビジネス英語レベルなのか、TOEICや英検などの資格試験に必要な程度なのか。

ゴールによって、学ぶ単語も英文のレベルも変わるので、もちろん選ぶべき教材も変わります。

コツ2.英単語・英文のボキャブラリーを増やす

ゴールを決めたら、英単語と英文のボキャブラリーを増やしていきましょう。

その際、ただ単語や英文の意味を理解するのではなく、「リスニングで聞き取れるかどうか」をゴールにしてください。

自分が聞き取れる音は、自分が発音できる音です。

単語や英文を覚えるときは、必ず音も一緒に覚えます。

CDなどで、音声が確認できるテキストを選んで学習しましょう。

また、自分のボキャブラリーにするというのは、会話中ですぐに出てくるレベルです。

それには、毎日の会話の中で使ってみることが1番の近道になります。

コツ3.英語のまま理解するようにする

日本の学校教育で染みついた英語を日本語に訳す癖は、リスニングでは弊害になります。

なぜなら日本語と英語は語順が違う言語なので、日本語に訳すとなると、英語を最後まで聞く必要があるからです。

それでは、通常のスピードの会話は、訳す前に流れていってしまいます。

そこで、英語は英語の語順のまま前から理解していく必要があるのです。

リスニングでは、聞こえてきた順番に英語のまま聞き取る訓練をしてみましょう。

コツ4.発音を理解する

英語には、日本語にない音がたくさんあります。

英語の音を理解し、発音できるようになることで、やっと聞き取れるようになります。

単語単位で覚えるときは、必ずアクセントと発音記号を意識しましょう。

文単位で覚えるときは、リエゾンやイントネーションを意識しましょう。

リエゾンやイントネーションは、実際に使っているところを聞くのが1番効果的です。

なお、発音については下記でも詳しく解説しています。

ネイティブのような英語の発音は大切か?4つ発音ルールを解説

コツ5.読み上げられた全てを理解することは諦める

全てを聞き取れなくても、内容の60%を聞き取れれば、言いたいことはだいたい掴めます。

全て聞き取ろうと意気込みすぎて、聞き取れなかったところで頭が真っ白になってしまう経験は、誰しも経験があるのではないでしょうか。

気負わずに、どこを強くゆっくり話しているのか、今聞こえてくる英語に耳をすませてみてください。

コミュニケーションツールとしての英語であれば、相手の言わんとしていることがわかればOKなのですから、最初から全て聞き取ろうとしなくても大丈夫です。

英語のリスニングの具体的な練習方法

英語の本を読む女性

リスニングの具体的な練習方法は以下の3点です。

  • ディクテーション
  • 英文の音読
  • シャドーイング

順番に見ていきましょう。

ディクテーション

個人的には、リスニング力向上のために勉強をするというのはおすすめしません。

なぜなら英語というのは勉強するものではなくて、習慣にしてしまうのがベストだからです。

ただ、それには会話の相手が必要ですよね。

1人でもできるリスニング力向上の方法はと聞かれたら、ディクテーションが効果的だと考えます。

ディクテーションとは、音声の英語を聞き取り、一語一句全てを書き取る学習法です。

実際の音声を聞いて、英語を書きとってみると、聞き取れない場所が出てくると思います。

次に、聞き取れなかった場所のスクリプト(英文)を確認します。

すると、リエゾン(音を繋げて発音したり音が脱落したりする法則)や、イントネーションを理解できるようになります。

こうして英語特有の法則を知っていくことで、段々と聞き取れるようになりますよ。

1人で勉強した後は、普段の会話の中でどの程度効果があるのか試してみることで、モチベーション高く英語学習を継続できます。

英文の音読

人は自分が発音できる音しか、聞き取れません。

聞き取るためには、その音を正確に発音できる必要があります。

そこで、音声そっくりに音読する練習が大切になります。

また、音読することで単語と文法の知識が英語のままインプットされるので、英語を前から前から理解していけるようになります。

すると、リスニングでも巻き戻さずに、聞こえてきた順番で理解できるようになります。

このように音読はリスニング力アップに大きな効果があります。

シャドーイング

最後に、シャドーイングを行いましょう。

英文は見ずに、音源の後0.5秒ほど遅れて、音声を追いかけて発音します。

シャドーイングは日本人が苦手な、音声と意味を結びつける効果があると同時に、発音がうまくなることで、リスニング力もアップします。

なかなか最後まで言えない場合は、また音読に戻ってから再度挑戦してみましょう。

学習教材の選び方

英語学習教材には以下のようなものがあります。

  • 書籍
  • 英会話スクールなどの教科書
  • スマホアプリ
  • youtubeなどの動画コンテンツ

それぞれの効果的な活用法についてお伝えします。

書籍

リスニング力を上げたいのなら、自分のレベルに合ったリスニング用の書籍がおすすめです。

音声付き、スクリプト付きの書籍を選ぶようにしてください。

一度音声を聞いてみて、聞き取れなかった所は、スクリプトを見て確認します。

全体の意味が理解できたら、ディクテーションや、シャドーイングに挑戦しましょう。

また、発音に特化した書籍も、英語特有の発音が学べるのでおすすめです。

初心者ならフォニックスから学習できるものを選びましょう。

