「広報担当」は英語で何と言う?PR活動に役立つ英語表現も紹介

ビジネスにおいて、広報や宣伝といった言葉は頻繁に使用されますよね。英語で仕事をする際にも同様に頻出する訳ですが、「広報」に関する英語表現は沢山あるので注意が必要です。

そこで、本記事では「広報担当者」を表す英語表現や、広報担当者が知っておくと役立つ英語表現を例文とともに紹介します。ぜひ参考にしてください。

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「広報担当」を表す英語表現3つ

「広報」とは、企業や団体などの組織が、以下のような情報を組織内外に広く発信する活動のことです。

  • 社会に提供する商品やサービスの情報
  • 組織として推進する新たなビジネスの取り組み
  • 会社のビジョンや運営方針

広報活動は、社会と良好な関係を構築するために行われます。

「広報担当」を表す英語表現は、以下の3つです。

  • 「広報」の名刺に使われる一般的な表現「public relations」
  • 「宣伝担当」のニュアンスをもつ「publicist」
  • 「代弁者」を意味する「spokesperson」

例文とあわせて、それぞれ確認しましょう。

「広報」の名刺に使われる一般的な表現「public relations」

名刺上で「広報」の肩書きを示す際にも使われる一般的な表現が「public relations」です。日本語のコミュニケーションでも使われる「PR」は、「public relations」の略語にあたります。

海外のビジネスシーンでも「PR manager(広報担当マネージャー)」と、省略されて使われる場合もあります。

「public relations」を使った例文は以下のとおりです。

[例文]
私は〇〇社の広報担当です。

I am in charge of public relations at 〇〇 company.

また、広報に関連する部署名の英語表現もおさえておきましょう。

  • 広報課:public relations section
  • 広報部:public relations department

自分の役割にあわせて、名刺交換や自己紹介の際に活用してみてください。

「宣伝担当」のニュアンスをもつ「publicist」

「publicist」も、「広報担当」を意味する英語表現です。「公共」や「公衆」を表す「public」がもとになった表現で、広く社会と関わる意味合いをもちます。

「publicist」は「広報」だけでなく、「宣伝担当」のニュアンスも含んでいます。そのため広報のシーン以外に、組織の活動内容や商品の特徴を消費者に向けて宣伝する際にもぴったりな表現です。

[例文]

私は商社の広報担当になる予定です。

I am supposed to be a publicist in a trading company.

「代弁者」を意味する「spokesperson」

「広報担当」を表す英語表現として、「代弁者」を意味する「spokesperson」も挙げられます。

「代弁者」には、ほかの誰かに代わって話をする人という意味があり、会社の代表として情報を発信する「広報担当」を示すようになりました。

「spokesperson for ~」で、「~の広報担当者」を意味します。

対象となる人の性別によって、以下のように表現が変わる場合もあるので知っておきましょう。

  • 男性:spokesman
  • 女性:spokeswoman

[例文]
出版社の広報担当から連絡が入った。

We got contacted by the spokesperson of a publishing company.

広報は大きく分けて3種類!それぞれの英語表現

企業内の広報は、大きく以下の3種類に分けられます。

  • internal public relations(社内広報)
  • external public relations(社外広報)
  • investor relations(投資家向け広報)

それぞれ具体的な役割をカンタンに解説したうえで、英語表現と例文を紹介します。同じ広報とはいえ英語表現の仕方は大きく異なるため、自分が当てはまる種類を中心に確認してみてください。

internal public relations(社内広報)

「社内広報」は、英語で「internal public relations」と表現します。

会社で働く従業員に向けて企業理念や経営方針に関する情報を伝えるのが、internal public relations(社内広報)の役割です。

社員の意識統一により、

  • 社員のモチベーション向上や
  • 組織の活気づけ

などの成果が期待されます。

[例文]

社内広報の一環として、毎週メールマガジンを配信しています。

We subscribe to email magazines as part of internal public relations.

external public relations(社外広報)

「社外広報」は、英語で「external public relations」と表現します。

会社の外に向けて情報を発信するのが、external public relations(社外広報)の役割です。

社外への情報発信により、

  • 企業や商品の認知度向上
  • 社会との良好な関係構築

などが期待できます。

「社外広報(external public relations)」は、「社内広報(internal public relations)」と対になる役割です。使われる英語表現や例文も大きく異なるので、しっかり確認しておきましょう。

[例文]

会社の評判を良くするために、社外広報活動が必要です。

External public relations activities are necessary to improve our company’s reputation.

investor relations(投資家向け広報)

投資家や株主に向けて活動するのが、投資家向け広報です。投資家向け広報は、英語で「investor relations」と表します。「IR」を指す言葉です。

投資家向け広報は社外広報とは違い、投資判断に役立つ情報の発信が求められます。企業の経営や財務の状況を発信して、投資家からの支援を仰ぐのが主な役割です。

[例文]

投資家向け広報活動を強化して支援者を集めましょう。

Let’s gather our supporters by enhancing investor relations activities.