こちらもCDなどで音声が確認できるものがいいです。

自分が発音できる音は、聞き取れるようになることから、何度も練習することが大切です。

英会話スクールなどの教科書

英会話スクールなどの教科書は、4技能をまんべんなく伸ばして、総合的に英語力を伸ばせるよう作成されています。

また、自分のレベルに合ったものや、目標に合わせた教科書を用意してくれるので、実践に活かしやすく、学習の効果を感じやすいのも嬉しいポイントです。

やはり、アウトプットありきでインプットしていかないとモチベーションを保つのは難しいです。

目標があって、それに向かって高いモチベーションを保ちながら学習できる方が身にもなりやすいですよね。

私たちビズメイツでは、受講生のレベルに応じた実践的なオリジナル教材を無料で用意していますので、リスニング力を上げたい方は是非ご活用ください。

スマホアプリ

リスニング力を鍛えるのにアプリを活用するのもいいですね。

無料のものもたくさんあるので、気軽に始めやすいのも嬉しいポイントです。

気を付けたいのは、自分に合ったレベル、目標達成の助けとなってくれるアプリを選別することです。

例えば、資格試験合格を目指している人は、それ専用のアプリを使った方がいいです。

どんなレベル、目標の人も確認しておきたいアプリの機能は、以下の点です。

  • 音声の速度調整ができるか
  • 字幕付きなど、スクリプトが確認できるか
  • リピート再生機能などは充実しているか

上手に選べば、効率的に学習していけますよ。

youtubeなどの動画コンテンツ

最近では、youtubeでも沢山の人が英語学習に関する動画をアップしていますよね。

映画のワンシーンからリスニングを学べるものや、フォニックスを一から教えてくれるものまで、たくさんのコンテンツがあふれています。

自分の興味のあるものが見つかるはずです。

楽しいだけで終わらないように、ただ視聴するだけでなく、アウトプットすることを前提として視聴することが大切です。

覚えた後は、会話の中で何度も実際に使うことで、ボキャブラリーになります。

私たちもビズメイツチャンネルというサイトで、動画教材を無料で提供しています。

基本的には、ビジネス向けの単語やフレーズを紹介するチャンネルですが、発音もしっかり学べるようになっています。

週3回更新していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

英語のリスニング力を鍛えている人によくある疑問

英語への疑問点

リスニング力を上げたい人によくある疑問をまとめました。

  • リスニング力はどのくらいの期間で上達する?
  • 洋画や洋楽の聞き流しでも効果はある?
  • ヒアリングではなく、リスニングという理由は?

ビズメイツが考える観点からお答えします。

リスニング力はどのくらいの期間で上達する?

リスニング力の上達には、あなたが英語を話すことに積極的なアクティブ・ラーナーであるかどうかが大きく関わってきます。

そのため一概にどのくらいで上達するとは断言できません。

留学もせず日本国内でネイティブレベルの英語を身につける人がいる一方で、外資系企業で働いていても英語が苦手という人もいるのです。

短期間でリスニング力をアップさせたいなら、英語を使う機会を見逃さないアクティブ・ラーナーである必要があります。

身近に英語環境がない人は、PCやスマートフォンがあればオンラインレッスンで、1レッスン当たり数百円で外国人と毎日話すことができます。

現代の日本は英語であふれており、誰でも英語を話せる環境が作れるのです。

洋画や洋楽の聞き流しでも効果はある?

音楽や映画の中で使われる英語は、普段の会話で使われるものとは大きく違います。

スラングやジョークも多く使われており、海外生活を長く経験していないと理解できないものも多いです。

よって、音楽や映画での学習はリスニング力を上げるという意味では、とてもレベルの高い教材だということです。

ただ英語学習の動機づけになったり、エンターテイメントとして英語を楽しむにはとても良いです。

ヒアリングではなく、リスニングという理由は?

ヒアリングもリスニングも大意は同じ「聞く」ですが、「hear」のほうは、自然に「耳に入ってくる」という意味です。

そのため、耳が正常に聞こえているか計測するテストを「ヒアリングテスト」といいますよね。

「listen」は、「耳を傾けてよく聞く」というニュアンスがあり、「理解しようと聞く」という意味です。

ですので、英語の聞き取りの場合は、「ヒアリング」ではなく、「リスニング」と言われるのですね。

リスニング力向上に大切なこと

リスニング力を向上させたいなら、まずはアクティブ・ラーナーになることです。

英語を使う機会を逃さず、積極的に英語を使う姿勢がリスニング力ならず英語力向上の近道です。

また、教材選びは、自分の目標やレベル、興味に合ったものを選ばないと楽しくないので続きません。

ビズメイツでは、5段階のレベル分けと細かいランク分けで、あなたにぴったりの教材でレッスンができます。

英語を使う機会が身近にない方でも、1レッスン1コイン以下と低価格で英語に触れる機会が作れますよ。



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  • 英語学習法

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