広報以外にも、さまざまな役職や部署名の英語表現を以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。

関連記事:自分の役職は英語で何?役職や部署名を表す英語を一覧表で紹介

広報担当者が知っていると役立つ英語表現と例文7選

広報担当者が知っていると役立つ英語表現として、以下の7つを紹介します。

  • PR activities(広報活動)
  • awareness(認知)
  • media(媒体)
  • report(報道)
  • dispatch of information(情報発信)
  • interview(取材・インタビュー)

広報業務を進めるなかで頻出する英単語やフレーズを覚え、仕事に役立てましょう。

PR activities(広報活動)

「広報活動」は英語で「public relations activities」と表現します。「PR activities」と省略して表現される場合が多いです。

言葉どおり広報に関する取り組みを表すため、広報担当者と切り離せない言葉です。社内での会議や報告などで使う場面もあるでしょう。

[例文]

今後ますます、広報活動に力を入れていく予定です。

We plan to focus more and more on PR activities. 

awareness(認知)

広報活動と密接に関わる「認知」という言葉は、英語で「awareness」と表現します。社会の人々にどの程度自社を知ってもらえるかを測る「認知度」「知名度」を表す際によく使われる表現です。

広報活動は会社の認知度アップに大きく貢献します。認知は広報業務で必ず使う表現のため、使いこなせるようになっておきましょう。

[例文]

積極的な広報活動によって自社の認知度が上がった。

Aggressive PR activities have increased awareness of our company.

media(媒体)

「媒体」を示す英語表現は「media」です。日本語でも「メディア」と見聞きする場面が多いため、身近な表現に感じる方もいるのではないでしょうか。

日本語でも「メディアリレーション」などと言われるように、広報活動において、媒体との良好な関係構築は重要です。広報担当者であればメディアを使った英語表現を覚えておく必要があります。

広報活動での発信内容がどれだけ社会に広まるかは、新聞やテレビなどの媒体がいかに情報を拡散してくれるかにかかっています。

[例文]
プレスリリースの内容が多くの媒体により拡散された。

The press release was spread by many media channels.

report(報道)

「報道」は、英語で「report」と表現します。広報活動で発信した情報がメディアに取り上げられて報道されれば、企業の認知度向上につながります。

広報担当者として情報拡散を狙う上で、広く報道されやすい発信や働きかけは重要です。

[例文]

メディアにより広く報道されたので、今回の広報活動は成功と言える。

Since it was widely reported by the media, this PR activity can be considered a success.

dispatch of information(情報発信)

広報担当者の主な仕事は、情報を広く発信することです。「情報発信」は、英語で「dispatch of information」と表現します。

企業の認知度向上やイメージアップは、継続的な情報発信が原点です。広報活動の現場で「情報発信」をうまく表現できるよう例文もおさえておきましょう。

[例文]

継続的な情報発信によって、自社の認知度が上がってきた。

Through the continuous dispatch of information, our company’s awareness has increased.

interview(取材・インタビュー)

広報活動と大きく関連する「取材」や「インタビュー」は、英語で「interview」と表現します。

情報発信のために、社外から取材を受ける場面もあるでしょう。海外の媒体からインタビューを受ける機会もあるかもしれません。例文もおさえておきましょう。

[例文]

来週、海外のIT情報誌から取材を受けることになりました。

We will be interviewed next week by an international IT magazine.

英語を勉強して広報活動に活かそう

企業の広報担当者の方、これから海外に向けて広報活動をする予定がある方は、英語を勉強して広報活動に活かしてみてはいかがでしょうか。

広報担当として海外でのビジネスに関わる予定・機会がある方はとくに、積極的に英語を勉強するのがオススメです。

高い英語力を身につけておけば、国内だけでなく海外にも情報発信ができたり、海外からの取材に対応できたりするなど、広報担当としての活躍の幅が広がるからです。

自社のサービスや製品を日本の魅力のひとつとして海外にアピールできるなど、自身が世界に対して発信力をもつ人材になれるチャンスが得られるでしょう。

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英語の勉強方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

関連記事:英語の勉強は結局何をすればいいの? 具体的な勉強法を解説!

まとめ

本記事では、広報担当の英語表現や広報活動で使われる英語の例文を紹介しました。

「広報担当」を表す一般的な英語表現は「public relations」ですが、以下のように具体的な役割によって表現が変わるのでおさえておきましょう。

  • internal public relations(社内広報)
  • external public relations(社外広報)
  • investor relations(投資家向け広報)

海外のビジネスシーンで広報活動に携わる予定・機会がある方は、本記事で紹介した広報活動に役立つ英語表現や例文を一通り確認してみてください。グローバルな広報担当者としてスムーズな英語のコミュニケーション・情報発信ができるようになりましょう。

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